公式イベント ㊴4階層ボス戦
ストックがかなり増えたので今日は2回更新します~
俺達はおそらくボス部屋であろう広い部屋の入り口前でボス戦の戦い方について話し合っていた。
「多分ここのボスもゴーレムなのは変わらないでしょうから、ジークに正面から殴りあってもらってオメガとローズは横や後ろから攻撃しましょう。ただし、敵は全くの初見だからなるべく防御優先で対処しましょう。特に正面担当のジークは徹底してね。」
「わかった。」
「了解です。」
ヴィレッタさんの言葉に答えた後、俺達はボス部屋へと入った。今までと同じなら中心部分でゴーレムが出てくるはずだが、そして中心に近ずいたら毎度お馴染みに音が鳴り響きどんどんと近ずいてくると、中心の床が割れゴーレムが姿を現した。そのゴーレムの特徴は・・・・
「黒ね?」
「しかも輝いてるように見えますね?」
「メタリックカラーって言うのかね?」
これらのセリフで少しはわかるだろうが、出てきたゴーレムはジークよりもわずかに小さく形はハイゴーレムと同じ左右のバランスが取れている人型だ。そして色が真っ黒なのだ。しかも光輝いて見えるからメタリックカラーと言うんだったかな?
俺達が第一印象を呟いていたら、ゴーレムが動き出した。とにかく鑑定を!
<ブラックゴーレム Lv20>
シンプルな名前だな。しかし、Lvが今までで一番高いからかなりの強敵だろう。そんなことを考えていたらブラックゴーレムがこちらへと向かってきた。その動きはよどみがなく一番早かったアイアンゴーレムよりも早い!
「ジーク!前に出て攻撃を防御するんだ!」
『ゴォ!』
オメガやローズよりも前に出て、ジークは手の甲を相手に向けた防御の構えをして攻撃に備えた。ジークに近ずいたブラックゴーレムは右腕を引いてその後に思いっ切り突き出した!その結果・・・
ゴォカン!!
そんな音が鳴り、ジークが少し後ずさった。おいおい!今のジークは防御指示も出していてかなりの硬さだぞ!そんなジークを動かすなんて攻撃力高くないか!
実際、相手のブラックゴーレムは攻撃も弾かれずに攻撃したままの体勢だ。その状態を隙とみて二人は指示を出す。
「オメガ!相手の右足に”スイング”!」
「ローズはブラックゴーレムの体に”インパクト”!」
まずはオメガの棘付メイスの攻撃がブラックゴーレムの右足に当たり、カァ~ン!っと甲高い音を響かせ、次にローズのハンマーが体に当たると、ゴォーン!と鐘を叩いたかのような音が響きブラックゴーレムは数歩後退した。
「なんだか攻撃の効きがいいですね?」
「多分、体力を犠牲にして他のステータスが高いんじゃないかな?フレンも攻撃の指示を出してみて!」
「わかった、ジーク!左拳でボスを攻撃だ!」
この指示をジークはすぐさま実行してくれて、ボスへと近ずき左拳を突き出した。相手も負けじと右拳をジーク目掛けて突き出してきた。互いの攻撃はぶつかり合う軌道で振るわれており、次の瞬間・・・
ドォッコォン!!!
ぶつかり合った拳はお互いを吹き飛ばした。結果に多少の違いがあったが、まずジークは左拳が弾き飛ばされ数歩ほど後退した。一方のブラックゴーレムは右拳が弾きとはされたのは一緒だが、そのまま一回転してバランスを崩し右膝を地面に付いて、右腕で体が倒れないように支えた。
「ローズ!ボスにハンマーを全力で振るいなさい!」
「オメガもボスにメイスで攻撃だ!」
ボスが大きな隙を晒しているのを二人は見逃さず、召喚獣たちに指示を出しボスへと向かいローズは左足にオメガは右腕に武器よる攻撃を当てた。それらの攻撃で体勢を崩しかけたがすぐさま両腕を地面に付けて支えたので倒れることはなかった。
「ちぇ、倒れなかったか・・・残念!」
「でも、やっぱり防御力はそんなにないみたいですね?」
「そうだな。ヴィレッタの言うとおり体力のステータスが低くて、その分他が高めなんだろうな。」
「だったら攻めの一手よ!攻撃力は高いみたいだし後手に回れば押し切られるわ!」
「了解だ。」
「わかりました。」
それからは、殴り合いの始まりだった。とは言えオメガはともかくローズは攻撃を受ければどうなるかわからないので、ローズは後ろに回り隙を見てアーツなどでダメージを与えることになり、正面はジークとオメガが担当することにした。
オメガが”シールドパリィ”で攻撃を弾き、”アタックガード”で攻撃を耐えそれらが再度使えるようになるまでジークが代わりに攻撃を耐える。それらを繰り返して戦い数分後・・・
「今よローズ!”スマッシュ”!」
肩に担いだハンマーを横へと振り抜いて、ブラックゴーレムの右横腹にヒットしてそのまま光の粒子となって倒せたようだ。
≪ボス討伐を確認、次の階層に進めます≫
≪召喚獣ジークのスキルLvが上がりました≫
≪召喚士フレンのスキルLvが上がりました≫
「はぁ~やっと終わったぁ!今までで一番手強かったわね!」
「そうですね。おかげでMP回復薬がかなり消費しましたね・・・」
「ジークも回復薬を多少とは言え使ったからなぁ~」
この戦闘でジークに使った回復薬は最も効果の低い物を全部使いきった。ゼノン君もアーツの再使用待機時間中にMP回復薬を何度か使っていたから、初見とは言え結構な消費になってしまったなぁ~
あと、ドロップ品を確認してみたが何もなかった。強かったし何かあると思ったんだがな?
「とりあえずゼノン、俺の持っているMP回復薬を何個か渡しておこうか?」
「すいません。お願いします。」
「あ、私にも数個ほどくれないかな?ゼノンほどではないけどいくつか消費しちゃってね。」
「もちろんだ。」
そう言うわけで二人に効果の低いMP回復薬を4個ずつと、中級MP回復薬を1個ずつ渡した。二人は早速MP回復薬を1個だけ使いオメガやローズを回復していた。
「回復が終わればいよいよ最下層だよ。さっきのボスより強いだろうからかんばろうね!」
「ここまで来たからな、油断して死に戻りしたくないからな。」
「ええ、慎重に行きましょう。」
回復作業を終えた俺達は最下層の階段を降り始めた。そしてついた先で真っ先に目に入ったのは、どこまでも続くかのような一本道だった。
「これまたシンプルな造りだね・・・」
「そうですね・・・ゲームとして見たらボスだけ出現するってパターンでしょうか?」
「確かにそれっぽいが、決めつけるのは危険じゃないか?」
そんなことを言い合い、結論として慎重に先へと進むことになり俺達は歩を進めた。そして進むことしばらく経ち俺達の目の前に大きな扉が見えてきた。
「ゼノンの言うとおりボスだけ出てくるぽいね。」
「少なくともそんな雰囲気はしますね。」
「だな。とりあえず扉に入る前にMP回復薬は全部二人に渡しておくよ。ここで最後なんだし用心のためにもね。」
前に渡した時に全部渡そうかとも思ったが、ボスにたどり着く前に他の魔物で消費するかもしれなかったからな。二人は頷きすぐさまアイテムを渡した。これでこちらの準備万端だ。最後のボスに挑戦だな。
名前 ジーク 種族 ハイゴーレム
LV21 HP 340/370 MP 106/106[+20]
筋力 33↑ 体力 32 俊敏 15
器用 14 魔力 6 魔防 6↑
SP: 0
装備: 魔力強化装備
スキル : 拳打Lv40(+4) : 異常状態耐性Lv28 : 強固Lv42(+4) : 重心強化Lv31(+3)
プレイヤー名 フレン 職業 召喚士
固有スキル: 《召喚術》 《鑑定》 《召喚数+1》
スキル: 指揮者Lv45(+4) : 召喚獣器用上昇Lv40(+3) : 召喚獣俊敏上昇Lv40(+4) : 防御指令Lv36(+5) :採取Lv21 : 採掘Lv22 : 釣り人Lv1 : 解体人Lv29
称号: 【大精霊アルトの祝福】 【大精霊ノルンの祝福】 【幸福を食した者】
次の更新は18時予定。




