追放された支援術師〜着いてきてくれた仲間たちと最強を目指す〜

支援術師たち2

魔道具の作成に勤しんでいる。各々のセンスが溢れていて面白い。そして、一通り作り終えた後、それぞれの作った物を見てみる。

まずはリリスの魔導具だな。

「これは？」

「この指輪に魔力を込めたら全ての攻撃に15秒間雷魔法が発生します。」

なるほど。確かに便利そうだ。しかし、雷魔法の威力も抑え目でそこまで強いものではないらしい。

次はユウナだ。

見た目的には先程の指輪と変わらないようだ。

「これは？」

「魔力を込めると刃が出てきます。込める魔力量によって長さや硬さが変わります。」

「これは良いな。これをリリスの魔道具と組み合わせたらかなり良い武器になる。」

そう言うと2人は嬉しそうな顔をする。

他にも様々な魔導具を作っていたようで見せてもらった。どれも凄い性能だったが、1番驚いたのはカリナが作った魔導具だった。

「え？なんて？」

「魔力込めたら剣から斬撃飛ばしてその斬撃に毒が付与される。」

殺意たけぇ・・・。

まぁ、これがあれば大抵の敵には勝てるだろう。

みんな思ったより頭が柔らかい。俺のイメージではもっと硬い感じだったんだけどなぁ。

「さ、ある程度できたな。あとは実践あるのみ！適当にゴブリン捕まえて試してみようか！」