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公式イベント ㉟3階層初挑戦

階段を降り切って、俺は初めて3階層へと足を踏み入れた。ダンジョン入口にいる大精霊ノルンさんの話では本来はここまでしかないと言う話だったが、周りを見渡すとこれまではザ・遺跡という感じの特に特徴もなかったが、ここ3階層は色が全体的に白で所々に金の装飾がされていて中々豪華な感じだ。遺跡から神殿跡にランクアップしたような印象だ。


「なんだか、いきなり豪華な造りになりましたね?」

「そうだね。他のタイプも3階層はこれまでと違う感じになっていたらしいしね。」

「そうなのか?」


詳しく聞いてみると、洞窟タイプは鉱山のように木で崩れないように補修がされていて、海岸タイプはリゾートのように海や砂もきれいで、森林タイプは木の中に樹齢何十年も経っているかのような立派な木があるらしい。


「ちなみに、森林タイプのその木については単なるオブジェクトで伐採はできないそうだよ。」

「それは残念です。」

「まあ、何でもかんでも素材にはできないってことだな。」

「そういうことだね。さて、ここでの魔物はスケルトンはファイターやメイジ、ドールもマギドールが主に出てくるよ。スケルトンやドールも出ないわけじゃあないけど、2階層とは逆になっているね。だから十分に警戒してくれよ?」


ヴィレッタさんの言葉に頷き、俺達は先へと進む。


しばらく進むと前方から足音が聞こえてきた。俺達は立ち止まりオメガが前に出て大盾を構える。現れたのはマギドール、スケルトンメイジ、そして大剣を背負ったスケルトンファイターであった。


「いきなり全部と遭遇か・・・」

「おかしいわね?情報では上位魔物2体にスケルトンかドールが1体のパーティー編成で出てくるって話だったのに・・・」

「知らない間に罠が発動したんでしょうか?」

「かもしれないな・・・」


しかし話し込んでいる時間は無いようだ。後衛の2体が持っている杖を掲げて魔法を発動しようとしているようだ。


「させません!オメガ!後衛のマギドールに”シールドチャージ”!」

「ローズはスケルトンメイジを攻撃して!」

「ジークはスケルトンファイターを右拳で攻撃だ!」


俺達の指示を聞いて、召喚獣たちは動き出す。ちょうど全員の相手はお互いの真正面に居たので、邪魔をする心配はない。ジークの相手のスケルトンファイターは背負っていた大剣を両腕で持ち待ち構えていた。そしてジークの右拳がファイターにーー名前長いのでファイターと言わせてもらうーー突き出されるとファイターは右拳に向かって大剣で迎撃するようだ。横向きに振り抜いてきた。しかも何らかのアーツを使っているらしく青白い光を纏っている。大剣と右拳がぶつかる瞬間・・・・


ギャン!!!


不快な音を響かせ、大剣が右拳を弾き返した!相手はこの隙にジークの足に何度か攻撃を繰り出した。中々攻撃力が高いようでジークに結構なダメージが徹ったようだ。数字にすると32くらいかな?しかし体勢を立て直したジークに俺は新たな指示を出す。


「ジーク!防御をして相手の攻撃を弾き返せ!」

『ゴォー!』


指示を聞いたジークは、相手の大剣の攻撃に合わせて左腕を振るった。さすがに素の攻撃ではジークの防御力に敵わないようで、あっさりと弾き返し相手の体勢を崩してやった。


「よしジーク!右腕の攻撃で壁まで吹き飛ばせ!」


指示を聞いたジークは、右腕をフックのように放ち相手を壁へと吹き飛ばした。後は俺の指示で連続でパンチを当てスケルトンファイターは光の粒子となり、倒すことに成功した。こちらは終わったので二人の方はどうかと視線を向けると・・・


「オメガ!”フルスイング”!」

『カカァ!』


ゼノン君がアーツ名を叫ぶと、オメガは持っているメイスを横へと思いっ切り振るう。そのメイスには赤い光が纏っていて、マギドールの頭を粉砕した!その直後に光の粒子となり倒せたようだ。


「ローズ!”インパクト”!」


こちらでもアーツ名を叫び、頭上へと掲げたハンマーを勢いよく振り下ろした。これに対して体勢を崩しているメイジはなす術もなく、体が木端微塵に破壊され直後に光の粒子となった。


「お疲れ様。初めての魔法タイプの敵だが、戦ってみてどうだった?」

「オメガは問題ないですね。防具の魔法防御力のおかげで、ダメージは少なかったです。」

「ローズはダメだね。ボール系のアーツだったけど3割くらいのダメージだったよ!」

「ジークだと半分以上のダメージになりそうだな・・・・」


確かアーマーの初期ステータスの魔防は8くらいだったはずだ。ローズなら二桁は確実にあるだろうから、ジークは気を付けないとな。


それから先へと進むと、上位の魔物たちのパーティーとの戦いが続いた。その戦闘でジークもマギドールやメイジと戦闘してみたが、やはり魔法攻撃はジークには鬼門だった。一撃で80以上のダメージが徹った時は焦ったよ。HPが高くて助かったが、これからは魔防も上げないといけないかな?


ジークを一番効果の低い回復薬で回復させて先へと進むと、部屋へとたどり着きその部屋の中央に金色に輝く宝箱があった。


「ここで行き止まりか?」

「やっぱり、知らないうちに転移系の罠に引っかかったようね。前も引っかかったんだけど同じ状況よこれ。」

「でしたらあの宝箱を開ければ、元の場所に戻るんですね?」

「ええ、だからサッサと開けちゃいましょう。」


ヴィレッタさんの言葉に従い、俺が宝箱を開けてみた所いつもの派手な演出の後に残ったのは・・・


「なんだこりゃ?」


そこに出現したのは奇妙な物体だった。まず形としては五角形の色は鉛色で鈍く輝いている。大きさはオメガより大きく中々の重量であるのは疑いようがない。はっきり言って謎物体である。鑑定してみるか?


 魔力強化装備アルケデット  品質:5  耐久値:150/150  レア度:★

 古代の錬金術師がゴーレム専用に開発した装備品。背中に取り付けると能力アップ。

 効果: 筋力アップ(小) 魔防アップ(小) MP+20

 装備適用値: 筋力30以上 魔力5以上 魔防5以上 ゴーレム専用


「へー!ゴーレム専用の装備品ですか!」

「いいわね~ジークの戦闘力アップは嬉しいわね!」

「まさかこんなものがあったとは・・・・」


というわけでこれは俺が貰うのは決定となった。現状ゴーレムはジークしかいないはずだし、早速装備させてみた。メニュー画面からジークに装備させてみると背中に五角形の箱?を背負い肩や腰になにやらベルトのようなもので固定されてるようで、問題ないようだ。


「なんだか、ロボット感が増したわね?」

「確かに、ロボットゲームのバックパックに見えますね。」

「そのうち大砲でも出てくるのかね?」


などと見た感想を言い合っていると、足元に魔法陣が出現し次の瞬間、俺達は広い部屋の入口に居た。


「ここは多分、ボス部屋ね。」

「転移系の罠クリアーするとボス部屋に直行するのか?」

「偶にだけど、そういうこともあるわね。今回は運がよかったわ。」

「早速ボスに挑戦しますか?」


ゼノン君の言葉に反対意見はなく、ボスに挑戦することに。さて、ここのボスはかなり強いらしいから気合を入れ直して挑むとするか。

名前  ジーク   種族  ハイゴーレム


LV21  HP 370/370  MP 86/106[+20]


 筋力  33↑  体力  32  俊敏 15 


 器用  14  魔力  6  魔防  6↑


SP: 0


装備: 魔力強化装備アルケデット


スキル : 拳打Lv33(+1) : 異常状態耐性Lv28 : 強固Lv33(+2) : 重心強化Lv25(+2)


プレイヤー名  フレン  職業  召喚士


固有スキル:  《召喚術》  《鑑定》 《召喚数+1》


スキル: 指揮者Lv37(+1) : 召喚獣器用上昇Lv34(+1) : 召喚獣俊敏上昇Lv34(+1) : 防御指令Lv29(+2) :採取Lv21 : 採掘Lv22 : 釣り人Lv1 : 解体人Lv26


称号: 【大精霊アルトの祝福】 【大精霊ノルンの祝福】 【幸福を食した者】


ジークの装備品のイメージとしては、ロボット系のアニメに出てくるでっかいバックパックです。

後、ステータスの矢印は装備効果を表しています。

次回の更新は3日後です。一気に冷えてきましたので体調にはお気をつけて~

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