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懸念

師匠の墓参りを終えて、最後に村のみんなに挨拶して別れた。

リンは離れようとしなかったけど・・・

「いやぁ、色々もらっちゃったね。」

「良かったですね、ソフィーさん。ぶどう酒とりんご酒貰えて。帰ってからにしてくださいね。飲むの。」

「私のこと酒乱か何かだと思ってませんか!?」

ソフィーさんがぷりぷりと怒っているけど、酔った時のソフィーさんは・・・

「あはは・・・」

「モニカちゃん!?」

モニカもフォローできず苦笑いを浮かべてる。

「今日はもう寝るだけで明日は海ですよ!海!」

「だねぇ。この時期だと1番気持ちいいだろうね。」

でも朧気だけど俺が2歳くらいの夏頃に海でシーサーペント出た記憶あるんだよなぁ。その時は村に来ていた冒険者と自警団でなんとか追い払ったはずだけど。

その日から10年以上目撃事例ないから大丈夫だと思うけど・・・

「あ、ユウ今私たちの水着想像したでしょ〜!きゃー!エッチ〜!」

俺が暗い顔で考え込んだのを察知したのかメイリアが空気を明るくしようとした。冒険中はメイリアのこういう所助けられる。でももう少し何かなかったかな。ユーリィさんがゴミを見る目で見てるんだけど。

「最ッ低・・・」

ユーリィさんってこんな声低かったっけ?

「ちょっ、あの!別に想像してないんですけど・・・」

「ふふ、冗談よ。貴方が暗い顔した時はメイリアが茶化して空気を明るくしてるのでしょう?乗っただけよ。」

あれが演技だったのなら王都の劇場でメイン張れるだろ・・・王都の劇場入ったことないから知らんけど。

そんなやりとりをしながら歩いてるうちに宿に着いた。

レイラもレイサも途中で寝たから俺とユニさんで運んだ。山登りは慣れないからか疲れたのかな。村でもはしゃぎ回ってたし。

そして俺は1人部屋と。さっきまで騒がしかっただけに寂しいな。

あとは飯食って寝るだけか。少し時間あるし魔道具でも作るかな。

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