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編入試験

編入試験に向けて死ぬ気で勉強した。


レイラとレイサは何とかギリギリまで詰め込んで及第点に届いた。かくいう俺もモニカとソフィーさんに相当教えてもらった。てかメイリアなんなんだよめちゃくちゃ頭いいじゃねぇか。ユニさんもユニさんで頭良いし。


「よし、そろそろ行くぞ」


俺達は荷物を持って馬車に乗り込む。


「魔法学園の過去問売ってて良かったな。」


「ですね。対策のしようがないですし。」


編入試験を受けるために王都へ向かった。


「じゃあ終わったらここ集合ね。」


俺とモニカ、メイリアは高等部レイラとレイサは初等部ユニさんとソフィーさんは魔法学院の方に

行った。


結構編入希望いるんだなぁ。周りに執事みたいなのを置いてる奴が結構いる。


まずは筆記試験。魔法の歴史とか過去の勇者の伝説とか聞かれたけどこの程度なら大丈夫。


問題は実技試験だ。


まずは的当て。これ自体は大丈夫なんだ、大きい的に当たるだけだから。飛距離を試すだけだか

ら。問題はその後の教員との勝負・・・モニカとメイリアは案の定余裕だったらしい。というかメ

イリアに至っては的ごとぶち壊したから模擬戦はパスらしい。


「模擬戦かぁ。嫌だなぁ。」


俺の戦闘スタイルはサシに向いてないんだよなぁ。


「ふん、君みたいな平民にはこの学校は合わないんだよ。」


「どちら様ですか?」


なんか偉そうな貴族風の男がいた。


金髪で髪が長く身長が高いイケメンだ。そして取り巻きっぽい女を4人連れている。


「僕は伯爵家の次男!今の勇者が居なければ僕が勇者だと言われていたんだ!君のような下賤な者

とは違うんだよ!」


そう言って高笑いをする。うわぁ、めんどくさ・・・


あ、俺の番だ。行かないと。



「勝たなくても良いから君の実力を充分に見せてくれ。」


「はい!」


審判をする教員が開始の合図をした。


俺は光魔法を発動し一点に向けて・・・


「《フラッシュ》!!」


光を激しく点滅させ一瞬視界を奪う。


身体強化魔法をかけて間合いを詰めて思い切り殴る。


「かっっった!!!」


「動きは悪くないが、まだまだだな。」


「《穿光》」


足を狙い光の魔法を放つ。


流石に避けるか・・・もっとデカイ的の相手を削る時に使う魔法だからなコレ。


決まるかどうか一か八かだけど・・・


「《雷動》」


雷魔法を体に纏わせて高速で移動する。しかしコレだけでは遅い。そこで『制約』だ。決められた

ルート以外を動かない代わりにさらに加速する。


「ほう、中々いい動きをする。」


先生は剣を抜いて構える。


まだだ。もっと、もっと加速しろ。


『制約』を解除して上空へ飛ぶ。


「《重化》」


落下速度を上げる。


「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」


硬化魔法で拳を固めて落下する。


避けられた時の保険のために《加速ボード》を発動の用意をする。踏んだ時一回だけ加速できる魔

法だ。


いけるか?!?!行くしかない!!


ドンッ!! と鈍い音が響く。当たった感触があった。


地面に着地して砂埃が舞う。


「いててて・・・」


先生は?倒れてんな・・・てことは・・・


「勝った!!」


ガッツポーズをして喜びの声をあげる。


周りを見ると皆ポカンとしていた。そりゃそうだよな、こんな戦い方誰もしないもんな。


でもまぁこれで文句言われても無視すればいいか。


「いたた・・・」


流石にB級に近いくらいに育て上げる機関の教師だ。強い。ほとんどダメージ残ってない。


俺もちょっと痛かった。


ちなみにモニカは結界で相手の体力と魔力が切れるのを待ってから魔法を打ち込んで勝ったらし

い。

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