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B級撃破

あのババアはB級だけあって強い。

「よし、先ずは横の3人片付けるか。《土壁》」

俺と大柄の男

メイリアとババア

ユーリィとモニカとデブ女

あと1人の男

に分けた。

「随分舐められたもんだな。テメェらクソガキなんぞ片手で十分だ。」

大柄な男と向き合う。剣を持ってないところを見るに拳で戦うタイプか。

「ステゴロがお好みか?付き合ってやるよ!!」

顔面に向けて拳を叩き込む。

「面白い!!」

大ぶりで殴ってくる。その拳を手で受け止める。

「ぐ・・・あっ・・・」

「お、回ってきたな。なるほどその巨体でそのスピード。さては魔法で心臓早めてたな?」

俺もたまにやる。ただ普通に危ないから長い時間は使えないけど。

「て、テメェ・・・何しやがった・・・」

「筋弛緩剤だよ。安心しなよ死なないから。ただ筋肉が弛緩して半日くらい動けなくなるだけだ。」

ソフィーさんと協力して作った針先の薬剤だけで動けなくなる超強力なやつ。

誰がこんなやつとステゴロでやるか。

「どうやって・・・」

「手のひらで拳受け止めたろ?手の皮に薬剤塗った針仕込んでたんだよ。」

「卑怯モンが・・・」

「おー冒険者がそんな甘ったれた事言うとは思わなかったな。お前の悪い噂よく聞いたけど自分はいいんだ。ここに致死性の毒針あるけどいる?」

「や、やめ・・・」

「はい!ざくっと!」

泡吹いて倒れた。流石に致死性の毒針なんか使わねぇよ。思い込みって怖いねぇ。

親玉のババアはメイリアが魔法で囲い込んでる。さっき思い通りに倒せたのに今は上手くいかなくてイラついてるな。

メイリアは1人でも負けない。

ユーリィさんとモニカもそろそろ終わらせそう。

さっきの相手は油断してたから針刺せたけど警戒してる相手に針を刺すのは至難の業だ。

「《光よ》」

光魔法で極大光線を放つ。ちなみに見せかけだけのハッタリだ。

よし、避けた。

「《爆裂斬》」

爆破魔法で剣に勢いを乗せて切り付ける。

案外いけるな。この作戦。

筋弛緩剤の針をぶち込んで縛り上げて、土壁を解除する。

「さぁ、ババア。残るはテメェだ。」

「くっ・・・私たちにこんなことして《天領の民》が黙ってないわよ!!」

「は?勝手に学園の敷地入って生徒に暴行を加えたことは棚上げか?」

「うるさいわね!私は雇われたのよ!!」

「もういい。ここで死んどくか?」

「うわぁぁぁ!!!」

魔法を滅多撃ちしてくる。

モニカの結界で防ぎきれたけど。

そろそろ勇者の出番か・・・

木の上に視線を送り上から下に手を振り下ろす。

ババアが上を見るが勇者は横から切り伏せた。

「バーカ。誰が馬鹿正直に位置教えるかよ。」

ババアが血の流しすぎで倒れる。

治療を使って傷口を塞いでやる。

3本くらい筋弛緩剤塗った針刺してやろうかな。

一応周りを見渡すがまだ残党はいないようだ。

そして時間が来た。タイムアップのブザーがなる。

あーらら。旗取れなかったな。まぁ、仕方ないか。

とりあえずは終了だ。

にしても《天領の民》ってなんなんだ・・・

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