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攻める星の話しを聞きます。Part4


「ひひっ。すっきり寝て起きたところで第十位の星について話していきましょう。ひひっ」


「ハッハ! 確か同じ種族で争い数を減らしている最も危険が少ない戦乱の星だったか?」


 そんな星だったな。危険が少ない戦乱の星という言葉が間違っているに考えが向いていたよ。


「ひひっ。それは正しくて正しくない情報です。ひひっ。具体的には『かつて同じ種族で争って数を減らしていたが戦いがなくなり数を増やし続けた危険が少ないところもあり、危険が多いところもあるかつての戦乱の星』ですね。ひひっ」


 長いな。覚える価値もないな。


「どういう星なの~?」


「ひひっ。分かりやすく言えば情報が多すぎる星です。ひひっ。この星には昔の星主についてとか過去に起きたこととか興味ないでしょう? ひひっ。第十位が攻める星……今後この星主がいる星は今まで通り星で通しますが第十位が攻める星は地球と呼びましょう。ひひっ。攻める星の名前です。ひひっ」


「チュ。自分の星に名前があるのか?」


 めずらしいな。星に名前があるなんて。


「ひひっ。どうやら地球は名前についてただならぬ想いがあるようでして。ひひっ。すべてに名前がないと何を言っているのか分からなくなるみたいです。ひひっ。全ての植物に名前があるみたいですよ。ひひっ」


「あら~、それはすごいわね~。お姉さんが作る植物なんか名前なんてないのに~」


 確かに植物につける性質だけ言ってその植物を作っているな。


「ひひっ。その多すぎる名前のせいで全ての情報が集まりきれませんでしたよ。ひひっ。そしてどうやら星主のような絶対的な一人がいるわけではないようでして……。ひひっ。たくさんの『国』という人が住む場所に分かれていて、その国の星主のような存在が話し合って交流しているみたいなのです。ひひっ」


「いったい何個の国とやらがあるのですか? 一人で全ての国をどうにかすることは出来ませんが」


「ひひっ。安心してください。国にはそれぞれの国を守る兵士がいましてね。ひひっ。そいつらに攻めさ

せれば良いのですよ。ひひっ。まず一つの国を攻めて我らの物にしてそこから国を少しずつ攻めていく。ひひっ。とても面白いですね。ひひっ」


 一つの国を攻めきって、そこから他の国を攻めさせるのか。


「ハッハ! 国の数はいくつあるんだ?」


「ひひっ。どうやら200以上あるみたいですが、それら全ての国が同じ力を持っているわけではないみたいです。ひひっ。国が小さかったり、大きかったり。ひひっ。生物の数が多かったり少なかったり。ひひっ。国によって偏りがあるみたいです。ひひっ。ですので一番強い国の主を責めたいのですが、問題がありまして……」


「どんな問題なんだ⁉」


「ひひっ。最近戦っていないのみたいなのでどの国が最強なのか分からないのです。ひひっ。ですので最初の国からだんだん強い国へと変えていってください。ひひっ。そうして全ての国を支配してください、ひひっ」


「時間が一番掛かりそうな地球だな。どうにか出来なかったのか?」


「ひひっ。無理ですね。ひひっ。今回の場合、数が多すぎるので貴方達だと途中で対処されるかも知れないので。ひひっ。地球という星は知らないことにすごく興味を示すみたいで……。ひひっ。調べようと捕まったら体を切り裂かれるみたいですので。ひひっ。誰にもばれないように行動する必要があるのですよ。ひひっ。わかりやすく動く貴方達には無理だと判断されました。ひひっ」


 みんな動くとしたら分かりやすいから……。


「ひひっ。話す情報が多くてどこまで話したか忘れてしまいました。ひひっ。第二位はまとめてくれませんか?」


「……」


  地球について

・地球は国というものが200以上存在する星

・情報が多くて集めきれない

・国の主を攻める

・国の兵士を従わせて戦わせる

・誰にもばれないように行動する



「ひひっ。分かりやすいですね。ひひっ。ありがとうございます」


「……」


 動かないけど大丈夫かな。


「ひひっ。そしてこの地球は星主が望む楽しいものがたくさんあるみたいなのです。ひひっ」


「楽しいものってな~に?」


「ひひっ。楽しければ何でもいいみたいです。ひひっ。そして一番ある星がこの地球なので出来るだけ多く回収してください。ひひっ」


 それ、普通さきに言わない?


「あたしは美しいかい? それだったら攻めるより奪うほうが良くないかい?」


「ひひっ。美しいですよ。ひひっ。ですが多すぎるのですよ。ひひっ。どこに探している物があるのか分からないのです。ひひっ。ちなみに化粧品という美しく魅せるものがあるみたいですよ。ひひっ」


「⁉ あたしは美しいかい⁉ ギルハ! 出来るだけ持って帰ってくるんだよ‼」


 いや、今言われても……。攻め方すら確立いていないし。


「ひひっ。そういえば重要な情報を忘れていました。ひひっ。今回十武秀には相手が負けを認めた場合の

ために言葉を理解出来るようにする力を与えてもらいますが、どうやら地球では上手く発動しないみたいです。ひひっ」


「どういうこと?」


 なんで地球だけ上手くいかないんだよ。


「ひひっ。基本的に分かるのは一つの言葉だけですので、たくさんの言葉がある地球では使いづらいのですよ。ひひっ。ですので頑張ってくださいね。ひひっ」


 待て待て。とてもめんどくさいぞこれ。


 地球を攻めるには出来るだけ被害を出さずに気付かれることなく国の主を脅して言うことを聞かせる。めんどくさいのでは?


「ひひっ。それでは失礼します。ひひっ」


 研究員が帰りやがった。


「ハッハ! 頑張れよ!」


「頑張ってね~」


 頑張れと言いながら帰って行く他の十武秀たち。助けてくれよ!

 思いが届くはずもなく部屋から出る十武秀たち。

 と、思ったらアリカだけ扉から顔を覗かせた。


「明日みんなで攻め方の確認をして問題なかったらその次の日に星に攻めることになるぞ!」


 そう言って部屋に帰っていった。


「……星主にバリアを置いて寝るか」


 攻め方なんてあってないようなものだし、考える必要がない。

 星主の部屋に行ってさっさと寝よう。



「10番よ。明日から来なくていいぞ」


「はい?」


 絶対に聞き慣れない言葉が聞こえた。


「星を攻める場合、常にその星にいることになるからな。10番だけ戻ってきていたらその分遅れる。だから星を攻めることに集中せよ」


 信じられない! まさか星主が自分以外を優先するなんて!


「分かりました」


 明日から少し遅れて起きても問題ない!

 嬉しい気分で部屋に戻ってアリカがベットに入っていても気にせずに寝た。


予約投稿ミスったので2話投稿してます。

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