進化したし飛んでみるか
修正しました
「ふぁ〜、よく寝た」
いや〜ほんとよく寝た気分だ。ん?視線高くね私。あー進化したからか。確か進化したら体長1.5mになるんだっけ。石ねずみちゃんたち目キラキラしながらこっち見ててかわいい。でも待って前よりもこの子たち大きくなってない?
「「進化おめでとうございます」」
「え、話せるの?」
「私たちも名前をもらえたので進化できました。声帯もはったつし、夢の中でおじいさんからスキル『言語理解』をもらったので話せるようになりました」
「レベル最大でもないのに進化できたの?」
「はい、種族や個体によって進化条件は変わるようです」
「へー、そーなんだ。答えてくれてありがとう」
それにしてもしっかりしてるなー。だけどムサだけど、他の2体に対して少し大きいな。
「ムサだけモルやミーヤよりも大きいね」
「それはムサがオスなのでそこの違いによるものでしょう」
ムサ雄だったのね。知らなかったわ。別に問題はないけどね。一応みんな鑑定しておくか。まずはモルたちから。『鑑定』
【岩ねずみ】モル レベル4
【岩ねずみ】ムサ レベル3
【岩ねずみ】ミーア レベル3
え?レベルがみれるなんで?
〈岩ねずみたちをテイムしているからです〉
へーテイムってそんな特典があったんだ。それに進化したからかな名前変わったんだね。次は私っと、って白竜になったからかな、前よりも少し白くなってる気がする。では、『鑑定』
【白竜】
フェルテ
レベル5
レベルは進化しても持続されるのか。そーいえば天使さん私って進化して新しいスキル覚えた?
〈スキルは覚えませんでしたが、走ったり飛んだりするさいのスピードが速くなり、スキル『光速回復』のレベルが2になりました〉
おー、スキルが覚えられなかったけどなかなかいいかな。羽も大きくなったし飛べるかな。試してみるか。
「飛ぶ練習するからモルたち離れててね」
「はい」
大きくなってもちょこちょこ歩いてる感じがしてかわいいなー。じゃあ早速翼バサバサすてみるか
バサバサバサバサ
進化前よりも飛べる気がする。ここ室内でも天井高いし思いっきり飛んでみるか。せーのっ
バッサバッサバッサバッサ
おー飛べた。飛べると楽しいね。ヒャッホー。
室内をビュンビュン飛んでいると
「ただいま。無事進化でしかのね。飛べるようにもなったのね」
「うん」
「よかったね。はいこれ果物」
「ありがとう」
果物だってあれ?これミカンとリンゴじゃね?『鑑定』
【ミカン】【リンゴ】
やっぱりミカンとリンゴじゃんこっちの世界にもあるのね。
私は数個リンゴとミカンを持ってモルたちにあげた。
「え?いいんですか」
「全然いいよ」
「ありがとうございます」
「では、いただきまーす」
「いただきます」
ガブガブムシャムシャ
「また行ってくるね」
「ん?行ってらっしゃい」
母は飛んで行った。
「ふぅ、ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした」
いや〜、果物美味しかったな。飛んだし、食べたし、何やろうかな?まだたくさんツタ余ってるしかごとかじゅうたんとか作るか。
数時間後〜
ふぅ、赤ずきんちゃんとかが持ってそうなかご2個と私が寝れそうなぐらいなじゅうたん作り終えられたわ。体大きくなったから作業がしやすいな。もう疲れたし寝るか。おやすみなさい
「おきてごはん」
「ふぁー。あさ?あ、お母さんおかえり」
「ただいま。はい、お肉と果物」
「ありがとう」
えーこれは…ビッグラビットっていうのね。果物は昨日と一緒だ
「いただきまーす」
ムシャムシャバクバク
「ごちそうさまでした」
「次連れてくるのを倒せたら、外に出てみようね」
「え、あ、はーい。行ってらっしゃい」
「行ってきます」
え?外の世界に出るの?怖いような気もするけど、楽しみだな。暇だし、もう少しじゅうたん大きくするか…
数時間後〜
けっこうおおきくなったな。私が2人乗っても大丈夫そうだしね。それにしてもお母さん遅いなー
「ただいま」
お、噂をすれば
「おかえり」
「これ、倒してみて。逃げないようにはするから」
この前の子牛の大人かな体緑の牛っぽいし。だけどツノが立派だな、あれで突かれたらやばそう。ひとまず飛んで上から鑑定してみるか…
私は飛び上がった。
では、『鑑定』
【モーロス】
へー、モーロスっていうんだ。上から隙をついて引っ掻いてみるか。よっと。
私は何回か引っ掻いて弱ってきたところを狙って首に噛み付いた。
〈レベルが1上がりました〉
おーやったー。倒せたしレベル上がった。
「倒せたよ」
「じゃあ明日外に出てみましょうか」
「うん。じゃあいただきます」
バグバグ
「ごちそうさまでした。明日に備えて寝るね、おやすみなさい」
「おやすみなさい」
明日楽しみだなーと思いながら私は寝た。