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エンカウント


よく寝た。でも地面は流石に硬いな。全身バッキバキだ。

「おはようございます。朝食出来てますよ。」

「ありがとう。」

パンを水で流し込み出発の準備をする。

メイリア寝ぼけ過ぎて服脱いでるじゃん。何してんだよ。ごちそうさま。

「よし、行くか。今日で引き返すからできる限り深く行こう。地下4階までは探索されてるから5階を目指すか。」

「そうね、5階である程度聖遺物とか漁ったら帰りましょうか。」

ユーリィさんも同意してくれた。

「じゃ、しゅっぱーつ!」

メイリアにセリフ取られた。

昨日と同じようなペースで進んでいき2時間ほど経った頃、ゴブリンが現れた。

だが様子がおかしい。なんかでかいのだ。

ホブ・ゴブリン? いや違うな。もっと大きいぞ。ホブ・ジェネラルあたりかな?

「《ライトニングブレード》」

「おー首綺麗に取った。」

「昨日いい所なしだったからね。」

ふふん!と鼻を鳴らしながら得意げな顔をする。ユニさん結構お茶目なんだよなぁ。

「昨日のブラッドスネイクは防御主体のユニさんと相性悪かったから仕方ない。」

そんな雑談をしながら先に進む。するとまた同じようにホブ・ゴブリンが出てきたが今度は3体出てきた。

しかしそれはユーリィさんとレイサとレイラ難なく討伐しさらに進む。

その後も順調に進み昼休憩を挟んで午後からも問題無く進んだ。そしてとうとう地下5階にたどり着いた。

「お、早速なんか入ってそうな箱だ。」

「トラップかも知らないだろ。まず軽く魔法当ててから確認しないと。」

メイリアが風魔法で吹き飛ばすが特に何も起こることはなく、中から杯や指輪が出てきた。

「これは・・・毒塗られた痕跡とかはないし瞬間的に能力あげるタイプの聖遺物かな。」

聖遺物は物により役割があり杯は大抵杯に注いだ液体をバフ効果のある液体に変質させる。たまに猛毒に変えるやつもあるけど。

「この指輪は・・・魔力は特にないわね、多分普通の遺物ね。」

「でもすごいですよ、この指輪。金に金剛石の豪華な仕様です。」

うへぇ高そう〜。でもこれは魔道具に加工しやすそうだな。

「これはユウに預けとく。他にもあった指輪あげる。」

「何故俺に・・・」

「これ魔道具に加工した方が良くない?」

「んじゃあ預かっとくけど。」

そういうことなら納得だ。

その後は宝箱を見つけては中身を回収しつつ探索を続けていく。

「しっ、なんか居る・・・」

結構でかい。

「これは・・・この階のボスですね。」

遺跡は大抵自分の宝を奪われまいと強力なモンスターを置いている場合が多い。

このモンスターが居るってことは下の階層はまだ未開ってことか。

「よし、このまま逃げても見つかるだろうし戦おう。」

「だね、作戦はどうする?」

「・・・・・・よし、モニカは回復と結界で守備を頼む。ユーリィさんはモニカを守ってくれ。ユニさんは敵のヘイトを稼いでください。俺とソフィーさんで嫌がらせして意識を割いて緩んだところをレイラとレイサが削ってくれ。ある程度削ったらメイリアがトドメを頼む。」

みんなわかったと返事をし戦闘態勢に入る。

相手はドラゴンモドキ。正式な名前はヘルスネイクだったかな。ドラゴンのような翼が生えているけど見掛け倒しで飛ばない。ただ炎を吐いてくる。その炎がドラゴンのブレスと間違われたことからドラゴンモドキの名前がついたとか。

一回戦ったことあるけどキツかった。でも今のパーティなら行ける!

「作戦開始!!」

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