表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

第1話 異世界からお姫様がやってきた。

第2作目で異世界ものを書いてみました。


今後の展開もいろいろ考えておりますのでよろしくお願いします。

 突然だが、君はお姫様を見たことがあるか? 俺は今非常に不思議な光景を見ている。

 目の前でフリフリのドレスを着ている女の子が、変な鎧を着た男たちに追われているからだ。

それも朝の5時からだ。


「私はもう王国に帰る気はないのです。放っておいてください!」


 と女の子が叫ぶと、鎧を着た男たちは苦しそうにゼイゼイと言いながら返事を返す。


「なりませんティリア様! 国王と王妃が心配しておられます。」


 鎧を着た男たちは、めちゃくちゃ疲れていた。とても重そうな鎧をガチャガチャと音を立てて走っているのだから当然だけれど。

 するとまた女の子が叫ぶ。


「私はお城の中で自由のない生活をするのはもう嫌なのです! どうか見逃してください!」


 するとまた鎧を着た男たちは返事を返す。


「なりません! ティリア様の身に何かあったらどうするのですか!」

「私は一人でも大丈夫です! それにニッポンは安全な国だと魔術ネットワークでググったのです〜」


 ...え?ググったの? てか魔術ネットワークって何? しかし、女の子と鎧の男たちを見ていると少し笑える。

 男たちは鎧を着ているので、動きは遅い。

 女の子もドレスを着てヒールを履いているので、男たちと同様に動きは遅い。

 つまり何が言いたいのかというと、女の子と男たちの距離が縮まらないのである。


 男たちもティリアと呼ばれる女の子を見逃してしまえば嫌が応にも諦めがつくのだろうが、全然距離が縮まらないので見逃すことはない。

 ティリアと呼ばれる女の子は男たちから逃げて、身を隠したいのだろうが、全然距離が縮まらないので、どこかに隠れてもすぐに見つかってしまうだろう。


 つまり、永遠ループなのでは?これ...いや! 体力の問題があるから、先にスタミナの切れた方が負けだ! と思ったのだが、男たちとティリアと呼ばれる女の子が同時に膝に両手をつきゼイゼイと休憩している。

 そしてまた、同時に走り出す。

 これをさっきから繰り返しているのである。


 すると、女の子が俺に声をかけてきた。


「さっきから見てないで助けてください!」

「え?いいんですか?あの人たち貴方のこと心配してそうですよ?」


 と俺が言うとティリアと呼ばれる女の子は頬を膨らませて


「良いのです! 貴方も男なら女の子が助けてを求めていたら、助けるものでしょう?」


 いや...自分から言うのかよ、と思ったが女の子をとりあえず助けることにした。


「わかったよ、で?どうすればいいの?」

「あの男たちから逃げたいのです!」

「つまり、どうすればいいの?」

「...それはどうにかして助けてください!」


 逆ギレかよ、と思ったが助ける事にしたので、なんとかしよう。

 俺は女の子をお姫様抱っこして走り出した。すると女の子はキャッと言って頬を赤く染めて、恥ずかしそうにしていた。

 後ろを追いかけてくる男たちは「待てー何者だ! ティリア様をどうする気だ! この悪党め!」と言いながら追ってくる。


 この辺りの道に詳しい俺は路地に逃げ込み男たちを巻いた。

 正直、男たちはもう既に鎧を着て走り回っていたので疲れていたのか、すごく追いかけてくるのが遅かったから楽に逃げられた。

 そして、少女を地面に立たせると俺は少女に質問した。


「君って一体何者なの? なんでそんな格好してるの? コスプレ? なんで追われてるの?」


 すると女の子は答えた。


「助けていただきましてありがとうございます。私はラピス王国の王女で、名をティリア・ラピスラズリと申します。」

「はい? 外国の方でしょうか?」

「うーん...外国というか...異世界から来ました」


 これが俺の平凡な日常とのお別れの日となることを、まだ俺は知らなかった。

 そして、この日から非日常の始まりだった。


読んでいただきましてありがとうございます。

異世界もの最近流行ってますよね〜私も異世界に行って見たいです。

でもベル○ルクとか巨人のいっぱいいる世界には行きたくないです。

次回は10/9位までに書きたいと思ってます。


哀れな私に、心の優しい誰かがブックマークと評価をつけてくれないかな...。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ