カッシュ
カッシュは諦めずにまだ突っかかってくる。
「おい!決闘だ!!!」
この阿呆は・・・何を考えてんだ。
ここで、俺が断ってもなぁ。少しだけ期待もしていた。ここでコイツに復讐できると。だが俺はその誘いを断ることにした。
「嫌だよバァーカ。」
「恥はないのか!?決闘申し込まれて断るとか流石ゴミだな!」
「お前の方が恥ずかしいだろ?ギャーギャー騒いでボス面して周りに威嚇して甘えてるじゃん。だっさ!ぼくちゃんママに構ってほちいんでちゅねー!」
俺の挑発に乗ったバカッシュの顔は怒りで真っ赤になっている。
何だか楽しくなってきたわ。 ここ最近ストレス溜まってたし丁度いい。決闘を受けてやろう。
「お前が俺に勝ったら合格にしてやるし俺が貰った作戦担当の地位やるよ。」
そう言って俺はその場から立ち去った。
そして後ろの方では叫び声を上げるバカの声を聞きながらほくそ笑む。
あいつは今頃、怒り狂っているだろう。
馬鹿め、まんまと罠にはまったな。アイツは怒ると動きが単調になる。そこを狙う。まあ、負ける気は全くしないけどな。
他の参加者の三次試験を終わらせてからカッシュとの決闘だ。あーあ勢いで受けたけど面倒になってきた。
「よぉ、逃げずに来たんだな。」
カッシュが俺を煽ってくる。コイツは馬鹿の一つ覚えみたいに煽ってくる。俺煽られても特に何思わないんだけどなぁ。事実俺そんな強くないし。
「そりゃ格下相手に逃げる必要ないし。」
俺も煽り返す。このカスは自分が負けないと思ってる。どんな目に合わせてやろうか。
「まぁ、俺追い出した後にモニカたちも出てって散々イキってたのに戦力は大幅ダウン。ざまぁねぇなぁ!!!」