表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/28

チーン

「もう、どうやってボスに勝てばいいんだよ」

ぜんぜんボスに勝てないでいた。


「チュン、チュンチュン」


「へ、あさ?もう六時になったんだ。そろそろ寝るか。今日はもう勝てない。おやすみなさーい」

「はるー起きなくていいのー?」

下から母の声がした。


(あれ?今日土曜日じゃなかったっけ?)


「今日は学校公開でしょー」

「あ!忘れてた」

(あーもう、なんで土曜日に学校公開なんてやるのよ。忘れてオールしちゃったじゃん)

慌てて私は用意をした。


(げっ、もう七時じゃん。山の上あたりに住むってやだねほんと、この辺私しか中学生いないし、学校まで一時間は最低でもかかるしなー)

「はい、お弁当ね」

「学校こないでよ」

「なぜよ〜見に行くからね」

(勉強してるところ見て何が楽しいんだか。やば、遅れる。)

「行ってきまーす」

「行ってらっしゃい」

(うわー、外寒。あと五十分、間に合わないかもなー。また直線で山ん中いこっかな。そうすれば絶対遅れないで済むけど、昨日風強かったから木倒れてないといいなってフラグ立ててどうするんだよ私)

そう思い私は森の中に入った。


「やばい…」

(木たおれてて、道通れないじゃん。もうフラグ回収してもうた。あ、だけどちょうど獣道っぽいのがある。こっち通ってこー。あと四十五分か間に合うかな)


走り出そうとしたら、

『ドンッ』

「へ?」

激痛とともに足に力が入らなくなくなり山の斜面を落ちていった。

ゴロゴロゴキッゴロゴロドサ

「いったぁー、って折れてる」

足を見るとあらぬ方向を向いていた。

そして見上げてみると、

「熊⁈」

そこには三メートルはありそうな熊がいた。

反射的にのけぞると腹部に折れた足よりも酷い激痛が走しった。慌てて見ると制服が真っ赤に染まっていた。

「血…」

(オワタな私)

折れた足、目の前に熊、そしてなぜかお腹からドバドバ出てる血。力が抜け私を覗き込む熊を最後に意識が飛んでった。

私、死んじゃった⁈


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ