表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/115

想定外

捕獲に向けて体勢を整えた直後、下から壁がせり出してきた。

「うお!」

「危ねっ!」

各々飛んでかわす。

「あちゃー上手いこと分断されたな。」

「だね。」

最後に見えた感じ俺とセイカさん、モニカとレティシィさん。そして勇者様だ。

こりゃちょっと想定外。

「ふっふっふ。君たちの頭である賢者と勇者が分断された。どうでる?」

・・・ん?こいつまさか勇者様がブレインだと思ってる?

「ぷっ・・・すまない。」

セイカさん声震わせて笑い堪えてるじゃん漏れてたけど。

「と、おふざけもここまでのようだ。」

奥から改造された人間が出てきた。魔人血を流し込んで無理やり強化したのか。

「むごいな。」

「あぁ。早く解放してあげよう。」

「参考までに『恩恵』お聞きしても?」

「私の『恩恵』は『思考共有』有り体に言えば念話だよ。」

念話か。かなり強力な能力だ。

「条件は名前と顔を知っていて尚且つ実際に会話したことある人間で効果範囲は1km程だ。」

結構縛りはキツいけどこの状況においてはこれ以上ない。

「じゃあ作戦の伝達お願いします。」

「任せたまえ。」

この状況で出来るのは・・・

レティシィさんとモニカの所は攻守ともに最強クラスだから問題はない。

勇者様は・・・1人でも十分だろう。

問題はこっちだ。俺もセイカさんも後方支援型だ。

「どうすっかねぇ。」

「援護なら任せたまえ。」

それは俺もなんだよなぁ・・・

まあいいか。

俺は掌を相手に向ける。

「《フラッシュ》!」

相手は目で俺たちを捉えてる。ならば目を先に潰してからだ。

「セイカさん耳塞いで。」

俺の指示通り耳を塞ぐ。

雷魔法で加速して相手の横に飛び込む。

「スゥゥゥ・・・《ボイスインパクト》!!」

音魔法を声に乗せて拡散させる。

耳元でこの声量を受けたら耳もタダじゃ済まない。耳から血を流している。

「ここまで来たら少しは攻撃通りやすくなるだろ。」

そのまま腹部に蹴りを入れる。

入った!と思った瞬間に吹っ飛ばされていた。

くそ痛えぇ・・・ 俺のいた場所にはもう既におらず、後ろから殺気を感じた。

咄嵯に反応してガードしたがそれでもダメージはある。

「ぺっ!成程『恩恵』か。《攻撃反射》いや、《弾性》かな。」

殴られた時の感じ生物の体にしては柔らかいし反射された感じもない。

「これは・・・」

「魔法だね。」

近接をやめて魔法に切り替える。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ