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公式イベント ⑪探索のお誘い

ダンジョンから出た俺は、満腹度回復のため町へと戻っている途中だ。え?なんで買い込んでアイテムボックスに入れないのかって?買い食いはその場で食うからおいしいんだよ?それに今屋台で売っているのは、料理関係はすべてNPCが作った物でPCメイドがないのだ。


これは料理があまり人気のないスキルであり、数少ない料理スキル持ちのPCもギルドに入っているため、ギルドで消費されるのでギルド以外には出回らないのだ。PCが作った方が品質も高く味もいいと聞いていたのだが、出遅れて始めた影響がもろに出た形だな。


第2陣で料理スキルを持ったPCはギルドに所属でもしているのだろう。あるいはまだ出店を出すほどスキルが育っていないのかな?PCの空きスキルが出来たらいっそのこと俺が取るか?料理スキル・・・


そんなことを考えていたら、ボイスチャットの連絡が来た。連絡してきたのはヴォルフか・・・


「もしもし、フレンだが?」

<ヴォルフだ。いきなりでなんだが今暇か?>

「さっきまでダンジョンに潜ってたが、今町に戻って食べ物を買うつもりだ。その後の予定はないぞ?」

<ふむ、ならその後ダンジョンに一緒に行ってくれないか?>

「二人だけでか?」

<もう一人、タジン師匠の所で一緒に修行クエスト受けてる奴と組んでフルパーティーでだ。実はそいつも召喚獣がドールなもんでな・・・戦闘系PCが一人ほしいんだ。だがリアルではまだ午前中だろ?俺のフレンドで今ログインしてるのはフレンだけだったんだ。>


生産職のドールが二人でだけでダンジョンに行くのはきついだろうしな・・・


「確認なんだが、二人は洞窟に行きたいのか?」

<最終的にはそうだが・・・別に今すぐに行こうとは思ってないぞ?俺たち二人ダンジョンには初めて挑むし、まだ召喚獣が進化もしてないからな。まずは挑戦してみて感覚を掴みたい。それにランダムで出る場所が決まるし、早々都合よく洞窟に出るとは思えないからな。>

「行くことは可能だぞ?」

<なに?>


俺は持っているダンジョンチケットについて説明した。


「・・・と言うわけでそのチケットを使えば洞窟に行けるんだよ。」

<・・・そんなアイテムがあったんだな。フレンは使って構わないのか?そのアイテム売ればかなりの額で売れるぞ?>

「構わないぞ、俺も採掘スキルのLv上げしたいし、売ることも俺は召喚獣がゴーレムだから金には困ってないし。」

<ああ、そういえばゴーレムに装備する物はなかったな。武器なんかは持てそうなものだが・・・>

「進化先でそういうのもいるかもな。でどうする?組むのはOKだし、早速使って洞窟行くか?」

<いや、まずは使わずに行ってみたい。他の場所でも有用な物が手に入るかもしれないしな。>

「了解した、待ち合わせはどこにする?」

<そうだな・・・・>


それから、待ち合わせ場所に東門を指定して、俺は町に急いだ。町についてからもまずはジークを<送還リターン>して東門通りの出店で料理を買い食いして、東門にとんぼ返りした。


待ち合わせ場所である東門に着くと、ヴォルフとその隣に白いひげを生やしたおそらくPCだろうが、おじいさんアバターは初めて見たな。とにかく声をかけよう。


「ヴォルフ、今日はよろしくな。」

「来たか、フレン行く前に紹介しよう。隣にいるのが今日一緒に行く生産仲間のPCだ。」

「初めましてだな、ドルンだ。堅苦しい言葉もぬきでドル爺とでも呼んでくれんか。生産は主に武器や防具を作っとる。」

「では遠慮なく、俺はフレンだよろしくな、ドル爺さん。」


俺の呼び方に面喰ったのか、なんか鳩が豆鉄砲当たったような顔になるドル爺さん。どうしたんだ?


「はっはっは!ドル爺さんか!いいぞ、その呼び名気に入ったわい!」

「どうしたんだ?一体・・・」

「ああ~この人は職人気質な生産職ってロールプレイをしたいらしくてな、お前さんの呼び名が気に入ったんだろう。」

「へぇ~」


ほんとにいろんな人がやってんだな、このサラオン・・・


「おいドル爺、いい加減落ち付け、フレンは初対面なんだからいきなりすぎるぞ。」

「はっはっは、すまんすまん!それと、ヴォルフお前もドル爺さんと呼んでくれんか?」

「はいはい、わかったよドル爺さん。」

「なんか、なげやりじゃのう・・・」

「とにかく自己紹介はすんだし、ダンジョンに行くが二人ともいいか?」


俺とドル爺さんはヴォルフの確認に頷いて答え、東門を出てダンジョンへと向かった。


ダンジョンに着いてからは、さすがに人が増え始めて並んでいたので最後尾に並びパーティーを組んで待つこと数分後、俺たちの番になった。ヴォルフとドル爺さんは初挑戦だからか、ノルンさんが簡単な説明をしてそれを聞いている。聞き終わった後に俺たち三人は礼をしてダンジョンへと階段を降りていく。


そして降りた先には、森が広がっていた・・・


「森林タイプか・・・」

「ほほぉ~これはありがたいな!」

「まったくじゃな!木材が採れるかもしれん!」


生産職の二人は興奮を隠せないようだ。そういえば以前、木材は手に入らないって言ってたな確か・・・


「じゃあここは、素材集め優先で進むか?」

「ん?よいのか?わしら二人には願ったり叶ったりじゃが・・・」

「いいぞ、俺も採取で薬草系の素材も取るし、ここならあるだろう。」

「ありがたい申し出だ。では、召喚して行くか。」


三人同時に召喚獣を呼び出す、そうしたらやはりと言うか俺のジークが話題となる。


「ほぉ~これが進化したゴーレムか?」

「わしが想像する、ゴーレムに近いのう。」

「実際、かなりの戦闘力だよ。おかげでかなり楽にはなったし。」


ちなみに二人のドールは、ヴォルフの場合背中に弓と矢筒を装備し、防具としてコートを着ている。弓は短弓っていうのかな?割と小さめだ。一方のドル爺さんのドールだが、弓と矢筒は同じだが防具に胸当てと革靴に腕には手甲(手首までのやつ)を着け、弓はヴォルフのドールのより大きめかな?


「弓にもいろいろあるんだな。」

「今の所、長弓と短弓が確認されているなと言っても、今は短弓しかないのが現状だが・・・」

「そりゃまたなんで?」

「木材が不足しておるからじゃな。弓は木材を一番使うと言っても過言ではない、弓本体だけではなく矢でも使うしのう、しかもそれだけではなく剣や斧、槍の持ち手の部分にも使うし、盾の土台として使う場合もある。そんな用途が多い現状で大きな長弓に使うわけにはいかんのじゃ。」

「短弓としてはドル爺さんのドールが持っているのが、ぎりぎりだな。」


どうやら俺が考えていた以上に、木材不足は深刻らしいな・・・


「それだけに、ここで木材が採れれば少しは弓に使えるから、大量ゲットしたいところだ・・・」

「まったくじゃな・・・」


生産は生産で苦労が多いようだ・・・とにかくそんな話を聞いた以上は協力しないとな。話を終わらせて俺達は素材を求め森を進んで行く。


戦闘をしてないのでステータス表記はなしで。次の更新は18時予定

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