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ルシアの衆   作者: TATSUKI
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第1章 〜300年前の過ち〜



「僕らは皆---------」

___________________


ドンッ、、


今日もベットから落ちて目が覚める。時計を見る、まだ5時半だ。


「ったく、もっと寝かせろよ…」


もう一度ベットに横になり二度寝する。


ビビビビーーーーー、


目覚ましの音でやっと眠りの世界から脱出し現実へと戻ってくる。

今日は2125年3月18日木曜日、約束の日まであと3日である。


「朝ごはんできたわよ〜〜」


一階からお母さんの声がする。僕は眠そうにあくびをしながら階段を降りていくのであった。



僕はシーラ、15歳の中学三年生である。家ではお母さんとお父さんと3人暮らしで島に住んでいる。島といっても、大きさは東京都くらいで島の中だけでほぼ全てが成り立っている。そして国民全員に腕輪を付けることが義務付けられていて、付けている人が暴言を吐いたり暴力を振るったりすると腕輪がそれを感知して何故か本人は自然死するのである。それが暴力、暴言に値するかは腕輪が決める。又、治安維持法に違反すると治安保護官に捕まるか殺されるのである。



「いただきまーす」


今日は僕の大好物のココア揚げパンである。


「お母さん、21日ってどこに行くの?」


21日というのは家族との約束の日でどこかに連れてってくれるらしい。


「んー、内緒かなぁ。でも絶対驚くと思うよ。」


「なんで教えてくれないの?」


「こっちにも色々あるのよ。」


「ふーん、そうなんだ。」


お母さんが隠し事をするのはサプライズをする時か、本当に言うとマズイ時だからこれ以上踏み込むのはやめておいた。


「ご馳走様〜」


朝ごはんをたいらげ扉へ向かう。


「忘れ物はないー?」


「うん、大丈夫。」


「じゃあ、行ってらっしゃい。」


「行ってきまーす。」


僕は扉を開け家の外へ飛び出す。

僕の右腕では腕輪が光を反射して光っている。


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