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VS クエストボス戦!

その大きなリザードマンは、遠目で確認できる範囲では防具は胸当てではなく皮鎧を着込み、短めのマントを背中に羽織っていた。


「なんだ!あいつは!?」

「何かのイベント?」

「おいおい!?面白くなってきたな!!」


俺たち以外にいるパーティーの一つも突然現れた謎の存在に、驚いているようだ。


「おもしれぇ!!レアモンスターでも出てきたか!」

「俺達で倒すぞ!!」

「ああ!!他のパーティーより先に倒すぞ!!」


俺達も含め突然の事態に戸惑っていると、パーティーの一つが大きなリザードマンに向かっていた。連れている召喚獣は、アーマーとオークにドールだ。アーマーは手斧に盾、オークは大型ハンマー、ドールは弓を持っていてバランスのいいパーティーだ。


俺達に視線を向けていたそのリザードマンは、向かってくるそのパーティーに視線を向けると・・・


『キシャァァ!!』


持っていたハルバードを頭上に掲げて鳴き声を上げた後、後ろからリザードマンが6体ほど姿を現した。


「な、なんだ!?いきなり現れたぞ!?」

「怯むな!所詮リザードマンだ!蹴散らしてあのリザードマンを倒すぞ!!」

「お、おお!?」


この事態に多少動揺したようだが、それでも彼らは大きなリザードマンの下へと突き進む。


『キシャァ!!』


大きなリザードマンはそんな彼らにハルバードを向けた。すると、6体のリザードマンが動きだしPCたちに向け駆け出し、戦闘が始まった・・・


「こ、こいつら!?手強いぞ!!」

「ちょっと待て!?さっきまでのリザードマンとは違うぞ!?」

「どうなってんだよ!?!?」


6体のリザードマンは連携してPCたちを圧倒していた。しかも、PCたちの言葉を信じると1体1体の強さも今までのリザードマンとは違うようだ。


それでもPCたちは奮闘して2体ほどリザードマンを倒したが、それ以上の活躍はできずに召喚獣たちは倒され光の粒子となってしまった。その瞬間PCたちの足元に魔法陣が出現して、PCたちは消えてしまった。おそらくはこれがサラオンのPCの死に戻りなのだろう。実際には死んでないので緊急脱出のようなものだが。


PCたちが倒された後に大きなリザードマンの後ろからまた新たなリザードマンが2体現れ、4体になったリザードマンたちと合流した。大きなリザードマンはそれを確認したら、またしても俺達に視線を向けた。いや、むしろ睨みつけているのか?


「すまないが、ちょっといいかな?」


そんな時、俺達に話しかけてきたパーティーがいた。そのパーティーは全員同じデザインの皮鎧を着込み、召喚獣は全員アーマーだった。


「俺達はギルド【装甲騎士団パンツァーナイツ】に所属している者だが、この事態になった心当たりはないか?」

「なんで私たちに聞くのかな?」

「あの大きなリザードマンが君たちに視線を向けているからだな。睨みつけていると言ってもいい。だから、頼む。知っているなら教えてほしい。」

「ん~私には心当たりはないよ?二人はどう?」


コハクさんが俺達に話を振ってきた。それに対して俺は心当たりが一つだけあった。ゼノン君も何やら難しい顔をしているので気づいてると思う。


「おそらくだが、あれはクエストボスだ。」

「なに?南の山道で倒されたとアナウンスがあったが、東にもいたのか?」

「俺達はクエストを受けているからな。ただ、前にもクエストを受けてここで狩りをしたときは出てこなかったから他にも条件があるんだろうな。」

「たぶんですが、他にも何組かパーティーがいるのが条件ではないかと。」


俺が他の条件に付いて考えていると、ゼノン君からそんな言葉が聞こえた。


「根拠は何かな。ゼノン?」

「おそらくあのボスは、配下召喚と配下強化能力があります。そんな相手に一つのパーティーでは戦いが成立しません。ですから、このイベントは他にもパーティーがいてそのパーティーたちと協力するのが前提のイベントではないかと思います。」

「その意見に私たちは同意するよ。」


ゼノン君が説明していると、最後に残ったパーティーが話に加わってきた。ちなみにそのパーティーは全員女性でオークを連れていた。オークの装備は大型のハンマーと大剣持ちと棍棒を持った編成だ。


「で、提案なんだけどここはイベントクリアーのために協力しない?せっかくのイベントなんだし参加して楽しみたいし、あのリザードマン私たちを逃がしてくれそうにないしね?」

『キシャアア!!』


彼女たちが協力の提案を言った直後に、大きなリザードマンが鳴き声を上げた後にリザードマンたちが俺達に向かってきた。大きなリザードマンも動きは遅いが俺達に向かってきた。


「相談する時間もないな!俺は提案に賛成だ!」

「私もよ!」

「僕もです!」

「俺達も協力しよう!だが、召喚獣が2体目なのであまり強くはない!俺達は配下を担当する!」

「私たちはボスを倒したいけど、恨みっこなしの早い者勝ちにしない!」

「それでいいぞ!どのみち時間もないしな!」


俺達に迫ってくるリザードマンたちはもうすでに目と鼻の先だった。6体のリザードマンは三体一組に分かれ、俺たち以外のパーティーに向かって行った。


「よし!戦闘開始だ!!」

「ちょっと!何で私たちの方に来るのよ!?」


彼ら彼女らは向かってきたリザードマンたちの相手をすることになり、俺達は向かってくる大きなリザードマンの対応をすることになった。とりあえず鑑定!


<リザードマン・リーダー Lv9>


リーダーつまりは隊長格と言うことかな?改めて観察すると、左手に篭手を装備してその篭手は盾のように幅広い部分がある。盾よりは防御性能は低いかもしれないが、防御手段があるのは厄介だな。


「とりあえず、ガレスが正面から攻撃する!二人は側面や後ろに回り攻撃してくれ!」

「わかりました!」

「了解よ!」

「よしガレス!盾を前方に構えてあのリザードマンを迎え撃て!」


そう指示を出し、ガレスは獣皮盾を前方に構えて防御体勢を構えた。それを見たリーダーはガレスへとハルバードを突き出した!それを見た俺は・・・・


「今だガレス!”アタックガード”!」


俺はガレスにアーツ名を叫び使うことにした。攻撃系のアーツはタイミングがシビアだが最初の盾術アーツくらいならそれほど難しいわけではない。それに相手とのLv差もあるからな。使えるなら使った方がいいだろう。


ガレスの持つ盾が青白い光を放ち、その盾にハルバードが接触するとガッツン!!っと音が響き、ガレスは2、3歩後ずさりリーダーのハルバードは大きく弾かれた。その大きな隙を二人は見逃さない。


「今よ後鬼!左腕のわきを突き刺しなさい!」

「アビスは右足の関節を切り裂け!」


そう指示を出して、二人の召喚獣は武器を繰り出す。2体の召喚獣の武器はLv上がりステータスも上がったことで最初に持っていた武器より強力な物に代わっている。


後鬼の持つ槍は、短槍から長槍へと代え刃の部分は十字形になっている。アビスは片手で振るえる鎌だったのが、大鎌へと変わりその刃は歪曲のない一直線上になっている。


そんな2匹の武器が一方が左わきを突き、もう一方が右足関節を切り裂いた。


『キシャ!!』


二人の攻撃は確かにダメージを与えたが、それほど大きなダメージではなかったようでリーダーは体勢を立て直してハルバードを横へと振るい二体を攻撃した。


この攻撃は攻撃直後の二体を直撃した。アビスは吹き飛ばされ、後鬼はアビスに当たったことで威力が落ちたのか、数歩後ずさる程度で済んだ。


「アビス!!」

「後鬼!大丈夫?」

『ゲハ!』


ゼノン君はアビスの下へと駆け寄り、後鬼の方はコハクさんの言葉にすぐさま答えて体勢を立て直した。リーダーはアビスを状態をチャンスと思ったのか、アビスへと視線を向け一歩を踏み出した。


「ガレス!リーダーの左腕を攻撃しろ!」


俺はアビスをかばうためにガレスに攻撃指示を出し、指示を聞いたガレスはリーダーへと向かい左腕に向けて武器を振るった。リーダーはガレスの攻撃に対して左腕の篭手で受けようとした。


キィン!!っと金属音が響き、ガレスの攻撃は篭手により受け止められた。だが、リーダーの方も受け止めただけであり篭手と剣による力比べの展開になった。俺は相手の方が力が強いだろうから追加の指示を出す。


「ガレス!そのまま盾でリーダーの腹に攻撃しろ!」


ガレスは俺の指示を聞いて、盾を相手の腹に潜り込ませ重い打撃を喰らわせた!


『!!』


リーダーは一瞬呼吸が止まったようで、同時に力も抜けたように右膝が地面に付いた。


「ガレス今度は腹に”シールドアタック”だ!」


俺が指示を出した瞬間、ガレスの盾が赤い光に包まれもう一度リーダーの腹へと叩き込まれた!


ドォッコン!!


低重音の音が響き、リーダーの大きな体がくの字に若干曲がったように見え、数歩後ずさった後腹を抑え込んだ。どうやらかなりのダメージになったようだ。


「今よ後鬼!首に槍を突き刺しなさい!」

「アビスは背中に回って尻尾を切り裂け!」


直後にガレスの横を後鬼が通り過ぎ、首に狙いを定め槍を突き出した!アビスも吹き飛ばしから復帰してリーダーの尻尾を切り裂いた!


『シャァ・・・』


この攻撃が決まった後には前方に倒れこむリザードマン・リーダーがそのまま光の粒子となり、俺達はクエストボスを倒すことに成功した。

名前  ガレス   種族  アーマー 


 Lv 7(+1)   HP200/200(+10)   MP78/78(+4) 


  筋力 16(+1)  体力 20 俊敏 9


  器用 13  魔力 6  魔防 9


  SP: 1


  装備: 龍麟刀  獣皮盾


 スキル: 剣術Lv11(+2) : 盾術Lv13(+3) : 異常状態耐性Lv1


プレイヤー名  フレン  職業  召喚士


固有スキル:  《召喚術》  《鑑定》 《召喚数+1》


スキル: 指揮者Lv46 : 召喚獣器用上昇Lv41 : 召喚獣俊敏上昇Lv40 : 防御指令Lv37 :採取Lv21 : 採掘Lv22 : 釣り人Lv1 : 解体人Lv29 : 急所技術Lv7(+3)


召喚可能召喚獣: ハイゴーレム / ジーク


次回の更新は 3日後予定。あと性懲りもなく新作書いていしまいましたw


題名は 軍勢の魔王~勇者として召喚されたのに僕は魔王!?~ です。

こっちの話と違い異世界召喚系のお話とR15指定、残酷な描写ありで書く予定ですので

そう言うのが大丈夫な方、興味を持った方は読んでみてください~

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