公式イベント ㉓ボスドロップと釣竿
≪ボス魔物討伐を確認。次の階層に進めます≫
≪召喚獣ジークのLvが上がりました≫
≪召喚獣ジークのスキルLvが上がりました≫
≪召喚士フレンのスキルLvが上がりました≫
ハイオーガを無事に倒し、毎度お馴染みアナウンスがLvアップを知らせた。
「お疲れ様~だいぶ強かったけど、ハイゴーレムほどじゃあなかったわね?」
「フレンのジークのおかげよ。ハイオーガに真正面から立ち向かえたわけだし、いなければ苦戦してたでしょうね。」
「こちらこそ、追撃は助かったよ。」
お互いの労をねぎらい、俺は先ほどの戦闘を顧みる。攻撃力はボスであり両刃斧を持っていたためかなりの物だったが、他は特に変わった所はなく、苦戦せずに倒せた。とはいえその評価は二人がいてこそであり、ソロでは苦戦どころか負けていたかもしれず、やはりこのイベントはフルパーティー必須であることを改めて感じた。
「さて、いろいろ確認したいけどまずは、あの両刃斧を誰のものにするか決めましょう?」
カルタさんの言葉に俺とコハクさんは頷き、ハイオーガが持っていた両刃斧に集まる。改めて見るとかなり立派な武器だよな・・・両刃の間に書かれてい鳥の紋章も豪華だし、その紋章のおかげで両刃が羽を広げているように見えて中々かっこいいよな。何て名前かな?鑑定!
巨鳥の怒り 品質:5 耐久値:60/150 レア度:☆☆☆☆
フリカムイと言う名の巨鳥がおり、怒り狂った姿を模した大斧。巨鳥の怒りはいつ静まるのだろうか?
効果: 攻撃力+32 素早さ-8 体力強化(中) 耐久値アップ(小)
装備適用値: 筋力22以上 器用17以上
おお~これは強力な・・・オーガの持っていた大鬼斧みたいな指示無効確率なんてデメリットもないし、かなりいい武器なんじゃないかなこれは。コハクさんの反応は・・・
「むぅ~」
あれ、なんか不満げ?一体どうしたの?
「どうしたのよコハク?この武器かなり強力じゃない?もちろんコハクが欲しいなら譲るわよ?」
「俺も同意見だぞ?」
「ありがたい申し出だけど、私としてはいまいち微妙だわ・・・」
あれ?そうなのか?
「二人に聞きたいんだけど、この武器は前鬼に似合うと思う?」
「「え?」」
そう聞かれてちょっと想像する・・・この両刃の中心に鳥の紋章が描かれている両刃斧を振るう前鬼。その結果は・・・
「「なんか微妙・・・」」
「でしょう?この武器が片刃なら似合ってたんだけど、両刃にするとなぜか西洋的な雰囲気がして微妙なのよね・・・むしろこの武器はアーマーとか重武装なオークに似合うと思うのよ。」
ああ~確かに。そっちならよく似合いそうだ。
「と言うわけだから、二人のうちどちらかが欲しければ貰っていいわよ。」
「いや、でも、いいの?」
「これが武器のビジュアルがない昔のゲームだったら普通に装備させるんだけど、私は前鬼を和風装備で埋めたいのよ!この小楯ならまだいいけど、その大斧はいらないわ。」
ふむ、コハクさんはビジュアル重視で装備を決めているのか。まあ、大人気狩りゲーでもそういう人はいるし、わからなくはない。
その後カルタさんと相談した結果、この大斧はカルタさんが持つことになった。カルタさんの知り合いでオークを重戦士にしているPCがいて、その人に欲しいか聞いてみることになった。売れればお金は三人で分けることにして。コハクさんは自分はこの武器をいらないと言ったので辞退したいと言っていたが、これを手に入れたのはコハクさんのおかげだと言い聞かせて、納得させた。なお、このことはカルタさんが掲示板に報告するとのこと。
その後、ハイオーガのドロップ品も確認してみた。それがこちら・・・
強大鬼の角 品質:4 レア度:★
ハイオーガの角。この角を手に入れた者は強者を名乗れよう。
強大鬼の髪 品質:5 レア度:☆☆☆☆
ハイオーガの髪の毛。これで作るローブは魔術師の憧れ。
この二つを手に入れた。角は一つに髪は束で三つもある。チケットは手に入らなかったが、十分すぎる戦果である。ちなみに、カルタさんはダンジョンチケットをオーガ戦の時に、コハクさんはハイオーガ戦で手に入れたようで、売るか使うかは考え中とのこと。
とにかく目的は達成したので、遺跡から脱出して町に戻ることとなった。遺跡から出て町に戻る途中でヴォルフからメールが届いていることに気が付いた。ログを確認するとどうやらハイオーガと戦っている時に、ボイスチャットが来ていたようだが俺が出ないので、メールを送ったようだ。メールの中身は・・・
{釣竿が出来たので渡したい。メールを見たら連絡をくれ。}
内容を確認したので、二人に一言断りをいれてからヴォルフにボイスチャットを繋げる。
<フレンか?メールは見てくれたようだな。>
「ああ、見たぞ。でだ、受け取りに行きたいんだが、今は大丈夫か?」
<問題ないぞ。今はタジン武具店にいるから、待ってるぞ。>
「わかった。今から向かう。」
連絡を終え、二人に礼をして町へと進む。町へ着いたらジークたちを<送還>してそのまま二人と別れた。カルタさんは手に入れた巨鳥の怒りの交渉に、コハクさんは町への道中に紅殻蟻の甲殻を手に入れ防具を作りたいと言っていので、俺は鮮血蝙蝠の翼膜をカルタさんはオーガとハイオーガの髪とで、お互いが欲しい素材で交換を行った。カルタさんはボスドロップなのでいくらかお金も払っていた。これからコハクさんは知り合いの生産職のPCに作って貰うとのことだ。
二人と別れた後、俺は早速タジン武具店へと行った。
「ごめんください。」
「お、来たなフレン。」
店に入ると、ヴォルフがカウンターの中に座っていた。
「店番か?」
「ああ、ドル爺さんとタジン師匠は作業中でな。さて、これが頼まれた釣竿だ。おまけにこれだ。」
そう言って、ヴォルフはカウンターに釣竿とルアーをのせた。まずは鑑定!
上級釣竿 品質:4 耐久値:110/110 レア度:☆☆☆☆
魔力を多く含んだ木材で作られた釣竿。魔力の効果でよくしなり、頑丈。
使用するには釣りLv15以上必要
上級ルアー 品質:4 レア度:☆☆☆☆
魔力を多く含んだ木材で作らえたルアー。職人の拘りと趣味の結晶。
使用するには釣りLv15以上必要。
おお~すごい品質とレア度だな。しかも、ルアーは3個もある。
「釣竿は頼んだからいいとして、ルアーまでいいのか?」
「ああ、貰ってくれ。というか、作ってると熱中してしまってな。釣竿を作った過程で出た細かな木材を使ったから問題ないぞ。むしろ、作ったおかげで木工スキルがかなり上がったから礼が言いたいくらいだ。」
「そういうことなら、ありがたく。」
ルアーまであるのだしお金を払おうかと思ったが、なんとなくヴォルフは受け取らないと思い礼を言って受け取った。そんなことをしていると、奥からドル爺さんが出てきた。
「おお、フレンか!ちょうどいい時に来てくれた。ちょっと相談したいことがあるんじゃが・・・」
「?何か問題でもあったか?」
「何、深刻なことではないぞ。以前手に入れた、大鬼斧についてじゃ。実は買い手がまったくいなくてな!どうしたもんかと思ってな・・・」
「ありゃ、それは困ったな。実は今日もう一つ手に入れたんだが・・・」
「ふむ、と言うことは武器持ちのボスは武器を手放せば、その武器が手に入るってことか・・・」
「いい情報じゃが、買い手のない武器は扱いに困るぞい?」
ふむ・・・そうだ!だったら・・・
「なあ、大鬼斧なんだが、改造か手直しすることってできないのか?」
「「改造か手直し?」」
「ああ、あの武器って見た目が完全に石斧だろう?だったら、分解して刃の部分はちゃんと研磨するか作り直して柄の部分もいい物に変えたりすれば、デメリットも消えるんじゃないか?」
「「・・・・・・」」
「どうした?二人とも?」
「いや、正直目から鱗だ・・・」
「確かにのう・・・その発想はなかったわ。いいのう!おもしろい!」
この俺の言葉で、二人はどうやって手直しするかを話し合っていたがタジンさんが出てきて、『面白い話だが、今はやることに集中しやがれ!』っと一喝され、ドル爺さんは作業に戻りヴォルフも店番に集中することになった。なお、発案者なので俺がいろいろ提供して進めることになった。手に入れた大鬼斧も渡し、持っていたメイズ鉱石や結晶。蟻系や蝙蝠系のドロップ品などを提供して、この日はログアウト。
名前 ジーク 種族 ハイゴーレム
LV20(+1) HP 360/360(+10) MP 82/82(+4)
筋力 32(+1) 体力 32(+1) 俊敏 15
器用 14 魔力 5 魔防 6
SP: 0
スキル : 拳打Lv26(+3) : 異常状態耐性Lv22 : 強固Lv26(+2) : 新 重心強化Lv5(+3)
プレイヤー名 フレン 職業 召喚士
固有スキル: 《召喚術》 《鑑定》 《召喚数+1》
スキル: 指揮者Lv25(+3) : 召喚獣器用上昇Lv23(+3) : 召喚獣俊敏上昇Lv20(+6) : 防御指令Lv21(+3) :採取Lv15 : 採掘Lv22 : 釣りLv19 : 解体人Lv12(+4)
称号: 【大精霊アルトの祝福】 【大精霊ノルンの祝福】
次の更新は3日後予定です。




