公式イベント ㉕今日の予定は?
ログアウトした俺は、腹が減ったので残っていた米を使いチャーハンにして食べた。一人暮らしだから一応料理はできるのだ。食べ終わった俺は、サラオンの情報収集を始めた。と言っても、ネタバレにならない程度に掲示板を見るだけだが・・・
その掲示板を見た結果だが、情報スレでは洞窟タイプに出てくるボスの武器が手に入ると知って結構な騒ぎになっていた。しかも、2階層のボスハイオーガは武器が大斧だけではなく大槌や、大剣などが確認されているらしく、それもゲットできるのではと予測されているためダンジョンチケット洞窟の価値が上がっているらしい。
また、別の掲示板では3階層を突破したとの情報が証拠のSS付で書き込まれ、さらにはその方法であるメイズ鉱石や結晶の武具の加工法なども書き込まれて、それらの情報を教えたギルド【不死鳥】を称賛する書き込みもちらほら見かけた。
まぁ、ネタバレになりそうだから詳しくは見ないが・・・情報収集も終わりログインしようかと思ったが、時間が中途半端だし明日は仕事なので、夕食作って食べてゆったりした後風呂に入って、就寝した。おやすみ~zzz
翌日・・・仕事を終へ帰宅し部屋着に着替えた後は、早速ログインして今日の予定を町の中央にある噴水広場のベンチで考えている。
(と言っても、せっかく新しい釣竿を手に入れたのだし釣りをしたい・・・なら、海岸タイプに行けるチケットがあることだしダンジョンに行くか!)
早々に予定を決め、フレンドリストを確認したが残念ながら全員ログインしていないようで一人でダンジョンに向かう。東門で顔なじみの門番さんに挨拶をし、ダンジョンの列に並び順番が来たらチケットを使い海岸タイプへと着いた。ジークを召喚し、いざ探索!
釣り場のある隠し空間を探し回りしばらくたったが・・・発見できずにいた。その間、浮遊魚や海蛇などと戦いドロップ品が結構手に入ったのよかったけど、反面スキルLvはあまり上がらない・・・ジークもかなりLvも上がったし、スキルLvもほとんどが進化してるし20以上になっている。1階層での戦闘ではもう劇的には上がらないんだろうな。
そんなことを考えていると、前方から何やら声が聞こえてきた。同時に戦闘音と言ってもいい音も・・・俺はジークと共に急いで先へと進んだ。すると・・・
「白王!そのまま回避を優先で立ち回れ!攻撃は隙があった時だけだぞ!」
『ワン!』
「轟王は向かってくる敵を集中攻撃だ!他の敵は吹き飛ばしてしまえ!」
『グマ!』
目の前にPC二人とその召喚獣である熊と犬、さらに魔物が浮遊魚6体、海蛇は3体いる。戦っている場所は広い空間であり、どうやらここはモンスターハウスの罠があってそれにあのPC二人が引っかかってしまったらしいな。
モンスターハウスとは、宝箱がある部屋や今回のような広い空間にPCが閉じ込められ、出てくるモンスターすべて倒さないと出られない罠の一種である。罠感知や罠解除などのスキルがないサラオンだが、モンスター関連の罠の類はあるらしく、確認されている物はモンスターハウス以外に罠にかかった瞬間どこかの部屋に飛ばされ大量のモンスターかボスクラスのモンスターと戦う転移系の罠、罠が発動した時いきなりモンスターが現れる突発戦闘系の罠などが確認されている。
まぁ、どれも一定の強さが召喚獣にあればクリアーできる類の罠だ。ダンジョンで罠が一切ないのは面白みに欠けるので、このような罠が用意されたのではないかと掲示板には書かれていた。俺も同意見である。実際、それらの罠をクリアーできれば宝箱が出現していい物が手に入るらしく、むしろ、回避よりも積極的に引っ掛かりに行くPCが多いとのこと。
考察はこれくらいにして、目の前のPCたちを助けるために動くか・・・ちなみに、モンスターハウスは出られない仕掛けはあるが入ることはできたりするのが多い。だから、助太刀はできたりするのだ。見た感じ戦況は互角と言っていいだろう。しかし、それは犬が回避主体で翻弄しているのが大きい。でも永遠と回避できるわけがないのでいつか限界が来る。その前に助太刀しようと言うわけだ。さて行くか・・・
「助太刀するぞ~!」
『ゴォー』
「「ゴ、ゴーレム!?」」
なんか、あの二人息ぴったりだな・・・
「俺の名前はフレンだ!パーティー加入申請を送ってくれ!」
「わ、わかった!?」
するとすぐに、≪鋼史郎からパーティー申請が申し込まれました≫システム音声が響き、すぐに承諾。
「よし、俺は海蛇の相手をしよう!」
「なら、俺達は浮遊魚を片付けるぞ!疾風もいいか!?」
「わかった!」
それからは、特に危なげもなく魔物たちを倒し切れた。最初に戦った時は一撃では倒せなかったが、今は海蛇でも一撃で倒せるからな。
「いや~君の加勢に感謝するよ。疾風の白王もいつまで回避できるか不安だったし・・・」
「ほんとそうだよな。」
「どういたしまして。では改めて自己紹介を・・・俺はフレン、こっちはハイゴーレムのジークだ。」
『ゴォ』
「俺は鋼史郎だ。召喚獣はファイターベアーの轟王。」
『グマ』
「俺の方は疾風って名前だ。相棒はバトルドックの白王。」
『ワン!』
鋼史郎は頭をスキンヘッドにしている筋骨隆々の190㎝以上と見える大男。ファイターベアーの轟王はバトルベアーよりは小さく見える茶色い毛皮の熊。
疾風は身長170㎝くらいの引き締まった体をしているウルフカットの青年。バトルドックの白王は真っ白な毛皮の大型犬より少し小さいぐらいの犬。
自己紹介が終わった時を待っていたわけでもないだろうが、空間の中央に銀色の宝箱が出現した。
「お!やっぱり宝箱が出てきたぞ!早速開けよう!」
「待て待て!その前に助けてくれた礼をどうするか決めた方が・・・」
「それは宝箱の中身をやればいいだろう?」
鋼史郎の言葉に疾風も「確かに・・・」と納得しかけたが・・・
「俺は別に何かを要求はしないぞ?」
「いや、それはさすがに!こちらは助かったんだ。何か形あるもので礼をするべきだろう。」
「そうだぞ?」
「ん~だったらまずは宝箱の中身がどんなものか確認してから決めないか?もしかしたら二人が欲しい物が出るかもしれないしな。」
俺の意見はすぐに二人も反論はなく頷いた。と言うわけで、早速鋼史郎が開けてみることに。開けた瞬間光が辺りを包みおさまった後には・・・
「篭手?」
そこにはかなり大きなサイズの篭手が置かれていた。篭手と言っても肘から手首までで手甲と言うべきかな?とにかく鑑定を・・・
野性の加護 品質:4 耐久値:130/130 レア度:☆☆☆☆
自然界で暴れていた獣の爪や牙で作られた篭手。これを装備できるのは野性を持つ者のみ。
効果: 防御力+14 筋力アップ(小) 俊敏アップ(微)
装備適用値: 筋力15以上 体力17以上 獣タイプ専用
ふむ・・・分類的には篭手なのか。しかしこれは・・・
「獣タイプ専用って・・・獣タイプに装備品があったのは驚きだしうれしいんだが・・・」
「どうする?」
「二人が欲しいならどうぞ?」
「「いやいやいや」」
やっぱり、息ぴったりだな。
「じゃあ、このままパーティー組んで先に進むのはどうだ?途中で何か手に入れば、それを俺が貰うか相談するってことにして。」
「いいのか?それで?」
「もちろん。」
俺の提案に二人はとりあえず納得した。まあ、手に入らなくてもドロップ品なりお金渡すなりできるしな。それから二人は手に入れた装備品をどちらに装備させるか、相談することにした。
名前 ジーク 種族 ハイゴーレム
LV20 HP 360/360 MP 82/82
筋力 32 体力 32 俊敏 15
器用 14 魔力 5 魔防 6
SP: 0
スキル : 拳打Lv27(+1) : 異常状態耐性Lv22 : 強固Lv26 : 重心強化Lv7(+2)
プレイヤー名 フレン 職業 召喚士
固有スキル: 《召喚術》 《鑑定》 《召喚数+1》
スキル: 指揮者Lv26(+1) : 召喚獣器用上昇Lv24(+1) : 召喚獣俊敏上昇Lv22(+2) : 防御指令Lv21 :採取Lv15 : 採掘Lv22 : 釣りLv19 : 解体人Lv14(+2)
称号: 【大精霊アルトの祝福】 【大精霊ノルンの祝福】
次回の更新は3日後予定。




