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新たな面倒ごと

俺に攻撃してきたやつは囮だ。ほぼ確実にな。あんな下奴に単体でこんな衆人環視でなんか出来るとは思えない。

「さて、戻りましょうか。」

「だね。」

風で舞い上がりモニカの結界で守りを固める。

「この移動方法良いですね。」

「まぁ、俺の魔力の関係で2人が限界だけどね。」

城に戻り報告をする。

「言われた通り裏口の辺りに3人潜んでたよ。」

「やはりな。」

「そいつらは今縛り付けて吊るしてあるわ。」

「ありがとうございます。」

捨てても良い手袋とエプロンを借りて装着する。

「何するんだい?」

「ん?拷問だけど・・・」

そう言いながら1人の顔を殴りつける。

ゴッ!っと言う音と共に殴られた男は後ろに倒れる。

「起きた?今から拷問するけどここ汚れたらアレやし移動するぞ。」

そう言って引きずりながら地下の監獄まで連れて行く。

扉を開けて中に放り込む。

階段が有る為そこまで重くは無いのだが、顔は腫れ上がるわ体中血まみれになるわで酷い状態になっている。

そこに水魔法で水をぶっかける。

「どうだ?少しは目が覚めたか?」

声にならない声で何か言っているようだが聞き取れない。

一応猿ぐつわも外してやる。

バシャッ! そう言うと同時にまた顔面に水をかけてやる。

ビクッとして目を開けたようだ。

目線があったところで今度は胸倉を掴み持ち上げて壁に叩きつけた。

「仲間の数は?」

何も言わないので蹴り付ける。

「仲間の数は?」

さらに黙るので足を捻ってへし折る。

「ぎゃあぁぁ!!」

「仲間の数は?」

「ぐっ・・・!」

「痛いよな、急にこんなことされて答えられねぇよな。」

「あ、あぁ・・・」

返答を聞くや否や頭を掴んで頭を壁に叩きつける。

「お前知らないわけねぇだろ早く答えろや。」

さらに数回打ち付け頭から血が出始める。

その度に体を跳ねさせ痛みを訴える。

意識を失ったようなので再び水を掛ける。

そして再び壁に打ち付けた後、足を踏みつける。

そんなことを何度か繰り返しているうちに仲間の名前と人数、作戦を口にした。

踏みつけていた足をどける。

「はい、良くできました。ほら、せめてもの慈悲だ。」

そう言って治療魔法をかける。傷が塞がり出血も止まる。

最後に口を無理やりこじ開け回復薬を流し込んだ。

これで喋れるだろう。

しかし目は虚ろである。

もう一本飲ませようとすると首を振った。

嫌なのかと思ったが、もう飲みたくないらしい。

仕方が無いので雷魔法で眠らせてやった。

「さて、後2人。」

そう言って後ろに縛り付けてある奴らを見る。

涙を流しながら首を振っている。多分何されるか想像したんだろう。

猿ぐつわを外して話せるようにする。

「話す!全部話す!!」

「さ、話して?」

そう言うと堰を切ったように話し出した。

内容としては、先ほどのやつとほとんど変わらなかった。

しかし、そうなるとまた面倒な問題が出てくる。

「リーダーの人格を植え付けた奴らが3人いてそいつらは魔族領で魔人と人間を交配させて兵隊を作ってるか・・・」

こうなったらもう魔族領に行くしかないのか・・・流石に今すぐ行くわけにはいかない。

ドカン!! 扉が破壊され兵士が入ってくる。

いきなりすぎる出来事だが、俺も2人も兵士の動きを見切っていた。

俺は兵士の横をすり抜けて背後から首に手刀を入れる。

「この刺青・・・」

まさかここにも潜り込んでたとはな。

「《炎骸戒》」

高熱で一気に焼き尽くす!腕と足を一本づつだけだが。

「正直に話したら治してやる。」

これは一息ついてる暇ねぇな・・・

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