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合宿準備

はー何もせずゴロゴロするのなんかいつぶりだろうか。9歳くらいを最後にずっと何かしてた気がする。

「あれ?ユウさんもう準備終わったんですか?」

モニカが部屋に入ってきて声をかけてきた。何の準備だろう。

「んー?何のー?」

「ほら、来週の合宿ですよ。」

「そんなのあったっけ?」

「Aクラス限定で海に行って魔法の特訓をするってやつです。」

「?」

「話聞いてなかったんですね。はい、これが必要なものです。」

そう言ってメモを渡される。

えーっと、着替えに下着、水着これって結局合宿という名のご褒美旅行じゃないのか?

「これってアレやん遊びに行くってことか。」

「ユーリィさん曰く初等部から学院までのAクラス限定で毎年行くらしいですよ。ご褒美的なやつって言ってました。」

ふむ、俺以外のみんなは楽しみにしてるみたいだな。

まぁ話聞いてなかった俺が悪いけど。

「まぁ着替えと水着と下着カバンに詰め込んで・・・っとはい終わり。」

女の子は色々と大変なのかモニカもソフィーさんも色々迷ってる。

「メイリアは随分早いな。」

「服も下着も水着も特にこだわりないからね。」

何着ても似合うもんな。メイリアは。

「あ?そう言えばここ全員Aクラスだよな?家の番どうすんの?」

「リーシャちゃんの所の使用人が何人か来てくれるらしいよ。」

「お前貴族様をちゃん付けって。」

何だ俺以外みんな知ってんのかい。


合宿のことを忘れかけてたらもう当日になった。

「全員で馬車に乗るからすげぇ数だな。」

「戦争仕掛けてるみたいだね。」

「発想が怖い。まぁわからんでもないけど。」

「そう言えば馬車の割り振りってどうなってんの?」

「原則学年男女別々ですよ。」

うん、勇者様と同じ馬車にならなきゃ俺終わった。

「一年、男子誰か女子と同じ馬車で頼む。」

そうじゃん俺含めたら男子奇数だから誰か浮くじゃん。

「はい!!俺が!」

元気な男が立候補する。

「ずるいぞ!!俺が!!」

「うるさい、えーっと、メイリア、モニカ、サヤ、ユーリィ、ミリネで話し合って男子決めてくれ。」

ここになったら楽だけど・・・

「じゃあ、ユウでお願いします。」

ユーリィさん!!!ありがとう!!!

「チッまたアイツかよ。」

「クソが」

なんか言われてるけど矛先がこっち向く前に馬車に乗り込もう。

「あ、すみません、お邪魔します。」

「久しぶりー!元気だったー?」

サヤさん元気だなぁ。暑いのにくっつかれると余計暑くなるから控えてほしいけど。

「すみませんお邪魔しちゃって。」

ミリネと言われた生徒に頭を下げる。

「ううん!全然良いよ!むしろ話してみたかったから嬉しい!!」

この子いい子だ。俺のフォローだけじゃなくて前からの興味がやってきたからって俺が気にしない様に言ってくれてる!

「ありがとうございます。」

ここから12時間ぶっ続けで移動する。山と海しかない町に行くそうだ。馬の疲労凄そう。

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