公式イベント ㉗2階層での釣り
ボスであるカニを倒して2階層へと行けるとアナウンスがあったが、ジークのLvアップはなかった。やはりLv20からは経験値も多く必要なのだろうな。もう1階層ではLvアップは期待しない方がいいな。
「お疲れさま~ジークのおかげで楽に倒せたぜ。ありがとうな。」
「アドバイスのおかげで白王も活躍できたし、サンキューな!」
「どういたしまして。こっちとしても以前より楽だったしお互い様さ。」
以前の戦闘でもあまりダメージが徹らなかったし、カニは関節狙いの斬撃が効果的なんだろうな。打撃じゃ相性が悪いかな?
「それと確認しないといけないこともできたしな・・・」
「ああ、あれか・・・」
「切り落とした鋏と足、ボス倒したのに消えてないよな?」
そうなのだ。戦闘で轟王と白王が切り落とした鋏と足が、ボスを倒したのに消えずに残ったのだ。まるで洞窟のボスであるオーガが持っている武器のように。とにかく鑑定を・・・
巨大蟹の鋏 食用 品質:4 レア度:☆☆☆☆
巨大蟹の身の詰まった鋏。生では食えないので焼くか茹でるのがおすすめ。
巨大蟹の足 食用 品質:4 レア度:☆☆☆☆
巨大蟹の身の詰まった足。茹でてよし焼いてよしの高級品。生では食えない。
「おお、食べれるみたいだな。」
「カニの身か~しゃぶしゃぶにして食いたいね~」
「俺は焼きだな。炭火で焼いてアツアツを頬張りたいね~」
どっちも捨てがたいね~想像するだけでよだれが・・・ジュルリ・・・足は3つ鋏は1つか、取り分の相談をした結果、俺が足1つと鋏を貰うこととなった。アドバイスのおかげで手に入れた物なので二人が鋏を譲ってくれたのだ。足だけでもかなりの大きさだし食いでがあるね~
他のボスドロップも確認したところ、俺はチケットは手に入らなかったが、疾風はチケットが手に入り鋼史郎と共に喜んでいる。今度ギルドメンバーでパーティーを組み釣りに来たいと言っていた。
さて、やることが終わりいよいよ2階層へと降りてみることにした。と言っても特に変わった所はなく、1階層のように釣り場を探しに探索するだけなんだが・・・
「さて、隠し空間があればいいんだが・・・」
「その前に、フレンはここに出てくる新たな魔物については知ってるか?」
「いや、よく知らないな。」
「俺達も実際に見たり戦ったわけではないが、情報は仕入れてるから教えとくぜ。」
ふむ、ありがたいし聞いておこう。今はパーティーを組んでるし足を引っ張らないためにも情報の共有は必須だろう。
「ありがとう。助かるよ。」
「よし、よく聞いてくれ。まずは浮遊魚の上位の魔物でカッターフィッシュって奴でな、浮遊魚と同じく浮かんでるから間違いないぜ。攻撃方法はヒレすべてが切れ味鋭い刃でな、これらで斬り付けてくるんだ。」
「もう一匹はシースネークの上位で名前はマリンスネーク。こいつがかなり厄介らしくてな~口から水を吐くらしい。しかも、結構な勢いと射程で離れていても届くって話だ。」
前者が鋼史郎、後者が疾風の説明である。それを聞いた俺は考えをまとめて・・・
「ふむ、説明を聞いた限りだとカッターフィッシュはジークが相手をして、マリンスネークは白王が速さで翻弄しつつジークや轟王が攻撃するってことになりそうだな。」
「その方がいいだろうな。」
「異論はないぜ。」
遭遇した時の行動を話し合った後、俺達は探索を開始した。
そして何度かその新たな魔物にも遭遇したのだが、特に苦戦せずに倒せてしまった。カッターフィッシュはジークに微々たるダメージしか与えられずパンチ3発くらいで倒せたし、マリンスネークは白王の素早さに半ばパニックになり水を吐く攻撃も(見た感想としてはホースの先をつまんだら出る水に似ていたな)当たらずに轟王の爪や、ジークの拳によって倒せてしまった。別に苦戦したいわけではないのだが、これでいいのかと思ってしまった。
「緊張してたのに、あっけないもんだな・・・」
「そうだな・・・」
二人もこんなことを言っていたしな。ちなみにドロップはこんな感じ・・・
刃鰭魚の尾鰭 品質:4 レア度:☆☆☆
刃鰭魚の鋭い尾鰭。浮遊魚が何年か生きた故に鰭が鋭くなりもはや別物と化した。
刃鰭魚の背鰭 品質:4 レア度:☆☆☆☆
刃鰭魚の鋭い背鰭。かなり大きく切れ味は初心者の鍛冶師が作った物以上である。
蒼海蛇の皮 品質:4 レア度:☆☆☆
蒼海蛇の鱗付の皮。残っている鱗をうまく使うには技術が必要。
蒼海蛇の薄皮 品質:4 レア度:☆☆☆☆
蒼海蛇の脱皮した直後の皮。薄いが柔らかさと耐久性のバランスが見事。
刃鰭魚がカッターフィッシュ、蒼海蛇がマリンスネークのドロップ品だ。え?見ればわかるって?まぁ、念のためだよ。しかし・・・
「海蛇のドロップでもそうだけど、なんで脱皮した直後の皮が普通に出るんだろう?」
「普通はないだろうが、ゲームだしな!あんまり細かいことは気にすんな!」
まあ、確かにそうなんだけどね。リアルすぎるゲームだから変なところで違和感を感じるんだよね・・・そんなこんなで、魔物は問題ないので思ったよりも探索できている。その後、しばらく経った時に。
「お、あの岩なら壊せるんじゃないか?」
鋼史郎が指差した先には、砂浜の道を岩肌で形作られた曲がり角の壁の一部に岩がハマっていた。
「確かにあれは、破壊できそうだな。」
「よし!白王たちに破壊してもらおう。」
早速ジークたちに指示を出し、岩を攻撃させて見た所・・・ジークの三度目のストレートパンチにより岩は破壊され、隠し空間が開かれた。
「見た所・・・宝箱はないようだな。」
「釣りはできそうかフレン?」
「ちょっと待ってくれ・・・お、魚影がある。ここなら釣れるぞ。」
「はぁ~なるほどな。確かにでっかい魚影が見えるな。」
「あの魚影、釣ってみたいな。」
それから、各自で釣りをすることになり皆釣り道具を出して準備を始めた。俺はヴォルフに作って貰った上級釣竿とまずは中級ルアーで1階層と魚の種類が違わないか確かめることにした。ちなみに、鋼史郎と疾風は釣竿とミミズみたいな釣り餌と持ち手のある網を用意していた。俺にリアルの釣り知識はないが、なんか本格的だ。
「その網って手作りか?」
「ギルドメンバーの生産職と一緒に作った合作だ。持ち手は俺と疾風が作って網の部分は裁縫スキル持ちに頼んだ。」
「今までは使う機会がなかったが、ここなら使えるだろうしな。」
そう言って二人は軽く笑っていた。ん~俺もヴォルフにいつか作って貰おうかな?さて、用意もできたし何か変わったのは釣れるかね~
名前 ジーク 種族 ハイゴーレム
LV20 HP 360/360 MP 82/82
筋力 32 体力 32 俊敏 15
器用 14 魔力 5 魔防 6
SP: 0
スキル : 拳打Lv28(+1) : 異常状態耐性Lv22 : 強固Lv28(+1) : 重心強化Lv12(+3)
プレイヤー名 フレン 職業 召喚士
固有スキル: 《召喚術》 《鑑定》 《召喚数+1》
スキル: 指揮者Lv29(+2) : 召喚獣器用上昇Lv27(+2) : 召喚獣俊敏上昇Lv25(+2) : 防御指令Lv22(+1) :採取Lv15 : 採掘Lv22 : 釣りLv19 : 解体人Lv19(+3)
称号: 【大精霊アルトの祝福】 【大精霊ノルンの祝福】
次回は3日後に更新予定です。




