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公式イベント ㉙食材の価値

今回飯テロがあります。作者の表現力で飯テロになるか不安ですが・・・


腹減りの人は要注意。

昨日予定より長くゲームをしてしまい寝る時間が少なかったが、何とか寝坊はせずに仕事へ行き帰ってきたところだ。家事を行い夕食も食べて風呂も入れておき、サラオンを起動してログイン。


いつもの宿屋の部屋へと戻ってきて、まずやることはスキル進化だな。昨日の釣りでスキルLvが30になり進化可能だとアナウンスがあった。しかし、時間がなかったので先送りにしたのだ。さて、どんなのになるかな~


スキル: 指揮者Lv29 : 召喚獣器用上昇Lv28 : 召喚獣俊敏上昇Lv27 : 防御指令Lv23 :採取Lv15 : 採掘Lv22 : 釣りLv30進化可能!! : 解体人Lv19


進化先  釣り⇒釣り人


進化先が一択なら悩む必要はない。釣り人は釣りの上位互換だし、副次効果として釣り餌の発見や作成があるようだ。しかし、釣り餌の作成に関しては料理スキルよりは効果は落ちるとのこと。ていうか料理スキルで釣り餌作れるのか・・・


スキル進化は終わったし、もう一つの用事を済まそうかな。俺は部屋を出て1階へと降りてゆく。


『あら、おはようございます。』

「女将さん、おはようございます。」


1階に下りると女将さんがカウンターの中にいた。女将さんの挨拶からして今は朝のようだな・・・


『フレン様。実はお願いがあるのですが・・・』

「?何か問題がありましたか?」

『いえ、そういうわけではないのですが・・・実は以前フレン様から買い取ったお魚をもう一度獲ってきてほしいのです。』


詳しく聞いてみると、以前俺から買った魚を食べれなかった客から『次はいつ出るんだ?』としつこく聞いてくるようになり、それだけならともかく魚を食べた客があまりに自慢するので喧嘩になりかけたこともあるそうだ。幸いその時はグゼルさんが居て仲裁に入り喧嘩にはならなかったそうだ。


『ですので、このままですとトラブルが過熱しそうなので、お願いしたいのです。』

「でしたらタイミングピッタリですね。ちょうど持ってますよ。」

『まあ、本当ですか?』


俺の言葉に女将さんはかなり驚いているようだ。アイテムボックスの中に入れればいつでも新鮮なままだしな。ちなみに、βテスト時にはこの機能はなかったらしく本サービス開始に合わせて追加した機能とのこと。なんでも出しっぱなしにしていた食材アイテムが腐ってしまい、ものすごい悪臭が辺りに散布されてひどい目にあったPCたちが居たらしい。恐ろしい話だ。


「他にも新たな獲物も獲ってきましたから、今回は俺も食べたいですね。」

『ふふ、料理人に気合を入れるように言っておきますね。受け取る準備をしますので少々お待ちを。』


そう言って大きな桶を二つほど持ってきた。ていうか、かなり大きいし結構な重量があると思うんですが、女将さん一体何者?


『ではこちらに入れてください。』

「あ、はい、わかりました。」


まずは一つ目の桶にベジカレイ、ベジヒラメ、ベジタイをすべて入れる。


『これはすごい大量ですね~これならかなりのお客さんが食べれますよ。』

「あともう一つの桶なんですが、これではすべて入りませんね。」

『ではこの魚の入った桶は運んで保冷庫に入れておきますね。』


そう言ってカウンターの奥へと進んで行く女将さん。戻ってきた時には新たな桶を持ってきた。


『この二つの桶なら入りますか?』

「たぶん大丈夫ではないかと・・・試してみましょう。」


そう言った後に、アイテムボックスから巨大蟹の足と刃攻蟹の足を入れて『ちょ!ちょっと待ってください!』はい?


『フ、フレン様?これってビッククラブの足ですよね?』

「そうですよ?あと、こちらの方はスラッシュクラブと言う魔物の足ですね。」

『・・・・・・・』

「どうかしましたか?」

『大変申し訳ありませんが・・・この食材は当店では扱えませんわ。』

「え?そうなんですか?」

『ええ、これらを調理できる料理人はこの町ラルベルにはいないかと思います。』


女将さんが言うにはこれらの魔物は、西の森林を超えた先にある港町になら出てくることがあり、そこでなら調理できる料理人もいるとのこと。


『こちらの技術が足りずにすいません。せっかく持ってきていただいたのに。』

「いえ、こちらは気にしませんが、足もダメなら鋏もダメだよな・・・・」

『誠に申し訳ありません。』

「ああ、すいません。責めるような言い方をしてしまいました。それならシルバーバスも無理『シルバーバスだと!!』あれ?また?」


カウンターの奥からお相撲さんと言える体のデカい人が興奮した顔でこちらをにらんできた。いや、迫力満点だから怖いんですけど・・・・


『お客さん!シルバーバスを手に入れたのか!!』

「は、はい。と言うか俺が釣ってきました。」

『な、なんと・・・あの幸銀魚をだと・・・』

「あ、あの~」

『た、頼む!シルバーバスを譲ってくれ!!か、金ならいくらでもブッホウァ!!』


迫力満点のお願いごとをしてきたお相撲さんに対して、女将さんがひじ打ちをお腹に食らわせた。


『お客様に対して失礼なマネは許しませんよ?』

『し、しかしだな、女将よ。シルバーバスだぞ?幸銀魚だぞ?』

『それに関しては改めて交渉しますが、それにあ・な・た?先ほど何を言いかけましたか?』

『あ・・・・』

『何か言うことは?』

『・・・すいませんでした・・・』


謝ったお相撲さんはとぼとぼと奥へと帰って行った。


『まったく・・・フレン様うちの人が大変失礼をいたしました。』

「あ、ああ、実害はないので気にしてはいませんが、旦那さんだったんですね。」

『ええ、容姿が怖いためこちらには出てこないようにと言っていたのですが・・・あ、ちなみにあの人が料理長です。』

「なるほど、シルバーバスに目の色変えたのもそれが関係していますか?」

『ええ、幸銀魚は料理人にとって憧れの食材です。一度は自らの手で調理したい食材の一つなんです。特にうちの人は師匠から一度だけ、幸銀魚の料理法を教わったと昔言っていましたし余計にですね。』

「あ、だったらシルバーバスは食べれますか?」

『ええ、あの様子ですと大丈夫でしょう。よければ今すぐに用意させますよ?』

「ぜひ!」


それからまずはお魚の代金として68000カロンも貰ってしまった。女将さんが言うにはシルバーバスが手に入れるために10万カロン出す人もいるだろうとのことたがお金が欲しいわけではないし、というか、所持金が15万近くになってしまった。金策に苦労すると思っていたが、うれしい誤算である。


ちなみに一人であのサイズの魚は食えないので、俺の分以外は夕飯時に特別メニューとして売るとのこと。この日はかなりの人がやってくるんだろうな。その予想は見事に的中し、運よく食えた人と惜しくも逃した人とでまるで勝者と敗者の基本図だったと女将さんから苦笑と共に後日聞くこととなった。


俺が食べたシルバーバスのメニューは。フライに食パンと幸銀魚のツナマヨのサラダだった。かなりの金額なのだが料理長のサービスで半額でいいとのこと。タダと言わないのはやはり商売人だよな~


ちなみに味の方は・・・おいしかった。そうとしか言えない・・・何もつけずに食べたフライだったが程よい塩加減。フライの部分はサックっと中はプリプリの食感。食パンのふわふわ感とベストマッチ。サラダもツナマヨがしっかりとした味わいが野菜のみずみずしさと合わさり絶品でした。


実に堪能しました。さて、今日は何しようかな?なんかもう満足してるがね。

ステータス表記はなしです。次回は3日後予定。

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― 新着の感想 ―
[一言] ここまでの感想はとても良い...私好みの作品だ...! 新年早々ツイてる
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