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公式イベント ⑭2度目の洞窟

「意外と、あっけないのう・・・」

「フレンのジークが強かったおかげだろう。俺達だけでは勝てなかっただろうし。」

「矢が当たってかなり楽になったおかげだよ。」


実際、攻撃を一切受けなかったのは矢が関節に当たって、動きが制限されたのが原因だろうしな。それがなかったら熊だし意外と素早い可能性もあっただろう。二人が居てくれて助かったな。


「矢が通用したのもよかったんだろうな、これが海岸タイプのボスのカニだったら矢が刺さらなかっただろうな。」

「海岸タイプのボスはカニなのか・・・」

「ああ、甲羅に覆われてるから関節以外は刺さらないだろうし、結構素早かったから当てるのも苦労するだろうな。」

「なるほどのう~確かに苦労しそうじゃ、しかしそのカニのドロップ品は気になるわい防具作ればどんな性能じゃあろうか?」


さすが、武器や防具を作る生産職だから一番にドロップ品を気にしてる。


「少ないけど持ってるから後で売るよ、それよりさっきのボスのドロップ品を確認しないか?ひょっとしたらダンジョンチケットあるかもしれないぞ?」

「そうだな、あるとうれしいんだが・・・」

「ここには、何度も来たいしのう~」


そんな会話して、ドロップ品の確認をすることになった。ついでにステータスも確認するか・・・


 戦闘熊の毛皮  品質:4  レア度:☆☆☆☆

 戦闘熊の灰色の毛皮。かなり大きくこれ一枚でマントなどが作れる。


 戦闘熊の爪  品質:4  レア度:☆☆☆☆

 戦闘熊の大きな爪。爪にしては大きくこれで作る刃物類は狩人の憧れ。


毛皮が3個に、爪が2個か・・・チケットはなしと、仕方ないね。ステータスはやっとジークのLvが上がってくれた。SPは器用に加算しておこう。


「こっちはチケットはなかったぞ、二人はどうだ?」

「やったぞ!チケットゲットだ!」

「わしもじゃ!これで次は確実に来れるぞ!」


おお~2つもゲットできたのはでかいな、これでパーティーに伐採スキル持ちが3人いればかなりの木材が手に入るだろうし。


「じゃあ、もうここから出て次は俺のチケット使って洞窟行くか?」

「そうだな、そうしてくれると有難い。ただ満腹度がそろそろまずいぐらいに減ってるし、リアルじゃ昼ぐらいだ。一度町に帰り料理を食べてログアウトして再度集まることにしないか?」

「そのほうがいいじゃろうな。」

「わかったそれで行こう。」


それからの行動は早かった。まずはダンジョンを出て東門に帰りジークたちを<送還リターン>してヴォルフ達と別れた。なんでもタジン武具店に何個か木材を置いて行くそうだ、そのうちのいくつかはお世話になっているタジンさんにおすそ分けするそうだ。余談だが、タジンさんも木材が手に入ると知ってかなり興奮していたらしい。


南の宿屋に行く途中で料理を買い、満腹度を回復させ宿屋に着いた後は女将さんにカロンを払い「すぐに帰ってきますが・・・」と伝えてからログアウト。その後お昼として、うどんを茹でて数分で食べてからログイン戻ってきた時には女将さんはいなかったのでそのまま待ち合わせ場所に向かう。するとすでに二人は待っていた。


「二人とも早いな、ちゃんと食ってきたのか?」

「洞窟タイプに行くのが楽しみでな、買いだめしているカップめんを食べてきた。」

「わしは茶漬けをさらっと流し込んできたわ、はっはっは!」


うどんを茹でて、各種薬味でワサビとかネギとかで食べてきた俺の方が健康的だなオイ。


「・・・健康には気を付けろよ。マジで。」

「善処しよう、では行くか?」


この問いに頷きで答えて、すぐさま東門を出て遺跡へと向かう。並んでいるPCの最後尾に並び順番が来るのを待つ、そして俺たちの番になった時・・・


「じゃあ、使うぞ?」

「頼む。」

「わくわくするのう~」


アイテムボックスに入っているダンジョンチケットを選択し、≪使いますか?≫とシステム音声が聞こえた。その問いに「使います。」と答えると、チケットが目の前に出現し光の粒子となり階段の奥へと消えた。演出としては地味かな?


「これでいいのか?」

「何、行けばわかるさ。」


ヴォルフの疑問に俺はそう答えた。後ろで並んで待っているPCもいることだしさっさと降りることにした。二人もそれに続く、そして降りた先には洞窟と呼べる空間が広がっていた。


「おお~本当にいけるんだな。」

「やはりこれはボスを周回する者が出てくるのう~」

「確かにこれは便利だ。あと、ここで出てくる魔物は蟻系と、蝙蝠系の魔物だ。蟻はジークが倒すが蝙蝠は任せることになると思う。」

「それは、大丈夫だ。むしろ任せてくれ。」

「うむ、翼膜もできれば手に入れたいからのう~」


その会話の後、俺達は召喚獣を召喚して洞窟の先へと進んだ。


それからは森林タイプと同じことになった。道中で採掘ポイントを見つけると、順番に掘るのだ。このサラオンでは採掘などができる場所は、各個人ごとに採ることが可能であり、一人が採りつくしても他のPCも採ることが可能だ。おかげで三人合わせてかなりの数が手に入った。


また道中で現れた魔物は、蟻系はジークが倒し、蝙蝠系は二人のドールが弓で撃ち落とした奴を、ジークが止めを刺して倒している。飛んでいるならともかく、地面に落ちればジークに止めを刺してもらった方が早いのだ。こちらも鉱石や結晶ほどではないが、なかなかの数のドロップ品が手に入った。そうして、素材集めをしまくっていたら、以前戦ったボス部屋にたどり着いた。


「ここも、ボスの出てくる場所か?フレン。」

「ああ、以前戦った場所だ。出てくるボスはオーガで武器に石斧を持ってる。しかも倒れればあたりかまわず暴れるから、倒れても油断ならん。」

「それは厄介じゃのう~しかし、わしらの八雲達には気にする必要はないかもしれんの。」


確かに、弓持ちのドールには脅威にならないかな?


「じゃあ、戦闘はなるべくジークがオーガを抑えるから、その隙に弓で攻撃してもらうってことでいいかな?」

「うむ、熊と一緒じゃな。かまわんぞ。」

「ああ、それで行こう。」


方針を決めて、俺達は部屋へと慎重に進む。すると、正面がいきなり暗くなりその中に二つの赤い光が灯り

暗闇の中から、オーガが姿を現した。なかなかホラー感のある演出である。嫌いじゃあないぞ。


さて2度目のオーガとの戦闘、頑張りますか!

名前  ジーク   種族  ハイゴーレム


LV16  HP 320/320  MP 66/66


筋力  30  体力  31  俊敏 13  


器用  12(+1)  魔力  5  魔防  5


SP: 0


スキル : 拳打Lv8(+3) : 異常状態耐性Lv22(+8) : 強固Lv9(+2) : 重心安定Lv15(+6)


プレイヤー名  フレン  職業  召喚士


固有スキル:  《召喚術》  《鑑定》 《召喚数+1》


スキル: 指揮者Lv9(+3) : 召喚獣器用上昇Lv6(+3) :  戦闘時俊敏上昇Lv29(+2): 防御指令Lv5(+1) :採取Lv15 : 採掘Lv22(+11) : 釣りLv19 : 解体Lv28(+4)


称号: 【大精霊アルトの祝福】 【大精霊ノルンの祝福】


次回の更新は3日後予定。

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