登場人物紹介【ネタバレあり】
ありえないほど沢山の方にブックマークいただけたので……おまけです。
■主人公
異世界転生者。元は現代日本人。
ただし詳細は不明。個人情報は覚えていない。知識はサブカル寄り。
長いものには巻かれるよ、と言いつつマイペース。自分は凡人だと言いはるが変わり者であることは間違いない。
細身で華奢。もっと筋肉が欲しいと思っているけれどトレーニングしても肉がつかない。龍さんは理想体型なので、触らせてもらえると幸せ。
王城の2階程度なら飛び降りても平気な運動能力はあるが、それぐらいは周囲の人達(親衛隊)が当たり前にやるので標準だと思っている。
温和で親しみやすい雰囲気で、いつの間にかスルッと仲間内の雑談に混ざっているけれど、男連中で猥談しているときに横で肯くのはやめて欲しい。
■聖女様
異世界転移者。女神様に頼まれて世界を救いに来た……はず。
女神様は、顔と根性の適性はチェックできたが、好みのタイプをはかり間違えたらしい。
欧米顔が苦手な日本の女子中学生。
中学の卒業式後に転移しているので、実は主人公とそんなに歳は変わらない。
『トクムさん、数えで17って実質16歳じゃない?!』
黒髪ロングの清楚系は、彼女なのか、主人公なのかは、読者の好みにお任せします。
■王子様ズ・アンド・ソー・オン
顔はイケメン。家柄も良い。
性格は身分相応。世界標準。
悪くはないよ!見劣りするだけだよ。
■侍女さん
キリッとしたできる女。
そりゃぁ、世界を救いに来た聖女様に国選で付けられたお世話係兼身辺警護筆頭ですし、おすし。
主人公の供給する日本ナイズレシピの甘味に弱い。なんなら主人公本人にも弱い。可愛いがってなんでも言うことを聞いてあげて甘やかしたい。
主人公側の問題さえなければ普通に両思い?
え?問題なんて何もない?同性だからお風呂も着替えもお世話できますって?そうすか……いいのか?それ?
■龍さん
最強存在。
理性的で孤独でストイックでハードボイルドな生き方は、主人公に出会った時点で忘れた。今は嫁を愛でることしか考えていない。
押せば流される主人公相手に、”節度あるお付き合い”の範囲をじわじわ拡大中。
ハグはOK。舐めたら怒られた。触ると撫でると揉むは境界が曖昧だが、恥ずかしいより気持ちいいが大きいと許容される傾向があることに気づいた。(しかも多少の恥ずかしいは気持ちいいに変換されるらしい)
欠乏を回復するための接触時間を効率よく確保するため、と強く主張したら、ワンチャン毎晩添い寝が叶うのでは?と思っている。侍女さんは強敵。
今の気持ちが、魂の欠損からくる飢餓か、ただの肉欲か、愛かは、気にしない。
発狂して世界を全部ぶち壊す行為と天秤が釣り合うぐらい好きだから。
■父上
表向きは片田舎の名も無い下級貴族っぽい身分の人。身内で固めた小さな領地の主。
目立たなくて地味で温和そうな容貌は、職務上それが都合がいいから。
非公式な二つ名は”飼いづらい猟犬”。
親バカかどうかギリでアウトな加減で子煩悩。
”うちの子がいっちゃんかわいい”
だからといって自領の食客に、龍殺し級の手練れを、部隊編成できるぐらい集めるのはやり過ぎ。
■親衛隊&領地の若い衆
気のいい脳筋兄ちゃん達。
「ゴリゴリマッチョに強くなるんだ」と目をキラキラさせながら、妙な筋トレ器具を開発する領主の子(護衛対象)が女の子だと気付いて悲鳴を上げるのは所属メンバーの通過儀礼。
飯がうまくて宿舎が快適で、研鑽相手に事欠かなくてトレーニング設備が充実していたら、薄給でも気にしないよ。なんたってお嬢いい子だし、という猛者の集団。
なかでも親衛隊は、”女の子扱いしていると思わせない”、”同性同士であるかのようにフランクに付き合う”ただし”どれほど隙だらけでも相手は主家の淑女なので絶対不可侵!”という鉄の掟を守れるものだけが生き延びることができる、相互牽制と粛清が厳しい地獄の番犬部隊。
武力自慢の脳筋とは別に、お嬢が要求する奇想天外な物資や人材をいかに素早く的確に調達するかに特化した部隊もいる。こちらの方が仕事はきついが、成功報酬として満面の笑みのお嬢に褒めちぎられながら一緒にお茶ができるという特典がある。
武力も調達の手腕も一流の隊長は、お嬢の親戚筋で7歳年上の幼馴染というポジションにいながら、龍さんに全部掻っ攫われた可哀想な人。
ノースリーブ&短パン姿のお嬢のトレーニングにも、鋼の理性で付き合ったあの努力は一体なんだったというのか。
登場人物紹介と言いつつ、登場していない人物についての方が情報量が多いですね。
登場している人は作中に描写があるから書くことないんですよ。(登場人物紹介の概念をはき違えている)
2022年11月13日
不憫な隊長が主役のサイドB書きました。
https://ncode.syosetu.com/n5656hx/
(2022年11月20日完結済)
蛇足でないことを祈りつつ。
読んでくださった皆様に感謝を込めて。




