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公式イベント ㊵最下層ボス挑戦!!

目の前にあるデカい扉を開けようと全員で押すために扉に触れると・・・


≪ここはまだ目覚めぬ厄災が眠る地なり。汝らは厄災を払う実力があるや?≫

≪なければ早々に立ち去るがいい。ここに挑める者は真の実力者のみぞ≫

≪汝らが実力者だと思うならば、試すがいい≫

≪しかし、一度入れば勝者となるか敗者となるかの2択しかないと心得よ≫


などと言う声が響いてきた。しかも結構な男前な声である。ゲーマーとして翻訳するならば、ここにいるボスはかなり強く実力に不安があるならLvを上げてから来いと。自信があるなら構わないが、この部屋は勝敗が付くまでどんな手段でも出られないから注意しろってとこかな?俺の翻訳が正しいか二人にも聞いてみた。


「確かにそんなとこだと私も思うな。」

「僕も同意見です。」

「ふむ、ならどうする?Lv上げ直すかい?」


答えは決まっているだろうが、念のため聞いてみた。


「愚問ね。挑戦するに決まっているわ。」

「そうですよ。ここまで来たんですからね。」

「まぁ、そうだよな。悪かったな当たり前のこと聞いて。」

「意思確認は大事だと思っているから気にしなくていいよ。」


ヴィレッタさんの言葉にゼノン君も頷いている。俺達は再度頷きあい同時に言葉を放った。


「「「挑戦します!!!」」」

≪意気やよし!ならば見事この厄災を祓って見せよ!!≫


そんな言葉が響いたのち、扉がゆっくりと開き始め完全に開いたのを見届けて、部屋へと入って行く。俺達と召喚獣が入りきったら扉が勢いよく閉まり、ガチャンっとロックしたような音が聞こえた。


そして入った部屋を見渡すと、部屋の奥に黒紫色に輝くメタリックカラーのゴーレムが彫像のごとく立っていた。多分あれがボスだろうな。俺達はそのゴーレムに近づいていきあと何メートルという所で・・・


『ゴァアアア~!!』


ゴーレムが動き出したと同時に赤黒いオーラのような物が噴き出ている。まずは鑑定!


<ダークゴーレム Lv20>


またしてもシンプルなお名前で。そんなことをしている間にダークゴーレムは俺達の方へと歩いてきた。走らずに歩いてだ。


「歩くなんてなめてるのかしら?攻撃しちゃいましょうか?」

「やめといた方がいいと思うぞ。」

「どうしてですか?」

「歩くのは人間のできる移動方法で最も隙が少ないって話を聞いたことがある。ジークたちが攻撃したら防御でもして弾かれるんじゃないかな?」

「じゃあどうするの?」

「ここはジークが攻撃しよう。反撃されたとしてもジークなら耐えられるだろうしな。二人はボスが反撃した後に攻撃を加える指示を出してくれ。」


二人は頷いて召喚獣と共にジークから少し離れた。その後に俺はジークに指示を出す。


「ジーク!目の前のボスに左拳で攻撃だ!」

『ゴォ!』


ジークは指示を聞いて真っ直ぐにボスであるダークゴーレムに向かって行った。近ずいてきたダークゴーレムはブラックゴーレムと色とオーラ以外は違いがないようだな。などと考えていると間合いに入ったジークがボスに向けて左拳を繰り出した。それに対してダークゴーレムは右腕を盾にするように構えジークの攻撃を受け止めようとした。攻撃と防御がぶつかり合うと・・・・


ガァッキィ~ン!!


ジークの攻撃は弾かれてしまいわずかに体勢を崩した。それを見たダークゴーレムは左拳の突きを繰り出した。この攻撃はジークの体の中心に当たり、HPを24減らされ何歩か押し戻された。だが攻撃後の隙を狙い、二人の召喚獣も動き出す。


「ローズ!左足にハンマーを全力で当てなさい!」

「オメガは右足に攻撃だ!」


二人に指示にローズとオメガは同時に動いた。もっとも、俊敏のステータスはローズの方が高いから真っ先に攻撃したのはローズだが、ローズは肩に担いだハンマーを頭上に掲げ思いっ切り左斜めに振り下ろす!


その攻撃は見事左足に当たり、ダメージを与えた。足に一撃加えたにも関わらずバランスを崩さないのは予想外だが・・・次にオメガが右足にメイスによる一撃を与えようと構えたが、攻撃する前にダークゴーレムが気づきオメガのメイスが届く範囲から離れてしまった。


その動きはブラックゴーレムより素早かった。しかも無理に攻撃をせずにこちらを観察するかの如くゆっくりと横へ移動している。俺達はボスから目をそらさずに一度集まりどうするべきか話し合った。


「完全にブラックゴーレムの上位魔物ね。しかも弱点だった体力も高めになっているみたいね・・・」

「しかも速さも高めみたいですね。オメガのスピードじゃ追い付けません。」

「しかも、無理な攻撃は一切しないみたいだな。オメガの攻撃を回避した時に攻撃できたはずなのにな。」


どうやらこのボスは、カウンター主体の戦闘スタイルのようだが、どうするべきかね?


「ブラックゴーレムみたいにジークとオメガで正面を任せられないかな?」

「オメガじゃあスピードが足りずに、アーツが間に合わないかもしれませんよ?」

「とりあえず思いついたことをやってみてもいいかな?」

「どうするの?」

「まあ、見ててくれ。ジーク!ボスに防御姿勢のままゆっくりと近づくんだ!」


俺の指示を聞いたジークは、いつものように手の甲を相手に向けた防御姿勢をして、ゆっくりとダークゴーレムへと向かってゆく。そんなジークに対してダークゴーレムは一定の距離を保ちゆっくりと横へと進む。


しばらくこの追いかけっこは続き、ダークゴーレムは壁際まで追い込まれてしまった。


「今だジーク!そのままボスに突撃だ!」

『ゴォ!』


ジークが突撃した直後、ダークゴーレムは一瞬棒立ちになった。その様子は回避か防御か迷っているように見えた。だが、それは致命的な隙になるぞ。案の定ジークの突撃は見事に決まり、壁にまで挟まれかなりのダメージとなった。


「ジーク!そのままボスを押さえつけるんだ!」

『ゴォー!』


さらに俺は指示を出し、ジークはそれを実行して突撃姿勢のままダークゴーレムを抑え込んだ。両腕がそのままのダークゴーレムはジークを攻撃しているが、体勢が悪くあまりダメージは徹っていない。


「二人とも!今の内に攻撃指示を出してくれ!俺はジークの回復に専念する!」

「ええ!わかった!」

「任せてください!」


それからの戦闘は、ジークが先に倒れるかダークゴーレムが先に倒れるかの勝負となった。ローズは左足をオメガは右足を攻撃して、時折アーツを使いながらボスを倒そうと必死に攻撃した。


俺もジークの回復に集中し回復薬を握る手が緊張で振るえるが、何とかジークのHPをなくさないために必死だった。そして・・・


「これで終わって!”インパクト”!」


ローズのアーツが振り下ろされ命中した時、ダークゴーレムは光の粒子となり倒すことに成功した!


 ≪最下層ボス撃破を確認。撃破したパーティーに称号”ダンジョン攻略者”を与える≫

 ≪最下層ボス撃破したことで、蓄積された魔力の消滅を確認≫

 ≪召喚獣ジークのLvが上がりました≫

 ≪召喚獣ジークのスキルLvが上がりました≫

 ≪召喚士フレンのスキルLvが上がりました≫

 

「やった~!攻略大成功~♪ しかも称号ゲットよ!!」

「やりましたね!姉さん!フレンさん!」

「ふぅ~何とかなったか・・・・」


二人は攻略の成功と称号ゲットに喜んでいるようだ。もちろん俺にだって達成感と喜びはあるのだが、さっきまで綱渡り的なことをやっていたから「終わってくれたか・・・」みたいな感想が大部分を占めている。


「何よ~フレンもっと喜びさないよ!称号よ、称号!」

「いや~緊張してたからな。今は終わったってのが正直な感想だ。」

「お疲れ様ですフレンさん。確かにジークがいなければ、ダークゴーレムは倒せなかったでしょうね。」

「うん、確かにお疲れのようね。まあ、なんにしても二人ともありがとうね!おかげで攻略できたしおまけに称号もゲットで言うことはないよ。」


ヴィレッタさんはかなりのテンションのようだな。とにかく落ち着くためにもここから出ようと言うことになり、水晶に触れ脱出する。


ダンジョンから脱出して遺跡の周りに出てきた俺達。そしたらちょうどワールドアナウンスが鳴り響いた。


タタララァ~ン♪


[PCの皆様にお知らせです。つい先ほど現在開催中のイベントダンジョンを攻略したパーティーが現れました。攻略されたのは遺跡タイプです。これにより遺跡タイプは4階層と5階層が消滅して3階層までとなります。ですがご安心を、イベント終了まで遺跡タイプには入れるのでこれからも挑戦してください。またダンジョンチケット遺跡を使って遺跡タイプに入った場合は、宝箱出現確率がかなり上昇します。レアな武具やアイテムなどを狙ってみてください。以上でお知らせを終わります。これからもサモナー・ライフ・オンラインをお楽しみください]


チャララララン♪


「「「「「おおおおおおおぉ~!!!!」」」」


アナウンス後、大歓声が巻き起こった。声の感情としては最初の攻略者に対する尊敬と感動。先を越されたという嫉妬と悔しさ。あとへと続こうとする決意と意地。そんな感情が入り混じっているような気がするな。


「とりあえず、私はギルドに報告しに行くけど二人に一緒に来てほしいんだけど?」

「僕は大丈夫ですよ。」

「ああ~俺の方は明日用事があっていろいろ用意をして早めに寝たいんだ。悪いがもうログアウトしたい。」

「リアルの用事では仕方ないわね。でも、時間が出来たら攻略の打ち上げをするから連絡してよね!」

「わかったよ。ではまたな。」

「お疲れ様でした。フレンさん。」


リアルの用事とは仕事のことだ。二人には俺が社会人だと教えといてもいいかもな・・・さてと、時間もそこそこだし風呂を洗って入って飯食って寝なきゃな~

名前  ジーク   種族  ハイゴーレム


LV22(+1)  HP 380/380(+10)  MP 110/110[+20](+4)


 筋力  33↑  体力  33(+1)  俊敏 15 


 器用  15(+1)  魔力  6  魔防  6↑


SP: 0


装備: 魔力強化装備アルケデット


スキル : 拳打Lv41(+1) : 異常状態耐性Lv28 : 強固Lv45(+3) : 重心強化Lv33(+2)


プレイヤー名  フレン  職業  召喚士


固有スキル:  《召喚術》  《鑑定》 《召喚数+1》


スキル: 指揮者Lv46(+1) : 召喚獣器用上昇Lv41(+1) : 召喚獣俊敏上昇Lv40 : 防御指令Lv37(+1) :採取Lv21 : 採掘Lv22 : 釣り人Lv1 : 解体人Lv29


称号: 【大精霊アルトの祝福】 【大精霊ノルンの祝福】 【幸福を食した者】

    【ダンジョン攻略者】


次回の更新は3日後予定。

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