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3体目の召喚獣

『ふむ。ドール用の武器として弓を買いに来たのか』

「はい。どんなのがありますか?」


俺が今いるのはタジン武具店。タジンさんにドール用の弓で最初の武器としてどんなのがあるのか聞いているところだ。


『まず、弓には三種類あってな。一つは短弓。これは攻撃力は低いが小さいので取り回しのしやすさと低い筋力でも扱えるのが長所じゃ。逆に短所は弓としては一番射程距離が短いためある程度近づく必要があるのう』

「なるほど」

『二つ目は長弓。これは弓の中では一番威力が高く、射程も長い。だが、扱うには筋力が高いのが条件で大きいので器用が高くなければ扱いにくいんじゃ。最後はこの町にはないんじゃがクロスボウと言う弓がある。これは変わった弓での最大の利点は撃つ時に片手で扱えるんじゃ。だが威力は完全に武器依存になるらしくて筋力が意味をなさないらしい。扱うためには器用も高くないといかんらしいからな』

「そのクロスボウと言う弓はどこで手に入りますか?」

『北の町々にあると言う話じゃ。作れる者も売っている店も少ないらしいがの』


話を聞いて俺は長弓にしようと考えた。クロスボウにも興味はあるのだが、すぐに手に入る物ではないようだ。短弓も俺が召喚するドールに求めているのは遠距離攻撃だから射程が短いのはちょっとな。


「話を聞いて俺のドールには長弓を装備させたいと思います。お勧めの武器はありますか?」

『ちょっと待っておれ』


そう言ってタジンさんは店の奥へと行ってしまった。しばらくすると小さい弓と大きな弓を持ってきた。


『まずこの小さな方は短弓で射程距離を限界ぎりぎりまで伸ばした弓じゃ。これなら途中で武器を換えても問題ないじゃろう。育ったらこっちの長弓に換えればいい。さすがに最初のドールに扱える長弓はないんじゃよ』

「そうですか。ではその二つを買います」

『代金は合計で1900カロンじゃ』


二つを購入してから矢と矢筒も買って、これで準備は完了。矢はかなりの種類と数を買ったから当分は補充は考えなくてもいいだろう。買ったアイテムは・・・・


 ロングショートボウ  品質:4  耐久値:130/130  レア度:☆☆☆

 短弓の射程距離を限界まで伸ばした弓。これを可能にしたのは職人の腕だ。

 効果: 攻撃力+3  射程距離強化

 装備適正値: 器用 12以上


 狩人用長弓  品質:4  耐久値:130/130  レア度:☆☆☆

 狩人用に迷彩処理を施した長弓。森の中限定で隠蔽効果がある。

 効果: 攻撃力+6 森林エリア限定の認識困難(小)

 装備適正値: 筋力 11以上  器用 14以上


 狩人の矢筒  品質:3  レア度:☆☆

 狩人用に迷彩処理を施した矢筒。森の中限定で隠蔽効果がある。

 効果: 森林エリア限定で認識困難(微)


こんな感じだ。矢筒に関してはどうやら召喚獣に装備できるアクセサリー枠のようで装備効果は多少だがあるようだ。ちなみに矢の方は・・・


 木の矢  品質:2  耐久値:20/20  レア度:☆

 木の枝を削り矢羽を付けただけの矢。矢の中ではもっとも安い。

 効果: 攻撃力+2


 鉄の矢  品質:3  耐久値:40/40  レア度:☆☆

 鉄鉱石の鏃を木の矢の先端に取り付けた矢。攻撃力は木の矢と大違い。

 効果: 攻撃力+6 


 螺旋蜂の矢  品質:4  耐久値:40/40  レア度:☆☆☆

 螺旋蜂の針を木の矢の先端に取り付けた矢。弓使いはこの矢を切り札にする。

 効果: 攻撃力+13 貫通力強化(小) 射程距離強化(微)


この三つを購入した。木の矢を99個、鉄の矢は60個、螺旋蜂の矢は奮発して40個買った。合計で6600カロンもしたが後悔はない!金は使い方に悩んでいるんだ。欲しい物があるなら使えばいいのだ!


俺はタジンさんにお礼を言って、店を出た。この後はいよいよ三体目の召喚獣を召喚だ。はやる気持ちを抑えながら、西の森林へと向かう。


西の門に到着した俺は早速門を出た。門番さんには大丈夫かと心配されたが、召喚士ギルドでお勧めされたと言えばなら大丈夫だなっと納得してくれた。


そして俺の眼前に広がっているのは中々に立派な木々だった。地面には所々に草や色とりどりの花が咲き、木々の上には実も生っているのがちらほら確認できた。


何より森林特有の匂いもしっかりと感じられ、改めてこのゲームのリアル再現技術に驚いている。


おっといかんいかん。ここへはLv上げに来たんだった。目的を思い出した俺は門から少し離れて、メニューを開いてドールを召喚しようとした。すると・・・


『注意。この召喚獣を召喚するとあなたは魔法人形タイプの召喚獣しか召喚できなくなります。契約召喚獣は別ですが、本当によろしいですか?』


このような注意書きがメニューに表示された。ちなみに、契約召喚獣とは敵である魔物を<契約コントラクト>を使い仲間にした場合の呼び名だ。俺は注意書きの下にあるOKに触れた。


その後に俺の目の前に魔法陣が出現して、中央地点に光が集めり人の形になる。魔法陣と光が消えた後に残ったのはマネキンであった。外見的には本当にマネキンとしか言いようがないな。しいて違いを上げるなら、木目模様な点かな?なんて考えていたら・・・・


<3体目の召喚獣を確認。これによりフレン様の職業は”人形召喚士”となります。これからは召喚した魔法人形タイプの召喚獣はステータスが微増されます>


職業の変更を知らせるシステム音が響いた。【人形召喚士】?どういうことだ?俺はメニューを開きステータス画面の職業の項目に触れた。そこに書かれていたのは・・・


ー人形召喚士ー

魔法人形タイプの召喚獣専門の召喚士。


と簡単な説明が書かれているだけだった。これだけではわからないのでメニューのヘルプ項目を見た。それによると3体目の召喚獣を召喚すると、一人前の証として職業が変わるようなのだ。俺の場合は【人形召喚士】で3体の召喚獣タイプによっていろいろ変わるらしい。


あいにく書かれていたのは3体の召喚獣が別タイプの場合である【高位召喚士】しかヘルプには載っていなかった。多分だが俺みたいな専門召喚士は別の職業になるんだろうな。まぁ、召喚士であることは変わりないのだが。


そんな時に目の前のドールが俺に触れて視線を向けると首を傾げていた。


「あ!すまない。きみをほったらかしにしていたな」


そう言うとドールはまるで気にしないでくださいと言いたげに一礼をした。中々綺麗な礼だった。


「ありがとう。まずは名付だな。今日から君はベクターだ」


名を付けるとまたしてもベクターは礼をした。その様子はどことなく嬉しそうだ。ステータスも確認しようかね。


 名前  ベクター   種族  ドール

 

 LV1 HP 90/90  MP 80/80


 筋力 8  体力 8  俊敏 6

  

 器用 18  魔力 10  魔防 10


 SP: 0


 スキル : <空き> : <空き> : 異常状態耐性Lv1 


確かに後衛むきなステータスだな。次はスキルも選ぶとしますかね~


 スキル : 弓術Lv1 : 筋力向上Lv1 : 異常状態耐性Lv1


こんなとこかな。弓を装備させるのだし弓術は絶対だ。さらに弓の攻撃力を上げるために筋力を上げるスキルも選んだ。


スキルを決めた後は、ベクターに短弓と矢筒を渡して装備させた。ベクターは弓の感触を確かめている。矢筒の中には木の矢を20本入れてある。それ以上入れるのは無理らしい。ちなみに防具はある程度育ってからじゃないと装備できないとタジンさんに言われたので買っていない。


「よしベクター。今からLv上げに行くぞ。付いて来てくれ」


いよいよLv上げのためにこの森林へと足を踏み入れる。初めて進む場所はなんだかわくわくするね!

名前  ベクター   種族  ドール


 LV1 HP 90/90  MP 80/80


筋力 8  体力 8  俊敏 6


器用 18  魔力 10  魔防 10


SP: 0


装備: ロングショートボウ : 狩人の矢筒 


 スキル : 弓術Lv1 : 筋力向上Lv1 : 異常状態耐性Lv1


 プレイヤー名  フレン  職業  新 人形召喚士


 固有スキル:  《召喚術》  《鑑定》 《召喚数+2》


 スキル: 統率Lv3 : 召喚獣器用上昇Lv48 : 召喚獣俊敏上昇Lv48 : 防御指令L v37 :採取人Lv25 : 採掘人Lv8 : 釣り人Lv1 : 解体人Lv35 : 戦闘技 術Lv13 : <空き>


 召喚可能召喚獣: ハイゴーレム / ジーク 

          ハイアーマー / ガレス


 次回更新は3日後予定。

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