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修羅場

気が付くとベッドの上だった。

隣には心配そうな顔したメイリアがいた。

あぁまた気絶したか。情けねぇな。

魔力尽きた後の頭痛と吐き気が無い・・・シャリアさんの『恩恵』か。

俺が起き上がるとメイリアから水の入ったコップを手渡される。

ゆっくり飲んでるとノックの音と共にレティシィさんが入ってきた。

「ほら、リシルスに言われて食べ物持ってきたわよ。」

「ありがとうございます。」

「それにしてもアンタ情けないわね。」

「それは申し訳ないです。」

あんなハイペースで支援魔法使い続けたら魔力無くなるの普通だと思うんだけど。まぁ言っても仕方ないか。少しでも魔力量が増えるようにもっと鍛えないと。俺は貰ったサンドイッチを食べながら今後のことを考える。

「うし、少しは回復した。」

「にしても倒れた直後によくそんな食べれるよね。」

「そう?」

たしかに俺は昔から体調崩しても食事は食べる量減らなかったなぁ。

俺達はサンドイッチを平らげ、飲み物を飲みながら一息つく。

さっきよりだいぶマシになった気がするけど、魔力回復するまでまだかかりそうだな。

すると扉がノックされ、モニカとシャリアさんが入ってきた。

「あ、目覚めたんですね。」

「まぁね。シャリアさんもありがとうござます。」

「気にしないで。」

俺達が話しているとモニカがキョロキョロし始めた。何か探してるのか? そして部屋の中を見渡して目が合ったのは何故か俺の横でくつろいでるメイリアだった。

おいおい、まさかこの流れって。

モニカはニッコリ笑って近づいてくる。

俺の顔を見ると嫌な予感しかしなかった。

「私たちが心配してた間に随分楽しそうなことしてますね。」

俺は慌てて言い訳をする。

「なんで横にいるの!?」

「広いベッドだしいーじゃん。」

「ほら、モニカに誤解されてるから!」

「えい!」

メイリアが腕を組んでくる。

「ちょ!?」

柔らかい感触が! やめろ、当たってんだよ! それを見て更に不機嫌になるモニカ。

何この状況。誰か助けてくれ! 結局、シャリアさんがなんとかしてくれて事なきを得た。

あの後、シャリアさんにもからかわれるし・・・

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