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公式イベント ㉘釣果と鎌ガニ?

釣りを始めてしばらくたった。気になる釣果はと言うと・・・


「よし、またヒット~」

「こっちも釣れたぞ。ベジタイだったぜ。食べるのが今から楽しみだ。」


このように大量に釣れてウハウハである。獲物は1階層と違いはなくベジヒラメ、ベジカレイ、ベジタイと変わり映えはしなかったが、二人はタイが釣れるのが嬉しいらしく先ほどから釣りまくっている。もちろん俺も釣れてるぞ?ヒラメとカレイが12匹ずつ、タイが7匹も釣れてそろそろ釣りスキルがLv30になりそうだ。


だが、相変わらず大きな魚影の方は動く気配がなく、釣れずにいた。鋼史郎が近くに釣り餌を落としても見向きもしなかった。


「あの魚影どうやったら釣れるんだ?」

「単純に釣りスキルのLv不足か、それとも釣り餌が悪いのか・・・」

「ん~だったらこれを試してみるか・・・」


そう言って、アイテムボックスから取り出したのはヴォルフに貰った上級ルアーだ。これで釣れなかったら潔く諦めよう。


「この上級ルアーで試してみるよ。」

「へぇ~ルアーって上級もあるのか。」

「俺達は下級ルアーしか知らなかったからな~」

「作った生産職のPCによれば、イベントダンジョンの森林タイプで手に入れた木材で作った物の余りの木材で作ったらしいよ。」


この俺の発言を聞いて、二人は驚いている。え、何?どうしたの?


「まさか、イベントの素材で作った釣り道具とはな~」

「羨ましい・・・」


二人がそう言うわけを聞いてみると、森林タイプで採れる木材はかなり万能な木材で、弓にも杖にも使え性能もなかなかいいらしく、さらには剣や斧、槍などの柄や持ち手にも今まで使っていた物よりも性能が微々たるものだが上がるらしく、需要がうなぎ上りなんだとか。そんな状況で釣り道具に使う余裕はなく、ギルド【水平船団】でも武具を優先しているため、釣り道具に使いたいのに素材の余裕がないとのこと。


「イベントが終わればこのダンジョンもなくなるって予想があるからな。生産職や伐採スキル持ちはチケット手に入れて森林で素材ゲットに躍起になっているんだよ。」

「俺達のギルドでも、同じでな~生産職のマギドールの弓や杖なんかを優先してんだよ。素材が余っても資金ゲットのために売ったり、知り合いや協力しているギルドにも分けているからな。」


イベントの素材アイテムだけあって性能がいい木材であったようだな。これは俺もヴォルフ達に誘われたらなるべく行った方がいいな。伐採スキルはないが、戦闘では役に立つだろうしな。


「つまり、作って貰ってラッキーだったってことか。」

「俺たちの反応の理由はそんなとこだ。手止めて悪かったな。初めてくれや。」


疾風のセリフでやりかけの準備を進めて、完了したら早速魚影の近くにルアーを落とし、小刻みに動かし魚影を誘う。数秒後・・・


「お、動いたぞ。」


魚影が反応しルアーへと近づいてきた。ここで慌てると台無しだ。慌てずに小刻みに動かし続ける。やがて・・・


「よしかかった!」


魚影がルアーに食いつきものすごい引きが釣竿から伝わってくる。かなりの大物だろう。負けてたまるか!


「すまないが、二人の持っている網を使わせてくれないか!結構きつい!?」

「まかせろ!」

「近くまで引き寄せたら、俺達が網で掬ってやるぜ!」


よし、そうと決まれば後は頑張るだけだ!絶対ゲットしてやるからな!


それから数分間は、魚との駆け引きであり糸が切れないように竿を左右に振るのに四苦八苦した。そしてついに・・・


「鋼史郎!そっちにいったぞ!」

「まかせとけ!」


俺の左右に網を持ち持っていた二人の内、鋼史郎の方に魚影が近ずいた。鋼史郎は慌てることなく網を使って魚影を捕まえることに成功した!


「おおぅ~すっげぇー大きさと活きのよさだな。網から出ちまう。」

「早く上げちまおう。」


海から陸へと引き上げた魚はかなりの大きさの銀色に輝くきれいな魚だった。


「眩しいなこりゃ。」

「パッと見ブラックバスに似ているな。」

「とりあえず鑑定するな。」


 シルバーバス  品質:4  レア度:★

 別名 幸銀魚と言われる魚。淡水や海水どこにでも生息できるため

 自分の気に入った場所を住処にする。そのため発見はかなり困難。

 その身はかなり美味な高級品。


「シルバーバスだって。美味な高級品って説明にあるな」

「元にしたのはブラックバスか?」

「このゲームオリジナルの魚ってところか・・・」


この魚はぜひ食さねばなるまい。それから、釣りを再開したのだが・・・シルバーバスを釣ってからは何もかからなかった。先ほどは結構大きな声で話していたし、シルバーバスを釣り上げる時も左右に暴れてたから他の魚は逃げたんじゃないかと、疾風は言っていた。普通だったらゲームなんだしまさかと思うが、かなりリアルなこのサラオンの事だ十分あり得る。


それから二人にこのシルバーバスを一緒に食わないかと誘ったのだが、俺の獲物だしと言って辞退した。俺としては二人の網のおかげでゲットできたのだしいいのかと思ったが、二人的には俺に助けてもらったしいろいろ教えてもらってもいるため貰いすぎだと思っているらしい。二人がそう考えているし無理は言えないか・・・


唐突に釣れなくなったが、いいきっかけなので探索を切り上げボスへと挑戦することになった。ボスの部屋へと向かう途中で出てくる魔物を倒しながら進み、やってきましたボス部屋。ゆっくりと入り部屋の中央にさしかかった時・・・・


砂の中から大きなカニらしきもの・・・・・が姿を現した。らしきもの・・・・・っと言っている理由なんだが・・・


「腕が鋏じゃないのか・・・」


目の前のカニは腕が鋏ではなくカマキリのような腕なのだ。カマキリならぬ鎌ガニ?とにかく鑑定を・・・


<スラッシュクラブ Lv13>


ふむ・・・名前的にも斬撃をしてくるだろうし、ビッククラブの時のようにジークが引き付けるか。考え事をしていたら、鎌ガニがこちらへと横歩きで向かてきた。結構好戦的だな!


「ジーク!左拳の攻撃で迎え撃て!」

『ゴォ!』


ジークが前に出て鎌ガニへと向かい、お互いが接触する瞬間ジークは左拳を突き出し、鎌ガニは右腕の鎌を振り払った。結果は・・・


ガッキィィン!!


両者の攻撃が激突して、お互いが弾き返された。でもジークのHPはそんなに減っていないな。12くらいかな?斧とかならともかく鎌のような斬撃特化じゃあジークにはダメージはあまり通らないようだな。


「ジークがあの鎌ガニを抑えておくから二人は攻撃してくれ!」

「おう!分ったぜ!」

「こいつは変わっているが、同じカニだ関節狙いが効果的だろう!」


俺達が会話をしていると、鎌ガニはジークへと向き合い両ガマを頭上へと振り上げた。


「ジーク!防御姿勢を構えるんだ!」

『ゴォー!』


俺の指示にジークは手の甲を相手に向けて腕を横向きに構え頭を隠すようにした。そんなジークに対して鎌ガニは頭上に上げた両ガマを多少の時間差で振り下ろす。だが・・・


ガッキッキィィーン!!!


防御の指示を出し防御の構えをしたジークの防御力を突破する攻撃力は、鎌ガニにはなかった。両ガマは弾かれ隙を晒すこととなる。


「今だジーク!鎌ガニの両腕を掴め!」


指示を聞いたジークはすぐに実行してくれて、鎌ガニの両腕を掴み動きを封じた。あとは1階層のボス戦と同じだ。轟王と白王の爪が鎌ガニの足の関節を切り落とし動けなくなったら、二体がタコ殴り。ジークが鎌ガニの両腕を抑えてるため攻撃できずに鎌ガニは倒され光の粒子へ。


「お疲れ様!この階層も楽だったな。それもこれもフレンとジークのおかげだありがとな!」

「本当にな。改めてありがとうな!」

「どういたしまして。こちらも二人が居なければ2階層にはこれなかったぞ?」


二人の礼に答えた後、ドロップの確認と切り落とした足の分配の相談を行った。鑑定結果はご覧のとおり。


 刃攻蟹の鎌  品質:4  レア度:★

 珍しい鋏ではないカニの腕。このような形状になった理由は不明。


 刃攻蟹の甲殻  品質:5  レア度:☆☆☆☆

 刃攻蟹の硬い甲殻。下手な金属より硬く軽いので防具に最適。


 刃攻蟹の足 食用  品質:4  レア度:☆☆☆☆

 身の詰まった刃攻蟹の足。巨大蟹より出汁が豊富。汁物がお勧め。


今回は鎌腕が手に入ったか・・・巨大蟹の時、鋏を切り落としたらドロップに鋏が俺と疾風にはなかったので、鋏を切り落としたからではないかと予想していたのだ。二人にも確認したら鎌腕は手に入れたとのこと。どうやら腕を切り落とすと腕のドロップが少なくなるらしいな。とはいえ納得のデメリットだし文句などはない、食用の鋏だって生産素材になるかもしれないからな。


分配は足が8個生えていたが切り落としたのは6個だ。当然全員で2個ずつ分けた。足の分配の後に二人から、ボスドロップである刃攻蟹の鎌や甲殻を助けてもらったお礼と釣り場の情報のお礼として受け取った。俺としては二人のおかげで2階層ボスは倒せたので受け取れないと言ったのだが・・・・


「貰ってくれ。俺達としては新しい釣り場の情報や助けてくれたのはそれだけ嬉しかったんだ。」

「そうだぜ。遠慮すんな!」


そうまで言われたら断れないからな・・・さて、やることは終わったのでダンジョン脱出してログアウトだ。ちょっと予定より時間が過ぎてるから急ぐ必要があるな。

名前  ジーク   種族  ハイゴーレム


LV20  HP 360/360  MP 82/82


 筋力  32  体力  32  俊敏 15 


 器用  14  魔力  5  魔防  6


SP: 0


スキル : 拳打Lv29(+1) : 異常状態耐性Lv22 : 強固Lv29(+1) : 重心強化Lv16(+4)


プレイヤー名  フレン  職業  召喚士


固有スキル:  《召喚術》  《鑑定》 《召喚数+1》


スキル: 指揮者Lv29 : 召喚獣器用上昇Lv28(+1) : 召喚獣俊敏上昇Lv27(+2) : 防御指令Lv23(+1) :採取Lv15 : 採掘Lv22 : 釣りLv30(+11)進化可能 : 解体人Lv19(+3)


称号: 【大精霊アルトの祝福】 【大精霊ノルンの祝福】


次回更新は3日後予定。

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