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不穏

割れた水槽から小さな子供が出てきた。

「・・・」

確かめるように手をグーパーと動かし首を傾げた。

「なん・・・だ?」

その声は俺たちに警戒心を抱かせ戦闘体制に入らせるには充分な不気味さだった。

不味いぞ、このチームは探索優先で組んだから人間相手ならまだしもこのバケモノ相手だと・・・

「《メテオブラスト》!」

全体の魔力から数値にして5を消費して光魔法を叩き込む技だ。

「ほう、面白い・・・なんだ?」

腕が消し飛んでる。

「お前魔人族だな?」

「そうだが、この身体はなんだ?」

・・・あくまで仮説だけどコイツまさかだけど死んだ魔族でこの子供の身体に乗り移ってるのか?

だとしたら相当厄介だ。

ただこの感じまだ魂が身体に定着してないな。

「多分殺すなら今だ。レイラ、レイサ行けるか?」

「大丈夫・・・」

「私も。」

2人とも既に臨戦態勢に入っている。

良かったここが地下室で。周りに壁もあるお陰でやり易い。

「喰らえ!!」

大きな声を出し剣を振りかぶる。そして殴られる。

痛い。死ぬほど痛いけど・・・下準備完了だ。

「痛えなこの野郎!!《怨鎖》!!」

《怨鎖》は自分の怒りと怨みが強いほど相手を縛る力が強くなる魔法だ。

アイツを縛り付けていたはずの《怨鎖》は消えた。

そして俺の腕は無くなっていた。

一瞬何が起きたか分からなかった。

だが直ぐに理解した。

あいつに斬られたんだ。

「ぐっ!!」

「ユウさん!!」

「モニカはそこで2人守っててくれ。これは自分で治す・・・」

《治療》を使い傷を塞ぐ。

これは本格的に不味いぞ・・・

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