戦闘後の考察
初戦闘を終えた後俺たちは休憩するためその場に座り込んでいた。念のため周りを確認したが他の魔物は見当たらない。たぶん大丈夫だろう、戦闘後のステータス確認と戦闘時に発生したことについて考えなくては。
まずはジークのステータスからだな、メニューから出してっと・・・
名前 ジーク 種族 ゴーレム
LV2(+1) HP 180/180(+10) MP 32/32(+2)
筋力 25 体力 26(+1) 俊敏 2
器用 3 魔力 2 魔防 3
SP: 1
スキル : 殴りLv3(+2) : 異常状態耐性Lv1 : 頑強Lv2(+1)
このゲームではHPは体力の数値でMPは魔力の数値で増える値が決まるのだ。ゴーレムは魔力が低いし上げる必要性も今の所はないからなぁ~進化すれば必要になるのかね?
SPはステータスポイントのことでSPを消費して好きなステータスを上げることができる。早速俺はSPを使い俊敏を+1した。ユミ先生のお勧めと俺自身必要性を実感したため上げたのだ。
続いては俺のステータスだ・・・
プレイヤー名 フレン 職業 召喚士
固有スキル: 《召喚術》 《鑑定》
スキル: 指揮Lv3(+2) : 戦闘時器用上昇Lv3(+2): 戦闘時俊敏上昇Lv2(+1) :防御命令Lv2(+1) :採取Lv1 : 採掘Lv1 : 釣りLv1 : 解体Lv1
称号: 【大精霊アルトの祝福】
【指揮】や【戦闘時器用上昇】の上がりがいいな、【指揮】に関しては指示を出して戦闘を行ったから増えたんだろうな。一部の指示を実行しなかったのはなんでだろう?まあそれは後で考えるか。
【戦闘時器用上昇】は攻撃が当たったから増えたんだろう、器用のステータスは攻撃命中にに関係する数値だからな。敵もデカかったし俊敏のステータスもジークよりは上だろうがそこまで高いわけじゃあなかったんだろう、当たりやすくて助かったな。
【戦闘時俊敏上昇】と【防御命令】は+1のみか・・・両方とも関連した行動をあまりしなかったからしかたないな、むしろ+1されてよかったとみるべきだな。
ステータス確認を終えて次は戦闘時に起こったことの考察だ。まずはジークが一部の指示を実行しなかったことだな、あの時俺は岩亀の隙だらけな姿を見てジークに「たたみかけろ」と指示を出したがジークは実行しなかった、他の指示は実行したのになぜあの時だけ?
俺はいくつかの仮説を考えてから後で確認しようと心に決め、もう一つの起こった事について考え始めた。それは防御を指示したあと岩亀が攻撃したらひっくり返ったことだ。
あれについては俺の中でこれではないかという考えがすでにある、【頑強】と【防御命令】この二つのスキルの二重効果の結果ではないかと。【頑強】は体の頑丈さにボーナスがつく、つまり防御力が上がるスキル、【防御命令】は防御指示を出した時に防御力が上がるスキル、この二つのスキルのおかげでジークの防御力がかなりの物になりあんな結果になったんじゃあないか?
今考えたことを確かめるためにも俺たちは岩亀を探して戦闘を行うために移動し始めた。
初戦闘から時間が過ぎ俺たちは2体の岩亀を見つけ戦闘を行った、その結果いくつかの成果と俺の考えの正否がわかった。
まず2体と戦い勝利してジークのLvとスキルLvが俺の含めて上がった。ジークはLv3になり筋力が上がった。SPはまた俊敏に使った、最低でも5になるまで上げるつもりだ。スキルは【殴り】がLv6に【頑強】がLv4にLvアップした。
俺のスキルは【指揮】Lv7【戦闘時器用上昇】Lv6【戦闘時俊敏上昇】Lv5【防御命令】Lv4にあとおまけに【解体】がLv2にLvアップした。
岩亀についてもいくつか判明した。まず攻撃方法はかみつきと前足による2足歩行からのストンピングの2種類しかないようだ。あとはHPがある程度減ると甲羅にこもるらしい。そうなるとジークの攻撃力でも何度か攻撃しないと倒せなかった・・・それでもダメージがとおるだけましか?
岩亀を倒したことでアイテムも手に入れた。岩亀の甲羅の欠片2個、岩亀の腹皮2枚、岩亀の岩石1個がアイテムボックスに入っていた。このゲームでは倒したら自動でアイテムボックスに入る仕組みのようだ。
さらには戦いながら色々と試していたのだがそのおかげで分かったことがある。
まずジークの指示について、どうやらゴーレムは大雑把な指示では行動しないようだ具体的には「たたみかけろ」や「あばれろ」、「つっこめ」などの言葉だけでは理解できないらしい。理解しやすいのは「拳で甲羅をたたけ」や「両腕で頭を連打だ」は行動してくれる。”なにで”、”どこを”、”どうする”のかをちゃんと言葉にして伝えないと理解できないようだ。
岩亀がひっくり返ったことは最後の戦闘で防御行動だけさせてみたら、かみつきは攻撃した直後岩亀が痛がりダメージを受けたようだった。ストンピングに関しても同じ結果になった。少なくとも防御指示を出したジークの防御力はかなりのものになるようだ。ちなみに岩亀は腹を攻撃したら早く戦闘が終わるので弱点なのだろう。
戦闘も体験したことだしそろそろ町に戻ろうか、俺はそう考えマップを見ながら町に向け歩を進める。
しばらくすると南門が見えてきた。ジークの俊敏が上がったおかげで少しは早く帰ってこれたな、さらに進んで南門の目の前までやってきた。
「ジーク今日はご苦労様おかげで助かったぞ」
『ごぉー』
「じゃあまたな、送還!」
呪文を唱え召喚した時と同じ工程がジークの周りで発生し光の粒子とともに消えてゆく。その光景をみていたら門番が俺に話しかけてきた。たぶん以前話した人と同じ人だ。
『やあ、おかえり成果はどうだった?』
「岩亀を三体ほど倒せました、召喚士ギルドで教えてもらったとおりでしたよ」
『それはなにより、これからどうするんだい?』
「宿屋を探して今日はもう帰ろうかと」
『ああ君たちの世界に帰るんだね、だったらお勧めの宿屋を教えよう』
「いいんですか?」
『ああ、君なら教えても問題ないだろう、お礼が言える人は歓迎されるだろうし』
「?嬉しいことがあれば、お礼を言うのは当然では?」
『普通はそうなんだけどね、ここに来た異界の住人は礼儀のなってない人ばっかりだったんだよ。人の話を聞かないのは当たり前、さらに人によっては暴言を吐く始末でね。君みたいな人は珍しいんだよ」
俺がお礼を言ったら驚いていたのはそういう事があったからのようだ、それにしても召喚士ギルドに続いてここでも暴言を言葉にする奴がいたらしい。
「同郷の者がご迷惑をかけたようで申し訳ありません・・・」
『何君が謝る必要はないさ、それよりも宿屋の場所なんだが・・・』
俺の謝罪に対しそう言ってから彼は宿屋の場所を教えてくれた。それによると宿屋は南側の大通りから外れた場所にあるようで南門広場からの方が行きやすいようだ。マップも更新されたようだ。
「ありがとうございます。早速行ってみます」
『ああ、そうしてくれ。自己紹介が遅れたが俺の名はグゼルだ。宿屋の女将によろしくな』
「俺の名前はフレンです。じゃあ、また」
グゼルと別れ教えてもらった宿屋に向けて歩き出した。
名前 ジーク 種族 ゴーレム
LV3 HP 190/190 MP 34/34
筋力 26 体力 26 俊敏 4
器用 3 魔力 2 魔防 3
SP: 0
スキル : 殴りLv6 : 異常状態耐性Lv1 : 頑強Lv4
プレイヤー名 フレン 職業 召喚士
固有スキル: 《召喚術》 《鑑定》
スキル: 指揮Lv7 : 戦闘時器用上昇Lv6: 戦闘時俊敏上昇Lv5 :防御命令Lv4 :採取Lv1 : 採掘Lv1 : 釣りLv1 : 解体Lv2
称号: 【大精霊アルトの祝福】
ステータスの+表示はLvアップ直後の表記とさせてください。




