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七節 革命の勇士

 ストライカーを再びトレーラーに格納し、ガスたち一行は再びダンの執務室へと来ていた。

 しかし、部屋の主であるダンの姿はなく、またしばらくは現れる気配もなかった。

 ガスは、ダンが敗北を突きつけられて震えて怯えてしまっているのか、あるいは約束を反故にするために逃げ出したのか――そのどちらかだと踏んでいた。


 だが、ダンはやってきた。

 それは、雑談をしていたアルとエルの話題が尽きたころであった。

 彼ら二人以外は黙って待っていたので、部屋の扉が開いたころには、雰囲気はどことなく険悪なものになっていた。


「またせたね」

「本当にだ。私の貴重な時間を、よくもここまで無駄にしてくれたものだ」


 ガスの言葉を無視して、ダンは自分の椅子へと腰掛ける。

 そして俯き気味だった顔を上げると、真っ直ぐな眼差しでガスに宣言した。


「……約束は約束だ。ガス・アルバーン――君の革命とやら、僕も全面的に協力しよう」

「ふん、初めからそう言えばいいものを」


 それ以上の言葉は、ガスには不用だった。

 ダンも同じ考えのようで、続く言葉は何もなかった。

 一見すると素っ気ないように見えるが、彼らの関係を考えれば、これだけでも十分に歩み寄っていると言えるだろう。


 そしてそのタイミングを見計らってか、ブレットが立ち上がる。


「よかったじゃないか。じゃあ、私はこれで降りさせてもらう」

「どこへ行くつもりだ、賢者」

「付き合いきれないと言っている。後は君たちで勝手にやればいい」


 立ち去ろうとするブレットに、声をかけるガス。

 しかしブレットは、そんな彼に構わずに行こうとしていた。


「……貴様、わかっていないようだな」

「何だと?」


 だが、ガスはブレットを逃がさない。

 絡みついた蛇の如く締め付けて、絶対に獲物を放さない。

 先ほどとは違って、物理的に拘束するのではない。言葉という刃物を突き付けて、恐怖で縛り付けるのである。 


「宣言しておこう。私が王になった暁には、貴様は全力で排除する」

「そんなことをして、何の得がある?」

「貴様の影響力は甚大だ。後になって歯向かわれても困るから、芽は摘めるうちに摘むということだ」

「そんなことを言うのなら、私は皇帝に味方するが?」


 しかしブレットは、毅然とした態度で対応した。

 それを認めたガスは、わらう。


「ハハハッ。私たちは貴様の扇動によって動いているのだから、いずれ始末されるだけだな」

「私はそんなことをした覚えはないし、証拠だってどこにもないだろう」

「アルが手紙を持っている。それを見れば、誰だって貴様が主犯だと思うだろう」

「処分しろと言ったはずなのだが……どこまでも私の邪魔をしてくれるね、Mr.R」


 ガスとブレットは共に、窓際のMr.Rに視線を向ける。

 外からの光を浴びて彼の鎧は輝いていたが、逆光でその顔は暗く、表情は見えなかった。 Mr.Rは、静かに答える。


「吾輩としては、貴方に逃げられては困るのでな」

「わかった。私は体よく君を利用したつもりだったが、その実利用されていたのは私の方だったというわけだろう」

「わかって頂けたようで何より」


 嫌味たっぷりの返事を受け取ったブレットは再びガスと向き合って、ため息をついた。

 ガスもその光景に、内心では僅かばかりの同情を覚えていた。


「……で、君は一体何が望みなんだ」

「貴様が我々の側に付くなら、それなりの待遇を用意してやる。これまでのように、好きにはさせんがな」

「へえ……まあ、仕方がないか。全ては私の身から出た錆だ」

「やけに呑み込みがいいな……まあいい」


 ガスは椅子から立ち上がり、この場にいる全員に言って聞かせるように、腕を広げる。


「これで我々は一蓮托生だ。誰一人として、逃げることは出来ん」


 そしてガスは、各人の顔を見た。

 その中に、迷いを持った表情は見られない。

 全員が覚悟を決めたことを確認したガスは、早速次の行動へと移ろうとする。


「……さて、私は帝都へ戻って、ミラベル・ローズと合流しようと思うが――」

「――ダン様、緊急事態です!」

「何だこんな時にっ!」


 ――だが、けたたましく響くノックの音が、それを遮った。

 一体感で気分が高揚していたガスは、思わぬ邪魔が入ったことによって、思わず怒鳴る。

 そんなガスを差し置いて、ダンは冷静に指示を出す。


「入ってくれ」

「失礼します! 帝都で一部の騎士たちが反乱を起こした模様! 至急、援軍を要請するとのこと!」

「何だと! ……わかった、下がれ!」

「は、はっ!」


 入室したダンの部下を、勝手に戻らせるガス。

 伝令の男は戸惑いの表情を見せていたが、素直に引き下がる。

 そしてガスは、唸った。


「ガス様、これは一体……?」

「決まっている! ミラベルめ、早まったな……!」


 アルは問うが、ガスの中ではすでに答えが出ていた。

 それは、帝都にいるミラベル・ローズが、ガスの了承を得ないままに戦いを始めたという予想であった。

 しかしそれは、ある男によって否定される。


「果たして本当にそうかな?」

「Mr.R、それはどういうことかしら? この状況では、ミラベル様以外には考えられないでしょう」

「いいや、他にもたくさんおる」


 ガスには、この時点で既に大体の予測ができていた。

 Mr.Rがブレットにしたことを考えれば、それが自分に対しても行われている考えるのは、そう難しいことではない。

 そしてその予測は、的中するのである。


「――吾輩が声をかけたのが、ローズ家だけと思ったか?」

「……なるほど、これも貴様の演出というわけか」

「そう、ローズ家以外にも、情報は流したのだよ。アルバーンや賢者のことは伏せてな」

「Mr.R、貴方……!」


 エルは憤っていたが、ガスはそこまでの怒りを覚えてはいなかった。

 しかしながら、Mr.Rに対しての不信感は募らせていたし、逆に信用されていないのだとも感じていた。

 ガスにはそちらの方が、不愉快なのであった。


「ふん、気に入らんな。私が逃げ出すとでも思ったのか」

「逃げぬだろうな。貴様が本当に、アルバーンの血を引くものならば」


 この時、ガスは気が付いた。

 自分は、まだMr.Rに試されている段階なのだと。

 そして、これから自身の器を見せつける必要があるのだと。


 それを考えるといてもたってもいられず、ガスは動く。


「……アル、エル、急いで帝都に向かうぞ。ミラベルが危ないかもしれん」

「わ、我々だけでですか!?」

「ダンはこの砦の者たちに事情を説明せねばならぬし、賢者は足手まといだ」


 部屋を出るべく扉へと向かい、ノブに手をかける。

 そこでガスは立ち止まり、視線をMr.Rへと向けた。


「Mr.R、貴様はどうする?」

「ほう、吾輩を信用するのか?」

「貴様は、逃げ道をふさいだだけだ。この私がいちいち気にするようなことではない」


 自らの器の大きさを誇示するように、何事もなかったかのように言って見せるガス。

 しかしその声には僅かながら震えがあり、ガス自身はそれをいたく気にしていた。

 そしてMr.Rの目を見ると、それを見透かされているようで、ガスは不気味だった。


「ならば吾輩もいこう。……だが小僧、四人分のマシン・ウォーリアは用意してあるのか?」

「……いや、ストライカー以外はない。アーミーだけでも調達したいところだが――」


 今度は、ダンへと視線を向けるガス。

 ダンは頭を振り、要求に応えられない旨を示す。


「残念だが……アーミーなら渡せるが、トレーラーが用意できない」

「ちっ……ならば、私だけでやるしかないか」

「待ちたまえ」


 再び部屋を出ようとするガスであったが、そんな彼を止める声があった。

 それは、ブレットの声であった。


「ここにはユニークマシンが二つあるはずだ」

「ユニークマシンだと? そんなものがあるのか」


 ユニークマシンとは、他に発見例のないマシン・ウォーリアのことであり、ガスのストライカーやダンのブリッツァーが、これにあたる。

 マシン・ウォーリアは、通常遺跡から発掘されるが、そのほとんどはアーミーであり、ユニークマシンは貴重だ。

 それが二台もあると言うのだから、ガスも驚いていた。


「妙にキラキラした奴と、灰色の奴だ。ダン君なら知っているだろう」

「確かにありますが……しかし賢者殿、あれは動かないのです」

「私ならあれの動かし方を知っている。今のうちに、ガス君たちに預けておきたい」

「使えるのなら持って行ってもかまいませんが……」


 ガスは考えた。

 普段の彼ならば、悩むことはない。ストライカーがあるのだから、代わりのユニークマシンなど必要ない。


 しかし、今回だけは揺れ動いていた。

 それは、先程の戦いで、ストライカーがガスの能力にはついていけないことが露呈したからである。

 ストライカーが特別劣っているわけではなく、マシン・ウォーリアとはそういうものなのだが、ガスは新たなる力を欲していた。


 そして彼は、決意した。


「……案内しろ。場合によっては使わせてもらう」

「わかった。来てくれ」


 ブレットに導かれるままに、部屋を後にするガス。

 その足取りに落ち着きはなく、歩みは速い。



――――――



 巨大な人型がずらりと並んでいる、ここは格納庫。

 そのうちのほとんどはオリーブ色のアーミーであったが、ただ一体だけ、異彩を放つものがあった。

 それは、戦場には似つかわしくない、白金の装甲を纏う機械巨人であった。


「これは……!」


 ガスには、一目でわかった。

 これこそが、ブレットの言うユニークマシンなのだと。

 そして、他のマシン・ウォーリアとは違う、『特別な存在』なのだと。


 ブレットは、その名を告げる。


「そう――これが、戦闘型コンバットマシン・ウォーリア『ブレイバー』だ」

勇ましき者(ブレイバー)か……なかなかいい名前ではないか」


 それだけ聞くと、ガスの興味はもう一つあるというマシン・ウォーリアの方へと移っていた。

 しかし、それらしいものは見当たらない。


「それで、もう一つは?」

「このトレーラーの中だ」

「……何だ。トレーラーはあるのではないか」

「言っていただろう、動かせないのだと。問題は解決するから、これで二台使えるはずだ」


 起動しないマシン・ウォーリアを移動させるには、マシン・ウォーリアを使うしかない。

 それも、大体の場合は二台も使って、ようやく運べる程度である。

 ガスは、ダンが『用意できない』という言い方をしていたことに、ようやく納得することが出来た。


「そうか、ならいい。アル、コンテナを開けてきてくれ」

「はっ」


 アルをトレーラーの運転席へと向かわせたガスは、胸を躍らせながら待つ。

 コンテナがゆっくりと開き、中から横たわったマシン・ウォーリアが姿を現していく。

 ガスはその灰色のボディをみて、既視感を覚えた。


「ほう、これがもう一体の……ん? どこかで見たことがあるな」

「ええ。以前に我々で発掘したマシン・ウォーリアに、色以外はとても似ていますわ」

「確かあれは動かせなかったから、皇帝に献上せず、アルバーン家で保管していたのだったな」


 かつてガスは、マシン・ウォーリアの発掘任務を命じられたことがあった。

 その時赤いマシンを発見したのだが、この機体は状態こそ良かったものの、誰が何をしても稼働しなかったのである。

 しかしガスはそれが気に入ったので、報告はせずに持ち帰ったのであった。


 そんなガスが、よく似た灰色のマシン・ウォーリアの名前に興味を持つのは、至極当然のことであった。


「ところで、こちらはなんという名なのだ?」

「こっちも『ブレイバー』だ」

「何? どういうことだ」


 ガスが怪訝に思うのも、無理からぬことである。

 同じ名前のマシン・ウォーリアが発掘されたことなど、アーミーを除けば今までにないことなのだから。

 眉間にしわを寄せているガスであったが、ブレットが補足するようぬ説明する。


「正確には、トレーラーに積まれている方が『ブレイバー・プロト』、立っている方が『ブレイバー・ジョウ』だね」

「『ジョー』……人間の名前か? 何故だか知らぬが、気に入らんな」

「まあそう言わないでくれたまえよ」


 ガスの知り合いに『ジョー』などという人間はいないのだが、何故か彼は憤りにも似た嫌悪感を覚えていた。

 だが、そんな感情などブレットにわかるわけもなかったからか、あっさりとその話は流される。


「このマシン・ウォーリアは特別でね……君のストライカーが玩具に思えるほどに、高い戦闘能力を持っている」

「ほう……言われてみれば、見るからに他のマシン・ウォーリアとは違うな。それに――」


 ガスは、白金のマシン・ウォーリアを見上げて言う。


「これは直感だが、この機体ならば超常感覚(センス)にもついてこれるような気がしてならん」


 感覚以上の根拠は無い。

 動かしてみたことすら、ない。

 だがそのものの感じ方は、確かに真理を伝えているように、ガスには思えた。


 感傷に浸っていると、車から降りて来たアルが戻り、ガスと並び立つ。


「開けてきましたが、どのような感じなのです」

「なかなか良さそうだ……よし、決めたぞ」


 そしてガスは、一つの覚悟をした。

 それは、彼自身も驚くようなことで、今までにない冒険であった。

 そう――


「ストライカーはここへ置いていく。このブレイバーとやら二機で、帝都へと向かう」

「ええっ!? ストライカーを放棄なさるのですか!」

「預けるだけだ。あとでしっかり返してもらう」


 ガスは自身の半身とも言える、ストライカーを切り捨てたのだ。

 アルとエルは驚愕の声を上げたし、彼自身も冷や汗をかいていた。


「随分と思い切ったことをするね。ただの勘なのだろう?」

「狼の血は私に嘘をついたことはない。私が『そう』だと感じたものは、確実に当たっているのだ」

「……そうかい」


 理解不能だとばかりに、顔を背けるブレット。

 だがガスは、問う。肝心なことを、彼は聞いていない。


「それで――このマシン・ウォーリアを動かすには、どうしたらいい?」

「簡単な話だ。このヘッドギアを使えばいい」

「変わった形をしているな」


 ブレットが取り出したのは、額を保護する鉢金のようなものであった。

 通常のヘッドギアに比べるとかなりコンパクトで、かつ軽量である。

 そしてこのヘッドギアは、ブレイバーに対応した貴重なものなのであった。


「今のところ、四つ保有している。全部電源は入ったから、きっと使えるはずだ」


 ブレットは両の手に二つずつ――計四つの鉢金型ヘッドギアを取り、差し出してみせる。

 それを認めたガスは、号令をかけた。


「よし、すぐにトレーラーに積み込んで出発するぞ」

「はっ!」

「お待ちになって、ガス様。片方はガス様が使うとして……もう一方は誰が使うのです?」


 引き止められたガスは、面倒くさそうに答える。


「アルに決まっているだろう」

「ガス様……!」


 アルは感激していたが、エルはやはり納得ができないようである。

 ガスにはその理由が何となくわかっていたが、示しをつける意味でも、敢えてエルの質問を待った。

 そして彼の予想通り、エルは続けて問う。


「その……アルでよろしいのですか? Mr.Rではなく?」

「当たり前だ。確かに賞賛すべき男だが、アル以上に信用できるわけではない」


 ガスは堂々と言い放ったが、この場にもMr.Rはいるのである。

 彼が何の反応も寄越さないわけはないとガスは思っていたが、返ってきたのは思いの外、静かな感想であった。


「吾輩も嫌われたものだな」

「誰のせいでこんなことになっていると思っているのだ」

「だから手を貸そうと言っておるのに、マシン・ウォーリアも無しではな」


 ガスは言葉に詰まる。

 Mr.Rのいうことが全面的に正しいと思っているわけではないが、それでも一理はあると、ガスは感じていた。

 自身の言葉の通り、Mr.Rは凄まじい戦士であると、ガスは認めている。そのような男にマシン・ウォーリアの一体も用意しないのは、もったいないと考えていたのだ。


 そこに、ブレットの助け舟が入る。

 それはガスにとってはとてもありがたい提案で、思わず口に出して感謝しそうになるほどであった。


「なら、Mr.Rには我がワイズ家のデュエラーを貸してあげよう」

「かたじけないな、賢者殿」

「まあ、私の命もかかっているのでね。遠回りにはなるが、貴方は私と一緒に皇都へ来てくれ」

「別行動か、よかろう」


 大体の方針は決まったが、ただ一人――マシン・ウォーリアを割り当てられていない人間がいることに、ガスはふと気が付いた。

 ガスはその女の目を強く見つめて、言い聞かせるように言い放つ。


「エル、貴様はアルバーン家にある赤いブレイバーだ」

「あら、ミラベル様にお渡ししなくてもよろしいので?」

「誰があんな奴に恵んでやるものか。アルに渡したのだから、貴様も受け取らねば不公平だろう」

「それは嬉しいお心遣いですわね」


 準備は整った。

 ガスは新たなる乗機へ向かって歩き出し、戦いの先に待つ未来を想像して頬を緩める。


「あの、ガス様……私はどちらを使えば?」

「アル、貴様はそっちの灰色だ。そして――」


 アルが不安げに問いかけるが、ガスは振り向くことなく、威風堂々とした態度で応える。

 今の彼を突き動かしているのは、先祖代々から受け継いだ、アルバーン家の男としての誇り――

 そして、偉大なる先祖と同様、自身の正義は未来永劫語り継がれるであろうという、過剰な自信である。


 それを自覚したガスは、目の前のマシンの名を、改めることに決めた。


「私はこの、輝く『ブレイバー・アドルフ』を使う」


 『アドルフ』という名は、大きな意味を持つ。

 それはガスのみではない。帝国に属するもの――そしてひいては、ネミエ帝国建国の伝説を知るアークガイアの人々にとっても、聞き捨てることは出来ない名前であった。

 それを良く知っているのであろうMr.Rは、一番に反応を示す。


「アドルフ――初代ネミエ皇帝の名か。小僧にしては、なかなか面白い名前をつけよるわ」

「フッ……かの英雄の血をより濃く引いているのは、この私なのだ。それを示す意味でも、これ以上の名はあるまい」


 ガスの想像は膨れ上がって、戦いの先、統治後の世界、そして自身の死後の世界にまで及んだ。

 そこには必ずガス・アルバーンの名前があり、その強さが語り継がれている。

 アークガイア全土がアルバーンの支配下となり、いずれは天をも支配できると、ガスは高揚する。


「――そして世界は、真なる狼の末裔たる、このガス・アルバーンのものとなるのだ。フハハハハハハッ!」


 ひとしきり高笑いを上げると、ガスは目の前の現実を見つめなおした。

 差し当たっては、ミラベルとの合流、そしてネミエ皇帝の打倒が目標である。

 彼は夢想家だが、それと同じぐらいには現実主義者でもあった。


 目の前に迫りつつある『未来』を見据えて、ガスは真っ赤な瞳を妖しく光らせる。

 ガス・アルバーンの野望は、まだ始まったばかりだ。


今作一番のギャグ回です

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