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ダンジョンの町スティア到着

次の町、スティアに向かう馬車に乗り込んだ。


「そこまで遠くない町だし2日くらいで着くかな。」


「ですね、何より馬車が格安で取れてよかったです。」


俺たちと一緒に出た馬車は5台。


スティアのダンジョンを目指して移動する冒険者が多いから馬車を大量かつ安価で出してくれる店

があってよかった。最近カツカツだし。


「最近噂で聞いたのですが・・・」


ソフィーさんが話し出す。


「今から抜ける森にオークの群れが出るらしいですわ。」


「オークか。そこまで苦戦するわけないと思うけど。」


でもオークの肉美味いんよなぁ。


「お客さん、今日はこの辺で野営します。」


御者のおじいさんが俺たちに告げる。


「夢中で話してたらもう結構経ってましたね。」


「ねー。」


モニカとメイリアも楽しそうでよかった。


「じゃあテント張るか。」


俺とメイリアでテントを張っている間にモニカとソフィーさんが食事の用意、レイサとレイラ、ユ

ニさんは夜に使う焚き火用の薪を集めてくれてる。


「流石にテント3つも張ると腰にくるな。」


「わかる。私も腰が痛くなっちゃった。」


テントは大きいのを二つと小さいのを一つ。女性陣が大きいのを使い俺が小さいのを使う。


食事を作るのに時間がかかるそうだし夜の警備のために少し寝ておくか。


最初は俺とレイサ。そして次にモニカとソフィーさんとユニさん、最後はメイリアとレイラのロー

テーションで夜の警備をする。


良い匂いがして目を覚ますと食事の用意ができていた。


「おはようございます!ちょうどできた所ですよ。」


「ありがとう。モニカ。」


食事を済ませて焚き火をし夜間警備の準備を始める。


他の冒険者パーティも酒を片手に夜間警備をしている。


交代の時間になり皆を起こしていく。


メイリアを起こしたらなぜか抱き着かれた。完全に忘れてたメイリアの寝相の悪さ。モニカも抱き枕にされてたし。


交代して眠りにつく。


特に問題もなく時間は過ぎていき朝になった。


起きてきたみんなと朝食を取り出発する。


途中休憩を挟みながら夕方前にはスティアに到着した。


ダンジョンがあるだけあって賑やかな町だ。


宿屋に入り部屋を取る。今回は全員個室だ。


ダンジョン攻略は明日以降にしよう。回復薬等を買い込まないといけないし。回復系の魔法は魔力

消費が多く連発はできない。



「そういえばモニカってどこまで回復魔法使えるの?」


ふと気になって問いかける。回復魔法は《治療》《治癒》《回復》の3つがある。


《治療》は傷を塞ぐだけでダメージは残る。


《治癒》は傷を治すことができるがダメージは残る。


《回復》は完全に傷を治しダメージも残らない。


俺が使えるのは《治療》だけだ。


「私は《回復》まで使えますよ。」


まじか、流石【聖女】の肩書きを王国から貰えただけある。


「じゃあ明日は必要なものを買う事にしよう。」


ダンジョンを踏破するためには周到なくらいが丁度いい。

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