余暇
やっぱ魔道具を素材から作るの難しいな・・・1から作るより付与して魔道具にする方がいいな。
そうして四苦八苦していると部屋をノックされた。
「はーい。どちら様・・・」
そこにいたのはサヤさんとユーリィさんだった。
「えっと・・・」
「晩御飯よ、全員揃わないと食べられないから呼びに来たの。」
「あ、もうそんな時間ですか。」
集中してたらすぐ時間経つな・・・
「何してたの?随分集中してたね。」
「魔道具の作成を・・・」
「へー、自分で作れるんだ。」
俺にとっての有意義な暇の潰し方だしね。
「まぁ、一芸特化の簡単なやつなら誰でも作れるんで・・・」
「そうなの!?今度教えて!!」
「えぇ、まぁ機会があれば是非。」
本当かどうかわからないから社交辞令的な感じで流しておく。
「貴方本当に器用よね。」
「割と不器用な方ですよ。何回も繰り返して慣れたらある程度出来るようになっただけで。」
「そう、この前くれた魔道具も役に立ったわ。」
「それはありがとうございます。」
役に立ったようで良かった。
そんな雑談をしながら食堂まで歩いていく。
食堂には既に全員が揃っていて僕を待ってくれていたみたいだ。
「いや本当に遅れてすみません。」
席に座るとすぐに食事が運ばれてくる。
うん、美味い。
他の人達も満足げに食べている。
明日は海か。ソフィーさんとメイリアの水着・・・破壊力ヤバそうだな。
「あ、ユウ今エッチなこと考えてる。」
「ちょ!」
メイリアが茶化さないで普通にいうと信憑性増すし本当に考えてたから反論もできない。
くそ!サヤさんの視線が痛い!! その後しばらく僕の心労が続いた夕食となった。
そして翌日。
朝ごはんを食べ終わる頃に迎えが来たので皆荷物を持って外へと出る。
今日も快晴で絶好の海日和である。
「うへぇ、溶けそう。」
各々海で遊び始めた。
周り見ても武器持ってるの俺らだけだな。
「なんで武器持ってるの?」
「冒険者の癖です。」
一緒に来たミリネさんに聞かれたので答える。
俺は剣と魔道具数個持ってきた。
一応何かあった時用に持っている。
「ユウさん!!泳ぎましょー!」
モニカはしゃいでる。あ、こけた。
よし、たまには俺も全力で遊ぶか!!




