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ルシアの衆   作者: TATSUKI
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ルシアの衆 ~第5話 最後の晩餐~



今日の夜ご飯は鍋であった。お母さん曰く、そろそろお父さん(名前はサーハ)が帰って来るらしい。


「なんで今日はお父さん早いの?」


僕は疑問に思った。


「明日、シーラの卒業式でしょ。だから今日は早めに帰って来てってお願いしたの。」


「ふーん、そうなんだ。もう食べていい?」


卒業式だから早く帰って来るっていうのはよく分からなかったが取り敢えず僕はお腹が減っていた。そりゃぁ帰って来てずっと集中して調べていたからお腹は空く。


「じゃあ、先に頂きますか!」


「うん!」


「いただきまーす。」

「いただきまーす。」


ふと、お母さんはルシアの会についてなにか知らないだろうかと思い聞いてみた。


「お母さん、ルシアの会って知ってる?」


聞いた瞬間、お母さんは驚いたような表情をみせた。


「知ってるけど、どうしたの?」


なんと答えれば良いのかすごく迷う。

もしお母さんがルシアは邪魔な存在だと考えているならば「入りたい」なんて言ったら心配し怒られるだろうし…


「ルシアの会に入りたいんだ…」


僕は決断した。


「え、ほんと?」


「うん。」


「じゃあ、明日卒業式から帰ってき…」

ーーーガチャッーーー

「だだいまー。」


お母さんの言葉を遮る素晴らしいタイミングでお父さんが帰ってきた。


「おかえりなさい。丁度良かったわ。お父さん、シーラがルシアの会に入りたいって。」


すると、お父さんは驚きながら


「え?シーラ本当か?」


と聞いて来た。


「もちろん。」


「じゃあ、明日卒業式の後に連れてってやらないといけないな。」


「どこに?」


「まあ、楽しみにしてなさい。明日の事も21日のことも。」


「はーい。」


僕は渋々納得して夜ご飯を食べ終え寝る事にした。明日は卒業式である。


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