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客人

長期休暇後半そろそろ学園の課題を仕上げないと・・・

「ご主人・・・友達が家に来たいって・・・」

「んー、あぁ好きに呼んで良いよ。」

「ありがとー!!」

俺の答えに喜んだレイラが質問してきたレイサより先に飛びついてきた。

今日の午後来るらしい。いや、来るの確定してたんかい。と言ったら家がダメなら外で遊ぶつもりだったそう。こんな小さい子達を外で遊ばせるのは不安が勝つわ。まぁ俺より断然強いけど。

軽くもてなせる様にユーリィさんにもらった紅茶を入れてこの前買った砂糖菓子を皿に盛り付けて置いた。

馬車の音が聞こえた。多分来たな。

「初めまして・・・ユウさん!?」

おぉ、これはこれは・・・

「お久しぶりです、リーシャ様。お元気な様で何よりです。」

ドラゴン討伐した際俺たちをD級に昇格させることを掛け合ってくれた子爵様の娘だ。

「ここから結構離れた土地のはずですが何故ここに・・・?」

「私も王立魔法学園の初等部に通っていますので!」

初めて会った時は随分引っ込み思案な感じだったけど心開いてくれたのかな。

「レイラとレイサと仲良くしてくれてありがとうございます。」

「いえ、お二人から冒険の話を聞かせてもらって私も楽しく過ごしてるので。」

リーシャ様子爵の娘なのに俺みたいな平民相手にも丁寧に話してくれる。どっかの馬鹿な伯爵のガキに爪の垢煎じて飲ましてやりたいわ。

その後俺も混ぜてもらってお茶を飲みながら雑談した。

そして気付いた時には日が落ちかけていたため食事を作ろうとしたらどこから現れたか知らんけどリエルさんに止められた。

「私がお作りします。」

「あ、ありがとうございます。」

ビビった。今日家には俺とレイラとレイサ、そしてユニさんしかいない。

モニカとメイリアはユーリィさんの家で女子会してる。

ソフィーさんは学院で研究だそうな。

つまり俺以外全員女性である。あ、それは元からか。でもモニカたちと離れたことあまり無かったから緊張はしてる。

俺は大人しくソファーに座って待つことにした。

しばらくすると台所の方からいい匂いが漂ってきた。

その後リエルさんの料理に舌鼓を打った。

帰り際見送りをした際にリーシャ様から懐中時計をもらった。子爵家の紋章が入ってるから何かあったら使ってくれとのこと。子爵様からの先行投資かな。一応叙勲された身の俺に先に唾をつけたのは自分だとアピールするための。《勇気の恩寵》として受け取った。俺個人では使わない。勲章もパーティ全員で貰ったものだし。

あ、今日課題やってないや。

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