遺跡へ
よし、ポーションに食料、その他諸々準備完了!
「じゃあ出発するか!」
遺跡に向かい歩き始めた。ここから歩いて2時間ほど。途中から砂漠地帯に入るから途中で脱落する冒険者も多い。
「こまめに水飲めよ。」
「それにしても暑いわね・・・」
「あぁ。お、見えてきた。」
「随分と大きいわね。」
「そうだな。でもあの遺跡上にも大きいけど地下もあるんだ。そして地下の方が広い。」
これが難関と言われてる理由だ。俺の魔法である程度探索はできるが何があるかまではわからない。
慎重にいくしかないな。
「さてと入り口には着いたがまだ先は長いぞ。休憩挟みながら行くか。」
「えぇ。そうしましょう。」
こうして俺達は遺跡に入った。
広いな・・・なんかジメジメしてるし。
「どこから行くの?」
「ちょっと待って。」
風魔法の応用の音魔法を使って周囲を調べる。
「お、あっちの部屋になんかあった。」
「何があるの?」
「いや、そこまではわからん。」
とりあえず向かってみることにした。何かあった時のために臨戦態勢に入っておく。
「ユニさん!上だ!」
ユニさんは盾を構えて塞ぐ。
そこにいたのは赤黒くデカい蛇だった。
2メートルはある。
「ブラッドスネイクか。厄介だな。」
「どうします?」
「前衛組はモニカと一緒に結界に入ってくれ。あいつの鱗は硬いから攻撃が通り辛い。」
「てことは。」
「私たちの出番ですね。」
ソフィーさんとメイリアが前に出る。
「・・・よし、メイリア雷魔法。この部屋が崩壊しない程度の威力でね。ソフィーさんは俺と一緒にメイリアが雷魔法打つ前に風魔法で鱗何枚か剥がしましょう。」
「えぇ。任せてください。」
あいつの鱗は温度変化に弱い。氷魔法と炎魔法を交互に当てて緩くなったところを剥がす。
「作戦開始!」
メイリアが魔力を練り始めた。