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MESSIA  作者: 硝子
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伝説

 月が青に染まった時、青い目を持って生まれたが世界を救う。月が赤に染まった時、赤い目を持って生まれた者が世界を滅ぼすであろう。


「なーんて、伝説があるけど、本当なのかしら?」


 ナギサの隣を歩く少女が訝しげに首を傾げた。少女が歩く度に、くるくるとカールがかかったふわふわの茶色の髪が揺れる。


「いやね。リース、その伝説の救世主メシアがここにいるじゃない」


「ナギサちゃんが“救世主メシア”、ねぇ」


 確かにナギサちゃんの目は「青い」けど、私も同じよね。と、リースと呼ばれた少女は、ナギサの瞳をじとりと覗き込んだ。


「私が産まれた時、月が青かったそうよ」


「それは何回も聞いたわ。だからと言って、そんなおとぎ話のような伝説、信じられない」


 そもそも、本当に“破壊者ネメシス”なんているのか疑問だわ。青い目もそうだけど、「赤い目を持つ者」なんて、たくさんいるじゃない。と、リースは続けた。


「あら、そうね。それは私も同じだけれど。しきたりに従って、今日から“救世主メシア”としての修行をしなければいけないようね」


「それも、護衛付きでね」


「その救世主メシアの護衛が、こんな可愛らしい女の子でいいのかしら?」


「可愛らしくても、腕は確かなんだから!」


 リースは背中に背負っている弓袋から1本の弓を取り出して弓を引き、えい、と弓を放つ真似をしてみせた。

 そうね、確かに。とナギサが微笑む。


「それに。あと一人、護衛がいるわ」


「えぇ〜ほんとにあいつも連れていくの?」


 リースは嫌そうに顔をしかめたが、ナギサは対照的に、ふふ、と楽しそうに笑った。

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