公式イベントとは関係ない話
俺達は残りの素材も取り出し、タジンさんやヴォルフにも売り払った。合計11800カロンだ・・・やっぱり次の召喚獣はアーマーにして装備にお金を使おう。あれ?そう言えば召喚獣が進化すれば固有スキルに<召喚数+1>が追加されるはずだよな・・・後で確かめよ。
「そういえば二人はこれからどうする?」
「召喚士ギルドに行ってみるつもりだ、ジークが進化したから詳しい話を聞きたいからな。」
「僕はリアルで用事があるのでログアウトです。」
「何?進化したのか」
「ああ、種族はハイゴーレムだな、ついでに何かお勧めスキルも聞いてみるつもりだ。」
以前聞いた時のお勧めスキルもかなり有用だったから、何かいい情報あるんじゃないかな?
「そうか、すごく見たいがダンジョンに行くときの楽しみにしておこう。」
「そうしてくれ。」
その会話を最後に俺たちは店を出た、ゼノン君とは途中までは一緒に行動している。ついでに固有スキルの確認もすると・・・
固有スキル: 《召喚術》 《鑑定》 《召喚数+1》
やっぱり召喚できる数が増えている。これでアーマーを召喚できる!・・・でも、イベント終わるまでお預けかな?Lv上げに最適なコボルトがいないし、いきなりダンジョンに連れて行くのはな・・・
「まあ、しかたないかな・・・」
「どうしたんですか?」
「いや、新たに召喚獣が召喚できるが、今はイベントに集中したいし終わってからかなっと思ってな。」
「ああ~確か召喚できるんでしたね、進化したのが嬉しくて忘れてました。」
「ゼノンは、やっぱりスケルトンかな?」
「はい!ですが、今はLv上げは無理でしょうしダンジョンに連れて行くのも厳しいでしょうね・・・」
「だろうな~」
それからゼノン君とは次の召喚獣の話題で盛り上がり、あっという間に召喚士ギルドの前に着いた。
「では、僕はここで失礼しますね。」
「今日はありがとうな、また一緒に行こう。」
「はい!ではまた。」
そのままゼノン君は南の宿屋に行ってログアウトするだろう。さて、こちらの用事も済ませようかね。今の召喚士ギルドはイベント中であるためかPCの姿はなかった。まあ、ずっと来るようなとこではないしな。
「こんにちは~」
『いらっしゃいませ、まあ、フレン様ではないですか!』
「おひさしぶりです、カノンさん。」
召喚士ギルドの中にはカノンさんがお一人で待機していた。
「今日は、ゴーレムが進化したのでハイゴーレムについて聞きに来ました。」
『それは、おめでとうございます。ユミちゃんなら以前の部屋にいますので、どうぞ行ってあげてください。』
「わかりました。」
俺は礼をして、階段を下り以前にお邪魔した部屋を目指した。部屋の前に着いたのでノックをする『空いてますよ~』と声がしたので中に入る。
「失礼します。」
『あ、フレンさん!お久しぶりです!今日はどうされたんですか?』
「俺のゴーレムが進化してね。だから詳しい話を聞きに来たんだ。」
『そうなんですね!わかりました。どうぞ席にお座りください。』
促されたので、俺は部屋にあるいくつかの席の内真ん中の席に座った。・・・それにしても、今日のユミ先生ははっきりと言葉にするな?前は緊張しすぎてたのかな?
『それで、フレンさんのゴーレムはどんな進化をしたんですか?』
「ハイゴーレムになりました。」
『え、ええ~!そ、それはすごいです!大精霊様の言っていた通り異界の住人さんは召喚士として能力は高いのです・・・』
「珍しいのかい?」
『はい、私にゴーレムについて教えてくれたおば・・・こほん、先生によるとハイゴーレムになるのは召喚士の中では一握りだけだって言ってました。』
ふむ、そうなるとかなりの強さを持つってことかな?ああ、でもPCにとっては一回目の進化は固定って話だから当てにならんか・・・
『え~っとでは、フレンさんはハイゴーレムの知識について知りたいということですか?』
「はい」
『わかりました、まず先ほども言いましたがハイゴーレムはゴーレムを選んだ召喚士でもめったにならない強力な召喚獣です。なった人は召喚士の中でも優秀と言えるでしょう。』
「それほどなんですね。」
『ええ、特徴としてはゴーレムの時は左右のバランスが取れていないので、右腕と左腕で攻撃力に差があったのですが、ハイゴーレムは左右のバランスがよくどちらの腕で攻撃しても同じダメージを与えます。これはゴーレムと比べてもかなりの長所です。』
確かに、どちらでも安定したダメージが出せるのはありがたいよな。もしPVPなんてあればゴーレムを相手にした場合、絶対右側ばかり移動するだろうし。
『ハイゴーレムの知識としては基本はこんなところです。』
「質問してもいいですか?ユミ先生。」
『どうぞ。』
「進化して新しいスキルが覚えられるんですが、何かお勧めスキルはありますか?」
『そうですね・・・長所伸ばすなら【強打】とか【力持ち】など攻撃力を上げるもの、短所を補うものとして【重心安定】などがありますが・・・』
「【強打】や【力持ち】はなんとなくわかりますが、【重心安定】とはなんです?」
『それは簡単に言えば倒れにくくするスキルです。フレンさんは戦闘中にゴーレムが倒れたりすることありませんでしたか?』
「ありましたね、なかなか起き上がらずに焦りました・・・」
『ゴーレムは倒れてしまうと大きな隙になりますから、その対策としてのスキルが【重心安定】です。』
「なるほど・・・」
確かに、ダンジョンのボスであるオーガと戦った時も倒れてしまったし、あの時は仲間がいてくれたから何とかなったが、一人だった場合は致命的なことになっていただろう。
「ありがとうございます、参考になりました。」
『お役にたてたならよかったです!』
「そういえば・・・俺が来てからゴーレムについて聞きに来た人はいますか?」
『はい!何人かいらっしゃいましたよ。しかもほとんどが生産職さんでした。』
「生産職が?」
『なんでも、皆さんはドールを召喚獣に選んだそうですが、自分たちが生産スキルばかり取っているせいで戦闘力が低くて素材を採りに行くのに苦労してるんだそうです・・・しかも、ほとんどのドールは弓スキルを持っているのに木があまり手に入らないそうです。』
「知り合いの生産職もそう言ってました。」
『さすがにすべてを買い取りで集めるとお金が掛かりすぎるとも言ってました。そんな時にある生産職さんがゴーレムを選べば南の山道で戦えると言ったようで、皆さん確かめに来たそうです。』
多分、ヴォルフだなその生産職は。
『そしたら何人かの生産職さんが、話を聞いた後ゴーレムもいいかもって言ってくれたんです!嬉しかったです!』
「おお・・・それはよかったですね。」
『ハイ!』
まあ、ほんとに選ぶかはどうかはその時にならないとわからないが、それでも選択肢にあるならもしかしてがあるからな。
「さて、そろそろ俺も失礼しますね」
『はい、今日はありがとうございました!聞きたいことがあればまたいらしてください!』
ユミ先生に頷き部屋を出る、階段を上がり入口へと向かう。
『今日はありがとうございました。またいらしてくださいね。』
カノンさんのそう言って礼をしてきたので、「その時は必ず・・・」と言って召喚士ギルドを出た。
それから俺はジークのステータス画面を出し、空きスキルに【重心安定】のスキルを選んだ。選んだ理由としてはやはり倒れた時の隙がデカすぎるのが大きく、それを補うために選んだ。
さて、もうリアルは結構な時間だし、ログアウトして明日朝早くにやりますか。
名前 ジーク 種族 ハイゴーレム
LV15 HP 310/310 MP 62/62
筋力 30 体力 30 俊敏 13
器用 11 魔力 5 魔防 5
SP: 0
スキル : 拳打Lv1 : 異常状態耐性Lv3 : 強固Lv1 : 新 重心安定Lv1
プレイヤー名 フレン 職業 召喚士
固有スキル: 《召喚術》 《鑑定》 《召喚数+1》
スキル: 指揮者Lv1 : 召喚獣器用上昇Lv1 : 戦闘時俊敏上昇Lv26 : 防御指令Lv1 :採取Lv5 : 採掘Lv11 : 釣りLv11 : 解体Lv15
次の更新は2日後予定。




