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出発

テストも終わり長期休暇に入った。故郷に帰ったり旅行に行ったりする生徒もいる。俺たちは遺跡探索だけど。

「じゃあ向かうか!遺跡!!」

まずは遺跡の近くにある街に入り宿を取って準備をしないと。

「目指すはラオンだね。1番遺跡に近いし、割と治安もいいし!」

メイリアの言う通りラオンに向かう。ラオンは遺跡を探索する冒険者の宿泊や遺物の買取武器の販売で主に経済を回してる。

「そういえば、レイラたちは行ったことある?」

「私は無いです。」

「私も・・・」

「私もないかなぁ。」

そんな話をしながら歩いたらと馬車乗り場に着いた。

「遅いわ。」

「すみません。ちょっと寝坊しまして。」

メイリアが。

馬車に乗り込み席に着く。こんな広い馬車中々乗れねぇぞ。流石公爵家の娘ユーリィさん。

「そういえばユニさんは遺跡探索は初めて?」

「うん。昔から剣の稽古ばっかしてたから。」

なるほどな。でも剣術が得意なら今回の攻略はかなり有利かもしれない。

しばらく進むと門が見えてきた。

「おー公爵家の紋章入ってるから楽々通過できた。」

流石に貴族様だからか、顔パスだった。

ここからは3日位馬車の旅だ。

「暑い・・・」

「メイリアさん、氷魔法お願いできますか?」

「ほいほーい!」

メイリアが氷魔法で馬車の中を冷やしてくれる。

「メイリア様様だなぁ。」

さっきまで暑さでだらけてたみんなも涼しくなって元気になったみたいだ。

「おー他にも結構馬車居るなぁ。」

「同じこと考えてるんじゃない?まぁ私たちの方が先に進むだろうけど。」

メイリアは自信満々である。

今日はこの辺で野宿かな。

「さぁ、飯にしよう。」

食料はソフィーさんの停止魔法で悪くならないようにしてある。調理器具などはマジックバッグに詰め込んできた。

「スープとパン、そして肉。」

「肉の量おかしくないかしら?」

「肉だ!」

「お肉・・・」

俺とレイサとレイラはもう肉が主食である。オークの肉は脂身が少なく食べやすい。味付けは塩のみだが十分美味しい。

夜になり交代で見張りをする。

最初は俺、次はソフィーさん、最後はメイリア。明日はまた他の人がローテーションする。

俺はテントの中で横になる。

ふぅやっと寝れる・・・

そのまま眠気に身をゆだねる。

ん・・・何か聞こえる気がする・・・ 叫び声?いや違うな・・・これ悲鳴だ。

このまま寝たら俺らも襲われる可能性あるよな・・・。

「全員!装備つけて!今から悲鳴のした所まで行って確認しよう!魔物がいたら戦闘に入る!」

あー流石に何も起きずに済むことはないよな。腹括らなきゃ。

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