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公式イベント ㉖意外な出会い

遅くなってしまいました・・・申し訳ありません。

手に入れた装備品”野性の加護”と言う名のついた篭手を、どちらが持つかで相談していた鋼史郎と疾風だったが、獣タイプ専用装備であり効果も優秀なこの装備品をめぐり、話が一向に進まなかった。


そんな時、おれはふと気になったことを聞いてみた。「そもそも白王と轟王、どちらにも装備できるのか?」と。


このサラオンでは、装備品はサイズ的にS、M、Lと三種類あり、それぞれのサイズに合わなければ装備できない。特に宝箱などで手に入れた装備品ではそれが重要だったりする。白王のサイズはSかM、轟王はMかLであろう。Mであれば両方装備できるだろうが、篭手の大きさ的にLもあり得そうだ。


この俺の一言で二人は「「あ」」と言った後、装備させてみた結果・・・やはり、篭手のサイズはLであり轟王しか装備できなかった。この結果に疾風は肩を落とした。


余談だが、生産職が作る場合は生産場にてサイズを測りオーダーメイドにすることもできる。生産場では生産スキルを持つことができるドールを助手にする関係上召喚できるのだ。


「時間がかかって済まないな。改めてよろしく頼む。」

「こちらこそな。」


鋼史郎の言葉に答えている間にも疾風は落ち込んでいるのだが、すぐに顔を上げた。


「それでどうするんだ。真っ直ぐボスに向かうか?それとも探索するか?」

「探索しながら行こう。他の用事もあるしな。」

「ん?他にも何かあるのか?」

「ああ、ここには釣りをしに来たんだ。岩で塞がっている隠し空間には、たまに釣れるポイントがあるんだ。」

「「なに!?それは本当か!!」」


俺の言葉に二人は驚愕の表情を浮かべた後、詰め寄るように言葉を口にした。


「あ、ああ、本当だ。前に一度釣ったことがあるぞ?」

「まじか・・・そんな情報があったとは・・・」

「確かにここは海のエリアではあるのだし、可能性があるの見逃してたってことか~」

「二人ともどうかしたのか?」


俺の言葉を聞いて、興奮していた二人は事情を説明し始めた。


「俺達はギルドを作っていてな。ギルド名は【水平船団】っていてな。名前通り水に関係していることは何でもするってギルドでな。」

「と言っても、現状はすることが限られてるからもっぱら釣り関係だけだがな。」

「メンバーは俺達も合わせて五人くらいで、楽しくやってるんだが疾風も言ったが、現状は釣りくらいしかやることがなくてな。」

「おまけに現状釣りは、東の平原でコイとかドジョウしか釣れないから、どうしたもんかと考えていたら・・・」

「俺達がよく利用している宿屋の主人から西の森の先に港町があるって聞いてな。向かうためのLv上げ&資金稼ぎにもなるからダンジョンに来てたんだが・・・」

「まさかそのダンジョンで釣りができるとは思わなくてな・・・フレンの言葉に大げさに食いついちまったんだよ。」


へぇ~そんなギルドもあったのか~


「ちなみに、釣り以外ができるなら何をしてたんだ?」

「俺は自分で作った船で冒険したり、海釣りしたりだな。」

「俺は大きな船を作って冒険だな。海戦なんかもやりたい。」


前者が鋼史郎、後者が疾風のセリフで中々面白そうだな~


「大きな船を家にして生活ってのも面白そうだな。」

「お、わかってくれるか?」

「ちなみにギルドの今の目標は、大きな船を作ってその船をギルドハウスにできるならしたいんだよな。」


へ~ますます面白そうだ。ん?ちょっと待てよ?


「なあ、釣り関係してたってことは釣り道具は・・・」

「もちろん持ってるぞ?」

「同じく。」

「じゃあ、釣り場探して一緒に釣りするか?」

「いいのか?」

「もちろん。」


と言うことで、意外な形で釣り仲間が出来たので一緒に釣りをするため、釣り場探索をすることとなったなったのがだ・・・ここで予想外のことが起こってしまった。探索し続けた結果、1階層には隠し空間は無いようなのだ。あとはボス部屋ぐらいしかなくなってしまいどうするか相談することに・・・


「だったら、2階層に行って探すのはどうだ?」

「いいのか?」

「ああ、俺達は元々Lv上げのために2階層まで行く予定だったし、問題ないがフレンはどうだ?」

「時間的にはぎりぎりだが大丈夫だろう。行こう。」

「決まりだな。」


それからボスに挑戦するため、ボス部屋へと向かう。疾風が掲示板などで書かれていた海岸タイプのマップを覚えていたのが助かった。なお、ダンジョンのマップは同じ構造の物で隠し部屋や宝箱がランダムで配置されると鋼史郎から聞いた。全くないと言うのは初めてらしいが、さっきのモンスターハウスだけでもあればいい方なのだろうな。有用な装備品も手に入ったわけだし。


話をしながら進み、辿り着いたボス部屋にゆっくりと進んで行く。すると、中央に着いたとき目の前の砂浜からカニが現れてボス戦の始まりである。


「ジークが正面で戦い引き付ける!二人はその隙に攻撃をしてくれ!」

「大丈夫か!?こいつは結構速くて物理も強いぞ!」

「問題ない!まかせろ!」


二人に言いたいことを伝えた後、ジークに指示を出す。


「ジーク!防御の構えをしたまま、カニ目掛けて突撃だ!」

『ゴォ!』


ジークはいつもの手の甲を相手に向けた構えを行い、砂地を踏みしめカニに向かって行く。これに対してカニは横歩きで回避して、左の鋏でジークの左腕を挟もうとする。だが・・・


カァァ~ン!!


カニの鋏はジークの体に触れた瞬間弾かれた。これにはカニも驚いたらしく動きが止まった。


「今だジーク!カニの鋏を掴み、動きを抑えろ!」

『ゴォー!』


指示を聞いたジークはすぐに実行し、両腕で鋏の人間で言う手首に当たるところを掴みカニの動きを封じた。


「今だ白王!カニの足に爪で攻撃だ!」

『ワン!』

「轟王はカニを後ろから攻撃するんだ!」

『グマ!』


動きが止まったことで二人が召喚獣に指示を出して、攻撃を加える。この攻撃で最も効果的なのが轟王の爪による攻撃で、かなりのダメージを叩き出してる。一方の白王は・・・


「ダメか!固すぎる!!」

『クゥン・・・』


白王の攻撃はカニの甲羅に弾かれダメージが徹らない。かみつきなども行っているが爪による攻撃よりは弾かれないだけましでしかない。


「どうするか・・・」

「なあ、カニの関節部分を狙ってみたらどうだ?」

「関節?」

「ああ。関節部分は体を動かす関係上、甲羅には覆われてないし爪で引っ掻けばダメージになるんじゃないか?」

「なるほど!やってみよう!」


結論の言えば、このアドバイスはかなりの効果を発揮した。関節を狙えば白王でもダメージが徹るうえ、何度か同じ場所を攻撃したら足が切れたのだ。しかも白王と同じく轟王にもさせてみたら左鋏を根元から切り落としたのだ。どうやら関節には斬撃がかなり有効らしく、足を幾つかそれと鋏を片方失ったカニになす術はなく光の粒子になるのに時間はかからなかった・・・

名前  ジーク   種族  ハイゴーレム


LV20  HP 360/360  MP 82/82


 筋力  32  体力  32  俊敏 15 


 器用  14  魔力  5  魔防  6


SP: 0


スキル : 拳打Lv27 : 異常状態耐性Lv22 : 強固Lv27(+1) : 重心強化Lv9(+2)


プレイヤー名  フレン  職業  召喚士


固有スキル:  《召喚術》  《鑑定》 《召喚数+1》


スキル: 指揮者Lv27(+1) : 召喚獣器用上昇Lv25(+1) : 召喚獣俊敏上昇Lv23(+1) : 防御指令Lv21 :採取Lv15 : 採掘Lv22 : 釣りLv19 : 解体人Lv16(+2)


称号: 【大精霊アルトの祝福】 【大精霊ノルンの祝福】


次回の更新は3日後予定。

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