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MESSIA  作者: 硝子
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赤い瞳

「ほっとけねェんだよ。同じ流れ者としてな」


 ヴェンのゴツゴツとした大きな手が、ヴェンの左足にしがみついている子供の頭を優しく撫でる。

 先程まで泣いていたせいか、子供の目元は腫れて赤くなってしまっている。


「この子達、目が赤いってだけで虐げられてしまうものね……」


 目が赤いのは生まれつきで、どうしようも無いこと。目の色を選べたらいいのに。とナギサは思った。


「カイトくん、連れていかれなくて良かったね」


 リースはヴェンの左足にしがみついている子供を見る。


「しかも、それで親に捨てられちゃう子もいるよね」


 カイトくんもそうだけど……。とリースは哀れむように、眉を下げた。


「そういう奴らが、住む場所を求めてここに流れ着いたんだ」


 だから、ほっとけねェんだよ。ヴェンの子供の頭撫でる様は、まるで父親や兄のようだ。


「それはいいけど、あんた、もうちょっと態度に気を付けなさいよね。ただでさえ、“流れ者”だ、ってオーディアス卿に目をつけられてるんだから」


「知るかよ。あっちが勝手に突っかかってきやがるからな」


「だから、もうちょっと下手に出ろ、って言ってんの!」


 キンドレッド卿が来てくれなかったら、ヤバかったんだから! とリースは肩をすくめた。

 ヴェンとリースのやり取りを眺めていたナギサは、うふふ、と微笑む。


「楽しい修行の旅になりそうね」


「「どこが!」」


 同時にツッコんで来たヴェンとリースに、ほらやっぱり、とナギサは楽しそうに微笑んだ。

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