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頼り

頼りない

気付いたら私の方が

大きくなっていた。

こんなに小さかったかなって

不安になる位に

父は小さくなっていた。

頼りたいけど頼らない。

頼らないと無理になると

申し訳なさそうに頼る。

そんな父を余計に

小さく感じてしまう自分を

もっと小さいと感じる。

頼られると無理なことも

しないといけない気がして

無理が重なって

爆発する時もあった。

力不足な自分への苛立ちが

父に向けられる事が

自分を更に苦しめた。

落ち着いてからごめんと言うと

気にしてないふりをする。

気にしないわけがない。

それが一番苦しかった。

ごめんね、こんな娘で。

ごめんね、お父さん。

こんな娘で良かったかな。




頼りになりたい

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