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海に行きました。

気まぐれで月に2回以上投稿する事があるかもしれません。

青い空、白い砂浜、広い海!

そして、水着の女性達!

という訳で海に来ました。


「このままなら文句ないんだけどな」


もちろんこのままでは終わらない。

終わるはずがない。


「うーん。やっぱ小さかったかな〜?」


来た。

たわわに実ったものを揺らし、なおかつ水着の面積が胸の大きさに対して少し小さい。

世の男性を悩殺できるであろう姉の水着姿。

現に姉の姿を見た男達は目が釘付けである。

彼女連れ、家族連れ、夏休みで男女のグループで来ている者は女性陣から冷たい目線で見られていたり、叩かれている者までいる。

独り身の者に至っては涙を流している者もいる。

そこまで飢えているのか?

さすがにそこまで行っていると引いてしまう。


「ねぇ隼、この水着どう?似合ってる?」


こんな時に聞くか!?

男達の視線が、姉の水着姿を愛でる視線から一気に俺を嫌悪する視線に変貌する。

今すぐ逃げ出したい。

あの時、海なんて言わなければよかったと後悔している。


「似合ってるよ姉さん…」

「そう?お姉ちゃんうれしい!」


そうですか。

それはよかった。

俺は今にもこの海辺にいる男達にグサッと後ろから刺されそうですよ。

どうしてくれるんですか。


「海の話題を出しちゃった俺が悪いんですけどね(ボソッ」


俺は辺りをチラッと見る。

相変わらず男達は俺を睨んでいる。

「気にしてはいけない」と自分に言い聞かせる。


「それじゃあ入りましょうか」

「そうだね」


ふむ。

入ろうかと言われたが海って何をすればいいんだ?

海に行こうと言って来てみたものの、特に何も持って来ていないし、姉と二人だけ。


「入りましょうかって言ったけど、何するの?」


こういうところは姉弟だなと思うよ。

まさか姉も同じことを思っていたとは。


「さあ?」

「自分で言っておきながら何をするかも考えていなかったの!?」

「あ、いや、ごめんなさい」

「まったく……まさか隼!私の水着が見たかったの!?」


はえ?


「そんなことならいつでも見せてあげるのに!」

「いや、それは…」

「言わなくてもいいわ。私にはわかるから!」


おっと?

これはどういうことかな?


「ごめんね、毎朝お姉ちゃんばっかり堪能しておいて、隼は全く私の体堪能できなかったよね」

「いや、別にそういうわけじゃ…」

「そうときたらもう帰りましょ!」


えぇ…

ていうかさっきの姉の発言、誰にも聞かれてないよね!?


「せ、せめてなにか買っていかない?」

「あ、確かにそうね、来て何もないのはよくないわよね」


周りが特に反応していない所を見ると、誰にも聞かれていないようだ。


「暑いし、かき氷でもどう?」

「そうね、じゃあ私はイチゴにするわ」

「俺は何にしようか」


歩きながらメニューを眺めて考えていると、ふと知った顔が視界に入る。


「あれは、奈々弥?」


見ると奈々弥が男の人に絡まれている。

助けに行くべきか?

そう思って一歩踏み出した時、奈々弥が男の股間を蹴った。

男は股間を抑えながら倒れる。

忘れてました。

奈々弥は普通の女の子だと思っていましたが、奈々弥はそういうことを平気でする女の子でした。

しかも加減を知りません。

男の人は気の毒ですね。


「あ」


奈々弥と目が合った。

…と思ったらどこかに行ってしまった。


「隼は決まった?」


奈々弥に気を取られてかき氷の事を忘れていた。


「俺はブルーハワイにするよ」


かき氷を買って帰宅した後、姉にめちゃくちゃ迫られました。

何をとは言わない!

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