公式イベント ㊳最下層を目指す
翌日の日曜日。昨日の話し合いで集合はリアル時間の13時と決まったので、それまでは家事をしたり運動不足にならないよう散歩に出かけたりして時間まで有意義に過ごした。昼飯は昨日の夕飯の残りの冷やし豚しゃぶしゃぶだ。野菜を追加しておいしくいただいた。
あ、ちなみに野菜は大根とキャベツのサラダだ。大根は刺身にあるように細切りにしてキャベツも千切りにした物だ。家では割と定番でドレッシングじゃなくても醤油やポン酢をかけても大根がからめてくれるので結構いけるのだ。
閑話休題。昼飯を食べ時間まで風呂を洗い、もう少しで時間になるのでログイン。
ログインした俺は女将さんに挨拶をして、待ち合わせ場所の噴水広場へと向かった。待ち合わせ場所に着いた俺はゼノン君とヴィレッタさんが先に来ていないか、辺りを見渡していると・・・・
「フレンさん、こんにちは。」
「こんにちは。フレン。」
横から声をかけられて、視線を向けるとゼノン君とヴィレッタさんが並んでいた。
「もしかして待たせてしまったか?」
「それほど待っていませんから、気にしないでください。」
「そうだね、ほんの2、3分くらいだからね。それより回復薬をある程度購入してダンジョンに行こうじゃないか。二人ともよろしくね!」
二人がそう言うならそうしよう。東門に向かう途中の露店で回復薬を買い取りながら向かう。東門についたころには効果のもっとも低い回復薬が5個、中級回復薬が24個だ。昨日は回復薬を数個ほど使ったから昨日よりは多めに購入してのだ。ちなみに、MP回復薬は俺の分は消費していない。二人の方もどうやら昨日よりは多めに購入しているようだ。今回はMP回復薬も俺の分使うかもな。
なじみの門番さんに挨拶した後、ダンジョンに向かい列へと並び俺達の番が来たら俺の持っているダンジョンチケットを使い遺跡タイプへと確実にいけるようにして階段を降りてゆく。降り切ったらお馴染みの・・・
「「「召喚!!」」」
ジークたちを召喚しての探索だ。ジークは装備品である魔力強化装備が目立つこと以外は変わり映え無いが、オメガとローズに昨日との違いがあった。
ローズは武器を昨日手に入れた破壊の権化を持っている。金属の全身鎧にシンプルな造りの美しい武器が大変似合っている・・・・名前が物騒すぎるがね・・・
一方のオメガは大盾が変わっていた。昨日まで持っていたのは長方形の無骨な大盾だったが、今回持っているのはサーフボードに近いかな?楕円形の大盾だ。もっとも幅はサーフボードの倍はあるが、色は白銀色の縁に黒い装飾がされていて美しいのだがどこか邪悪な雰囲気がある。
「オメガの大盾は、昨日言っていた物か?」
「はい。作ってくれた職人さんが頑張ってくれてまして、昨日皆さんと別れた後に受け取れたんです。」
「作ったのはうちの生産職の一人なんだけど、頑張りすぎてリアルで寝てるらしいのよね~」
ヴィレッタさんが苦笑と共にそんなことを言っている。それって大丈夫なのか?リアルのことを聞くのはやめとくが・・・・
「ローズの持っているのは手に入れた装備品か・・・」
「ええ、耐久値を回復してもらって昨日軽く岩亀でテストしたんだけど、かなりの威力で岩亀相手に3発で倒せたわ。前に持っていたハンマーでは4発必要だったから、かなりの戦力アップだね。」
低Lvの岩亀相手だからどこまで参考になるかはわからないが、それでも前よりは性能が高いのは間違いないようだ。しかし二人は俺がログアウトした後もやっていたのか、多分、俺よりも若いだろうし学生さんなのかね?仕事もしている俺と違って無理ができるのはちょっとうらやましいね。
「さて、近況報告はこのくらいにして打ち合わせをするわよ。」
ヴィレッタさんからの言葉に俺は考えていたことをやめて、彼女の言葉に集中した。
「今日は遺跡タイプのダンジョン攻略を目指します。1階層から3階層までは一直線にボス部屋を目指して最速でボスを倒します。フレンの情報でこのダンジョンは5階層までらしいから今日はそこまで行くわよ。ここまでで何か質問は?」
「1階層から3階層を探索中に宝箱と隠し部屋を見つけたらどうする?」
「もちろんゲットよ。見逃す理由もないしね。」
「料理は用意しなくていいとのことでしたが?」
「大丈夫よ。スフィが作ってくれた料理を人数分私が持っているから。満腹度が危なくなったら遠慮なく言うのよ。」
「だったらもう聞くことはないな。」
「僕もありません。」
「よろしい、ではまずは4階層まで行くよ。そこまではボスももう知っているし最初よりは楽でしょう。」
俺達二人はヴィレッタさんの言葉に頷いて先へと進んだ。油断はできないが、がちがちに緊張することはないしな。
それから俺達は4階層へと向かうために、ボスの部屋まで一直線に向かい撃破して行った。具体的に言えば・・・
1階層の徘徊魔物戦。特に苦戦することもなく軽くひねってやった。ハイゴーレム戦も装備品で戦力アップしているで楽に倒せた。
2階層の徘徊魔物戦。昨日と違いスケルトンファイターやメイジなども出てきたが、メイジはオメガがファイターはジークが主に相手して倒しながら先へと進んだ。サンドゴーレム戦はジークが正面から殴り合いをして体勢を崩したところに、オメガとローズがアーツを繰り出して倒せた。
3階層の徘徊魔物戦。2階層より上位魔物が出てきて進むスピードは落ちたが、ここで焦ってミスをするわけにはいかないので慎重に進んだ。アイアンゴーレム戦も他のボスより苦戦を強いられたが、ジークがボスを地面へと何度か転倒させた後のタコ殴りで何とか倒せた。
そんなこんなで4階層へとたどり着いたのだ。今は満腹度回復のためスフィさんが作ってくれたサンドイッチを食べている最中だ。
「中々美味いな。このサンドイッチ。」
「本当ですね。特に卵サンドが僕は好きです。」
「俺はこっちの照り焼きサンドだな。」
「この料理の食材は北の第二エリアに出てくるランドウィングって魔物がお肉や卵をドロップするんだよ。普通に焼いたり目玉焼きにしてもおいしいから、第二エリアまで行ける料理PCの間では人気の魔物だね。」
ほう、第二では食材アイテムを落とす魔物も出てくるのか。他のエリアでも出てくるのかね?それからも雑談をしながら食事を堪能し、食べ終わる頃・・・・
「「「ごちそうさまでした。」」」
食べ終えた後に定番の言葉で締めくくった。これは大事である・・・・
「さて、おいしい料理で満腹度も回復したし先へ進みましょうか?」
「ああ、行こう。」
「4階層のボスはどんなのでしょうね?」
だぶんゴーレム系なのは間違いないと思うんだが、どうなんだろうな?それから先へと進み出てくるブラックの名前が付いている、アーマーやオーク各種と戦いながら一本道を進み俺達は広い部屋の前へとたどり着いた。
名前 ジーク 種族 ハイゴーレム
LV21 HP 370/370 MP 106/106[+20]
筋力 33↑ 体力 32 俊敏 15
器用 14 魔力 6 魔防 6↑
SP: 0
装備: 魔力強化装備
スキル : 拳打Lv36(+2) : 異常状態耐性Lv28 : 強固Lv38(+3) : 重心強化Lv29(+3)
プレイヤー名 フレン 職業 召喚士
固有スキル: 《召喚術》 《鑑定》 《召喚数+1》
スキル: 指揮者Lv41(+3) : 召喚獣器用上昇Lv37(+2) : 召喚獣俊敏上昇Lv36(+2) : 防御指令Lv31(+2) :採取Lv21 : 採掘Lv22 : 釣り人Lv1 : 解体人Lv29(+3)
称号: 【大精霊アルトの祝福】 【大精霊ノルンの祝福】 【幸福を食した者】
次の更新は3日後予定。




