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スキルチケットと武器の受け取り

仕事を終えてサラオンへとログインした俺は宿屋の一室でちょっと悩んでいる。その原因はイベントで手に入れたスキルチケットだ。ちなみにアイテムの詳細はこんな感じ・・・


 スキルチケット  レア度:★★

 これを使うと召喚獣か召喚士のスキル枠が増える。

 どちらを選ぶかは君の自由。ただし、使い捨てなので注意。


レア度が10なのはさすがにスキル枠と言うのは、強さに影響を与えるから納得の数字だ。で何に悩んでいるかと言うとジークに使うべきか、それとも俺のスキル枠を増やすべきか悩んでいる。俺に使った場合これから召喚獣も増えるため全員に効果のあるスキルを選べば戦力は飛躍的に上がるだろう。


一方、ジークに使った場合は召喚獣は進化する時以外でスキル枠は増えないから、これはジークを強化するには最大のチャンスだと言える。さらに言えば、次の進化はPC独自のオンリーワンになるからここでスキル枠を増やすのはその可能性を広げることになるかもしれない。


あーでもない、こーでもないと悩みまくっている俺は選択肢の判断材料として召喚士ギルドで、アーマーについて聞くために宿屋を出ることにした。カウンターの内側にいる女将さんに挨拶をして目的地へと向かう。


アーマーについては魔法人形タイプで一番人気があるので、提示板などで情報はあふれているがやはり専門家の情報量にはかなわないだろうしな。それに何か知らない情報も聞けるかもしれない。


そんなわけで、召喚士ギルドに着いて早速中に入る俺。


「お邪魔します。」

『いらっしゃーあ!フレンさん!』


入口のカウンターの内側にはユミ先生が立っていた。


「こんにちは、ユミ先生。今日はアーマーについて聞きたくて尋ねました。」

『あ、そうなんですか!でしたら以前のお部屋に進んでください!そこにカノンお姉ちゃんがいますのでお姉ちゃんから詳しい話が聞けますから!』

「カノンさんがアーマー担当なんだ?」

『そうですよ!アーマーのことならお姉ちゃんが一番知ってますから!』


教えてくれたユミ先生に礼を言って以前の部屋を目指して階段を降り、部屋へと急いだ。部屋の前に立ってノックをし『空いているのでどうぞ~』と許可を貰い扉をくぐる。


「失礼します。」

『あら?お久しぶりですね。今日はどうしましたか?』

「実は2体目の召喚獣を召喚できるようになり、アーマーを召喚しようと思いましてその前に情報を仕入れようと思いまして。」

『それはおめでとうございます。こちらは今すぐにでも説明は行えますが、早速始めますか?』

「お願いします。」


そう言ってから俺は開いている席へと座り、話が始まるのを待った。


『ではアーマーについての話を始めます。まずは魔法人形タイプについてはもうご存知ですか?』

「はい、ユミ先生から聞きました。」

『でしたらそこは飛ばして、アーマーの特徴から教えますね。アーマーは魔法人形タイプの召喚獣の中では前衛向きの召喚獣です。もっともゴーレムほどではありませんが、一番高いステータスは体力で筋力と器用も高めです。魔力は一番低いですが、特に問題があるわけではありません。』


一旦言葉を止め、視線で『ここまではいいですか?』と聞いてきたと思うので頷いておく。カノンさんも頷き話を続けた。


『アーマーの最大の特徴は武器を持てることですね。特に片手で扱う武器の適性が高く、盾なども得意です。成長すれば大型武器なども扱えるようになりますし、そういう意味では自由度の高い召喚獣と言えるでしょう。ただし、筋力はそれほど高いわけではなく持たせたい武器が大型の場合は筋力を上げなくてはなりません。』


ふむ・・・・ここら辺は特に新しい情報は無いかな?


『最初に召喚する際、スキルを決めなくてはなりませんがお勧めは、剣術や斧術、槍術、棍術、鎚術などの武器スキル系。後は盾術などもお勧めです。変わった所では二刀流スキルを覚えさせ剣を二本持たせた人もいましたね。』


ほほう、やはりそう言う人はいるらしいな。ふふふ、俺も似たようなことは考えてるぜ。3体目はその考えを実行してやるかね。


『召喚士のスキルとしては長所を伸ばすために、【戦闘時体力上昇】や【防御技術】などで防御能力を伸ばすこと。また短所を補うために、【戦闘時器用上昇】などや【急所技術】でクリティカルを出しやすくしたり【戦闘時筋力上昇】や【攻撃技術】で攻撃力を底上げしたらいいかと思います。何か質問はありますか?』

「その【技術】系統のスキルはどういう物ですか?」

『【防御技術】は持っているだけで防御力の上昇。【攻撃技術】は攻撃力の上昇。【急所技術】はちょっと変わっていて持っているだけでクリティカル率の上昇ですね。』


初めて聞くスキルだな。最初にスキル選択した時は無かったような?イベントの時に新しく追加されたスキルか?


『以上で説明を終わります。参考になりましたか?』

「はい、もちろんです。」


俺は立ち上り頭を下げて礼を行った。カノンさんは微笑んで『お役にたてたのならよかったです。』と言ってくれた。その後、俺は部屋を出て入口に居るユミ先生にも挨拶してから召喚士ギルドを出て行った。


その足で俺はタジン武具店へと向かう。今日はヴォルフとドル爺さんに会う約束があるのだ。なんでも大鬼斧だいきふの改造が出来たそうなので、それらを受け取りに行くのだ。


東の大通りを移動してタジン武具店へと入って行く。


「来たぞ~ヴォルフにドル爺さんはいるか?」

「おう!待っとったぞフレンよ!」


俺の言葉にカウンターの内側から声を掛けるドル爺さん。


「今日はドル爺さんが店番か?」

「そのとおりじゃ。今ヴォルフのやつがタジン師匠とメイズ鉱石と結晶の加工法を学んどるよ。」

「あれ?その二つは【不死鳥】が加工方法を提示板に書き込まなかったか?」

「それは知っとるんだが、あの加工方法はPCオリジナルの扱いでな。タジン師匠が教えている加工方法とは別物なんじゃ!それにこの加工方法を伝授し終われば、南の鉱山の町にタジン師匠の兄弟子がおるらしくての。紹介状を書いてくれることになっとるんで学んでいると言うわけじゃ。」


ドル爺さんは付け加えて、「どっちの加工方法にもメリット、デメリットがあるしの」とのこと。生産はやはり奥が深いようだ。


「まぁ、わしらの近況はこんなとこじゃ。それよりもじゃ!できた武器を渡すとするぞい!これじゃ!!」


そう言うと、ドル爺さんはメニューを操作しカウンターに武器を出した。俺の目の前にある武器は手斧サイズの斧が2個だ。


一つは真っ黒な刃の部分とそれ以外が橙色の甲殻で覆われている。持ち手の部分は金属で滑り止め用なのか真っ黒い皮のようなものが巻かれている。


もう一つはすべて金属で作られていて、刃の部分は妙にキラキラ輝いている。持ち手の部分には布が巻かれていた。とりあえず二つとも鑑定!


 厳 鎧 斧がんがいふ  品質:5  耐久値:115/115  レア度:☆☆☆☆

 大鬼斧を手斧サイズに改造した斧。いろいろな素材を使ったため耐久値は低め

 効果: 攻撃力+24 防御力+10 筋力強化(小)

 装備適用値: 筋力 18以上  体力 18以上


 宝 破 衝 斧ほうはしょうふ  品質:5  耐久値:130/130  レア度:★

 大鬼斧の刃部分をインゴットに戻して一から造り直した一品。

 手斧サイズになったが、全くの別物となった。

 効果: 攻撃力+26 器用強化(中) 筋力強化(小)

 装備適用値: 筋力 20以上  器用 15以上


二つとも手斧になってしまったようだが、性能ではデメリットもなく申し分ないな!


「厳鎧斧の方がヴォルフ作。宝破衝斧の方はわしが作った。ヴォルフの方は石斧の刃部分を研磨し直して他の素材で補強した形じゃな。わしの方は鑑定したならわかるだろうが、一度鋳潰して根本から造り直したんじゃ。手斧サイズになってしまったが、よい武具が出来たと思っとるよ。」

「デメリットもないし十分すぎるよ。本当に俺が貰っていいのか?」

「材料はフレンが提供してくれたしの。わしらでは使えんし、売ろうにも実験的なことじゃったし何より使った素材を考えればかなりの値段になってしまうわ。だから遠慮なく貰ってくれ。」

「わかったよ。ありがとうな。」


そういうことなら遠慮せずにこの二つの武器を受け取ることにした。


「しかし作っといてなんじゃが、どうするんじゃ?」

「とりあえず考えてることはあるから、心配無用だぞ?できるようになってからのお楽しみだ。」


それから俺は2体目のアーマー用に武器を購入してから店を後にした。さて、いよいよ2体目の召喚獣とご対面だ。わくわくしてきたぞ!

今年もあと2か月で終わりですな~初めて書いた作者の小説を読んでくれた読者の皆様には感謝しかありません。

特に感想や誤字、脱字の報告をしてくれた方はありがとうございます。

完結までがんばりますので、これからも今作をよろしくお願いします。

なお、誤字脱字の直しは少しづつやって行きます。後、今回の後書きには深い意味はありません。

なんとなく書きたくなったのです。


次回の更新は3日後予定。

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