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公式イベント ㊲4階層と報酬

階段を降り4階層へとたどり着いた俺達だが、着いたとたんに面喰っていた。理由は4階層の禍々しさだ。3階層は神殿跡と言っていいような造りに対して、4階層は全体的に黒っぽく所々に深紅の装飾がしてありしかもそれが分かるくらいに明るかった。なんか変わり過ぎやしないか?


「いきなり造りが変わったわね・・・」

「何やら邪神でも居そうですね・・・」

「ダンジョン入口に居た大精霊さんの話では、本来このダンジョンは3階層までだったらしいからここからがイベントとしては本番なんだろうな。」

「そうなんですか?」

「間違いないはずだ。さすがに嘘は言わないだろうし。」

「そういうことなら、1回戦闘してみるだけとはいえ慎重に進みましょうか。」


ヴィレッタさんの言葉に頷きで答え、俺達は先へと進んだ。進んでみると4階層は曲がり角はあるが分かれ道が存在しない一本道で進むには都合がよかった。しばらく進んでみると・・・・


「やっと出てきたようね?」

「オークとアーマーみたいですが・・・」

「何やら変わっているな?」


出てきたオークとアーマーは外見は召喚獣と大差ないのだが、色が真っ黒なのだ。オークは目が鋭い黒光りする肌で、アーマーの方は黒い全身鎧で赤い装飾が少しだけある。とにかく鑑定を・・・


<ブラックハイアーマー Lv18>

<ブラックオークファイター Lv18>

<ブラックオークメイジ Lv18>


ふむ、名称はシンプルだな。しかし黒ねぇ~なんか意味があるのかね?Lvがアイアンゴーレムと同じだから強いのは間違いないだろうしな。なんて考えていたら、武器を構えて向ってきた。ハイアーマーはメイスと小楯、オークメイジは杖をオークファイターは大剣をそれぞれ持っている。


「アーマーはローズが相手するわね。違いを確かめたいし。」

「ではオメガはメイジを相手します。」

「ジークはファイターだな。」


相手が決まり皆それぞれの相手をするため指示を出す。


「ローズ!黒いアーマーにまずは一撃当てなさい!」

「オメガはメイジに対して”シールドチャージ”!」

『カァー!』


指示を聞いた召喚獣たちは相手へと向かっていた。ジークの相手のオークファイターは丁度メイジとオメガの間に居たため、オメガのアーツにびっくりしている。その結果、オメガの大盾に当たり弾き飛ばされた。

この隙を逃すのはもったいない。


「ジーク!オークファイターに左拳で殴り飛ばせ!」

『ゴォ!』


指示を聞いたジークはファイターへと向かって行き、左拳を放つべく構えた。だが、いち早く体勢を立て直したファイターが大剣を振りかざし、赤く光る大剣でジークの攻撃を迎え撃たんと準備している。間合いに入ったジークが左拳を放つ。それと同時にファイターも大剣を振り下ろした。結果・・・


ガッァキィィ~ン!!!


お互いの攻撃が接触し、甲高い音を響かせ大きく弾かれた。


「大丈夫か!?ジーク!」

『ゴォー』


俺の言葉にすぐさま返事をしてくれて、さらに体勢をすぐさま立て直した。オークファイターの方はまだ武器が流されていて時間がかかりそうだ。武器と身体の差だろうなこれは。


「よしジーク!オークファイターに連続で攻撃だ!」


俺の指示を聞いてボクサーの構えを取ったジークはそのままオークファイターへと向かい、右拳のワンツーパンチ、その後左拳のストレートを繰り返した。オークファイターも大剣でガードしたり弾こうとしていたが、ガードは大剣ごと押し込まれ弾こうとした攻撃も勢いが足らずに逆に弾かれる結果となった。連続攻撃を繰り返した後には光の粒子だけが残った。


二人の方も終わったらしく、戦闘について話し合った。


「まずはハイアーマーの方だけど、ちょっと苦戦したわね。盾を的確に使ってこっちの攻撃をきっちりガードしてくるのよ。最終的には力ずくで押し切ったけど、今までとの魔物とは違うわね。」

「メイジの方は特に変わり映えはしませんでした。ただ、オークなので今までで一番タフでしたよ。」

「ファイターの方もタフだったな。しかも、ガードしようとしたり武器で攻撃を弾こうともしていた。ジークには無意味だったけど。」


ちなみにドロップ品は無かった。あの大剣でも手に入ると思ったんだが、残念だ。


「ん~盾持ちはジークに相手してもらった方がよさそうね。さすがに毎回力押しでどうにかなるとは思えないしからね。」


そうだな。大盾でもない限りは相性はいいだろうな。その後ある程度話し合い頃合いを見てヴィレッタさんからダンジョン脱出用アイテムを貰い。ダンジョンから帰還した。出てきた場所は遺跡の左側のようだ。


「ちょうどいいから、フレンに私たちギルド【不死鳥】のギルドホームに案内するわね。そこで手に入れたアイテムの買取について相談と、報酬の盾を渡そうと思うんだけどどうかな?」

「食事してからならいいぞ。」

「ギルドメンバーに料理スキル持っている子がいるから、作って貰うからうちで食べて行けばいい。」

「ふむ。ならお言葉に甘えよう。」


そうと決まれば町へと急いで帰ることとなった。町へ着いたらジークたちを送還リターンして【不死鳥】のギルドホームがあると言う北通りへと向かう。


「着いたよ。ここが【不死鳥】のギルドホームだ。」


そこは北の大通りを右に曲がった道にある大きな宿屋のような建物だった。俺が利用している南の宿屋よりは小さいが、あそこは食堂もやっているからな。


「結構大きいな~これでどのくらいしたんだ?」

「ここを購入した時は、ちょうどギルドを立ち上げれば何割か安くなるっていう小さなイベントがあったんだよ。おかげで購入額が節約できた。」


続けて彼女は「ま、それでも金稼ぎにいろいろ苦労したけどね。」と言った。


「とにかく入って。ただいま~」


ヴィレッタさんが扉を開けて、俺とゼノン君も「お邪魔します。」言いながら後に続いた。


「お帰り、ヴィレッタ。その様子だとダンジョン攻略は順調のようだね。」


そんな俺達を出迎えてくれたのが、水色の髪をポニーテールにした凛々しい雰囲気を放つ長身の女性だった。


「ん、スフィも帰ってたのか。そちらはどうだった?」

「こっちも順調だよ。ボスのカニが面白いくらいに倒せているからね。それで後ろの彼が?」

「ああ、そうだよ。フレン紹介するよ。彼女はうちのサブマスのスフィだ。」

「初めまして、フレン君。ギルド【不死鳥】のサブギルドマスターのスフィだ。君には会って礼が言いたかったから、うれしく思うよ。」


何というか、言葉のニュアンスが男前な感じがする人である。


「礼は不要だぞ?協力関係になったんだから、持っている情報を提供しただけだし。」

「それでもだよ。いち早く情報を仕入れたおかげで、誰よりも先んじて攻略出来ているこの状況はとてもありがたい。黙ってお礼を受け取ってくれないか?」

「わかったよ。」


後、俺のことは呼び捨てでいいと言ったら、「君付けは性分だ。これも受け入れてくれ。」と返された。なんだか言葉で勝てる感じがしないので俺は諦めた。


その後、リビングらしきところにあるテーブルに座りまずは、ドロップの買取から始めた。これに関しては魔力砂金以外を売った。魔力水晶や魔鉱石は数がそれほど集まってないので、ここで売った方がいいと判断したのだ。魔力砂金はどういう物かわからないので保留となった。


なお、テーブルには料理スキルを持っているスフィさんが作った料理が並べてあり食べながらの話し合いだ。


「それと、これが家のギルドにある盾だよ。好きなの選んでくれ!」


買取が終わり、俺は買い取り額の46000カロンを受け取っり食事が終わった後に、いくつかの盾を見ている。全部で4つあり、それぞれ小楯が2つ、大盾1つ、普通サイズの盾1つだ。今回の攻略の報酬である盾の受け取りである。


いくつか、性能も見て判断しているがまず小楯は外した。俺が目指すアーマーは正統派の騎士だ。小楯じゃ合わないと思ったからだ。そういう意味では大盾も合わないかな?そんなわけで俺が選んだのは普通サイズの盾だ。鑑定結果は・・・・


 獣革盾  品質:4  耐久値:130/130  レア度:☆☆☆☆

 とある獣の皮で作られた盾。皮で作られたとは思えないほど丈夫。

 なお、どんな獣かは作った者以外は知らないようだ。

 効果:  防御力+22  体力アップ(小) 魔術耐性(微)

 装備適用値: 筋力 14以上  体力 16以上


形は逆五角形の縦に細長く、緑色の革に金属で縁を固定して中心に鋭い爪の装飾に蒼い球がはめ込まれている。これを報酬に選び、いくつか話し合って今日はお開きとなった。俺も宿屋に帰ってログアウトだ。


明日は最下層まで行くことになっているからな。何が待っているやら・・・・

ステータスに変化なし。次回更新は3日後予定。


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