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かすみ草

作者: 夢野うつつ

花束の片隅で小さく小さく微笑むかすみ草

バラのように可憐ではないし スイセンのように愛らしくもない

でも私はかすみ草にあこがれる


花束には絶対に欠かせないかすみ草になりたい

ユリみたいな気品はないし チューリップより目立つことはないけれど

それでもいないと花束の中がどこか寂しいかすみ草


引き立て役でもかまわない かすみ草は花束の中にいたいだけ

花束は感謝を伝え 花束は感謝を受ける そして贈り物はひそかに人を支配する

たとえそれが相手をおとしめる危険な行為であるとしても

立派な花たちと一緒に花束になりたかったんだ


あなたのもらった花束の中でかすみ草は幸せそうに微笑んでいますか? 

私はあなたが抱えている花束の中のかすみ草になれていますか?


※この作品はあらすじとセットで構成されています。本文をお読みになった方は「小説情報」のページにある「あらすじ」もあわせてご覧ください。


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