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2体目の育成は少し楽

倒したコボルトのドロップを確認しながら、俺は先ほどの戦闘について考えていた。


「いくら何でも、Lv1の強さじゃないよな?ジークだって初めての戦闘じゃあ苦労したし何でだ?」


新たに加わったアーマーのガレスを見ながら、俺は首を傾げて考えにに没頭していた。するとそこに・・・


「お~い!なんか深刻な顔しているが、問題でも起きたか?」


俺の様子が気になったのか、スケルトンを連れたPCが話しかけてきた。


「回復薬でも切れたか?なんなら俺の持っているの売ってやるぞ?」

「ああ、そういうわけではないんだ。先ほどの戦闘がどうにも納得できなくてな。」

「ん?どういう意味だ?」

「それは・・・」


ここで一人で悩んでいるよりは、人に意見を聞いた方がいいかな?と言うわけで俺は先ほどの戦闘があっけなく終わったことを話した。


「ああ~なるほどな。ちなみに聞くんだがお前さんそのアーマーは2体目か?」

「そうだが?」

「だったら当然だぜ?お前さんが生産職でもない限りは戦闘系スキル持ってるだろう?」

「あ!」

「1体目でPCの持っている戦闘系のスキルがかなり上がってるから2体目もスキルの効果で強くなってるってわけだな。」


そうか、俺のスキルの効果でガレスの戦闘力は上がってるのか!無論、劇的に上がってるわけではないだろうがそれでも、コボルトぐらいならその差で圧倒しても不思議ではないか。


「2体目を召喚したPCはあんたのように最初の戦闘で困惑するか、始めっからそのことを理解して調子に乗るパターンが多いからな。お前さんは前者だったってことだな。」

「少し考えればわかることだったな。いや、お恥ずかし・・・」

「調子に乗って無茶するよりはましだって。ついでにアドバイスとして戦闘ログも確認しといた方がいいぜ?思わぬ発見があるかもしれないしな。」

「教えてくれてありがとう。おかげで疑問が晴れたよ。」

「な~に困った時の助け合いもゲームの醍醐味さ。お互いLv上げがんばろうぜ。じゃあな!」


そう言って話しかけたくれたPCは召喚獣と共に離れて行った。名前を聞きそびれてしまったが、背中に向けて俺は深く頭を下げた。


そしてあのPCの助言に従い、俺は戦闘ログを開くことにした。戦闘ログとは戦闘で起こった事を確認できる記録のことだ。相手にどのくらいダメージが入ったのか、召喚獣の攻撃はクリティカルだったのかなどが表示される。


そう言えばジークの時は戦闘ログを見たことなかったな?最初の戦闘の迫力に興奮して忘れたままになってたわ。戦闘ログはログアウトするとリセットされるから、ジークの戦闘記録はもうない。今度からはまめにチェックしよう。


うん、マジでこれからはまめにチェックしよう。戦闘ログにはかなり有意義なことが表示されていた。特にガレスがコボルトの首を突き刺した時のログは見逃してはいけないものだった。


≪ガレスがコボルトのウィークポイントである首を攻撃した。さらにクリティカルが発生!24のダメージを与えた≫


このログで重要なのは、コボルトにウィークポイント。弱点部位が存在すると言うことだ。しかもクリティカル効果でダメージが増えているので、結構な数値を叩き出した。


メニュー画面のヘルプで確認したところクリティカルは1,5倍のダメージ小数点以下は切り捨て。さらに読み進めていたら、クリティカル発生確率は器用のステータスが高いほど上がるらしい。


俺のスキルにある【召喚獣器用上昇】の効果で召喚獣の器用値は結構な高めだろうし、ガレスもLv1にしては高い方だろう。さらには【召喚獣俊敏上昇】の効果で俊敏も高めになっているだろうし、【指揮者】の効果で指示も理解されやすくなっている。もう一つの【防御指令】ついては防御指示を出せば盾術と合わさりジークほどではないだろうが、固くなるだろう。


結論。コボルトではガレスの相手にはならんだろう。とは言え、ここで調子に乗ってリザードマンを相手にしに行くのは愚の骨頂。さすがに3対1で勝てるほど甘くはなかろう。しばらくはコボルト相手にLv上げだろうな。


「待たせてしまってすまないな、ガレス。Lv上げの続きだ!」


俺の言葉に頷くガレスはどことなく嬉しそうだった。


それから戦闘を4戦ほどやってみた。やはりと言うか、すべての戦闘でガレスはコボルトを相手に互角以上に戦った。


ショートソード持ちとの戦いでは的確に攻撃を円盾で弾き、剣による攻撃を弱点部位である首に突き刺したり、鍔迫り合いになれば円盾で相手を殴り危機を回避するなどで活躍し。


短槍持ちには円盾で攻撃して、剣で受けたり弾いたりと武器によって対応を変え、棍棒持ちには真正面から受けたり弾くことはせずに、回避や受け流すことを行い攻撃は相手の隙を狙って行った。


指示を出したのは俺なんだが、指示の理解力が深いのだ。これが【指揮者】スキルの効果なのだろう。ジークの時はあまり効果の実感がなかったが、今この時は効果の凄さを思い知っている。まあ、スキルLvが高いおかげなのだろうがな。


おかげで戦闘がかなり楽でガレスもLvが3になり、ステータスは筋力と器用を上げておいた。イベントで手に入れた龍麟刀と獣皮盾を早く装備できるようにしたいからな。装備適用値になるまではこの2つを上げよう。


今日はこのくらいにして、そろそろログアウトをしよう。そう判断して俺は町へと戻り東門に到着したらガレスを送還リターンして、町へと帰還した。今度はなじみの門番さんは見当たらなかったので休憩でもしているのかもしれないな。


手に入れたドロップも売るため、タジン武具店に立ち寄ることにした。


「お邪魔します。」

「ん?フレンか?また来てくれたのか。」


今度はカウンターの内側にはヴォルフがいた。


「ヴォルフか。今度はドル爺さんが作業中か?」

「ああ、そうだ。と言いってもドル爺さんの方が作業効率はいいからそろそろ終わりが近いのかも知らないがな。」

「そうなのか?」

「何ぶんあっちは、鍛冶関係では集中している分スキルLvが高いからな。俺は生産系スキルを節操なく取ったからな。おかげで色々な作業をやらないといけないんだ。」


そう言えば、ヴォルフは調合も持っているらしいな。


「自分で選んだのだから自己責任だし、俺の目的は自分の店で色々な商品を並べる万屋的な店を建てたいんだ。」

「あれか?初心者から熟練者まで、必要なものは何でもそろいますって感じか?」

「おしい。初心者から中級者までを対象にするつもりだ。熟練者はドル爺さんのような生産職を利用するだろうな。」


何でもあるが性能はそこそこってとこかな?


「ところで、武具は手渡したってドル爺さんが言っていたが、こんどは何用だ?」

「ドロップ品を売りに来たんだ。2体目の召喚獣を召喚して今までLv上げをしていたからな。そう言えば二人は2体目の召喚獣はどうするつもり何だ?」

「俺やドル爺さんはゴーレムにしようと考えてるが、【指揮】スキルを取るためにもエリアボスを倒してからになるかな。」


何でも召喚士ギルドで、【指揮】スキルを強くお勧めされ詳しく聞いてみるとドール系の召喚獣にも指示を伝えやすくなり、生産作業も今より楽になると言われたので取ることを決意したようだ。


「実際、生産助手にしているドールは、最初の内はこっちの指示内容を理解して無いような行動が多くてな~何度か付き合っているうちにかなり細かく指示しないと理解しないと言うのが分かったんだが、いつもそれだと効率悪くてな~」


そう言えば、二人は攻撃指示も「矢を放て!」なんて簡単な指示じゃなかったな。それも【指揮】がない影響か。


「そんなわけで、俺とドル爺さんは新しい召喚獣はまだ先だな。」

「もしエリアボスに挑戦するなら、誘ってくれ。時間が合えば協力しよう。」

「その時になったら頼むよ。」


そんな会話の後、コボルトのドロップ品を売ったら喜ばれた。イベント期間中はいなかったので素材が品薄だったらしい。おかげで高めに売れたよ。それで宿屋に戻ってログアウトだな。しばらくはガレスのLv上げを頑張るとするかね~


名前  ガレス   種族  アーマー 


 Lv3(+2)   HP150/150(+20)   MP58/58(+4) 


 筋力 12(+2)  体力 19(+1) 俊敏 8


  器用 11(+1)  魔力 6  魔防 8


 SP: 0


 装備: アイアンソード  アイアンシールド


スキル: 剣術Lv4(+3) : 盾術Lv4(+3) : 異常状態耐性Lv1


プレイヤー名  フレン  職業  召喚士


固有スキル:  《召喚術》  《鑑定》 《召喚数+1》


スキル: 指揮者Lv46 : 召喚獣器用上昇Lv41 : 召喚獣俊敏上昇Lv40 : 防御指令Lv37 :採取Lv21 : 採掘Lv22 : 釣り人Lv1 : 解体人Lv29 : 急所技術Lv4(+3)


召喚可能召喚獣: ハイゴーレム / ジーク


ジークはしばらくお休みです。次の更新は3日後予定。

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