1/1
1話
妄想をまとめたもの
はあはあと息を切らしながら森の中を走る
沢山の野犬が俺の後を追いかけてくる
野犬は毛が無くごつごつとした骨が体から浮き出ている
こいつらはきっと普通の野犬ではないのだろう
なぜなら俺が普通の人間ではなくて魔法使いの生き残りだからだ
おそらく俺の血を飲めば力が強くなる、そういった噂が広まっているのだろう
「誰がこんな噂を...」
森の中の木々を何とかくぐり抜けて走るが、とうとう行き止まりに来てしまった
高くて険しい崖だ。野犬がすぐ近くまで迫っていた
「やばい...誰か来てくれ」
「こっちですよー!はやくこのロープにつかまってください」
崖の上から声が聞こえた
そのロープにつかまり必死で崖を登る。上から引き揚げてくれている人のおかげで、上に登れ
何とか野犬に襲われないですんだ。
「大丈夫ですか?」
そこには心配そうにこちらを見る男がいた
この時代には珍しい古い型の服をきちっと着ている
顔は整っているが服が年齢に似つかわしくない
続きます




