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公式イベント ⑤戦闘に助太刀

「マジでいたよ・・・ゴブリン選んだPC・・・」

「類は友を呼ぶってことでしょうか・・・」


ゼノン君まだ友にはなってないから、違うと思うよ。ゴブリンも驚きだが戦っている相手も鬼ぽいな・・・とりあえず鑑定!


<オーガ Lv11>


おお!オーガか!ファンタジー物ではお馴染みだな。見た所ジークよりは一回り小さいが、筋肉は膨張して大きさ以上の迫力がある。腕には原始人が持っていそうな石斧が握られている。


一方の召喚士は何と女性である、しかも服が和風の袴である。召喚獣がゴブリン・・・子鬼だからなんか巫女とか陰陽師を連想するな・・・


そんなことを考えている間にも戦闘は続くが、だんだんとゴブリンが押され始めた。ゴブリンの装備は手斧と小楯なんだが、小楯をあまり使わず手斧を両手持ちしている。そうしないと力負けするのかもしれないが・・・


「さすがにきつかったかしら、前鬼もっと腰を落として踏ん張りなさい!」

『ゲハ!』


召喚士が指示を出し粘っているが、あれでは倒されるのも時間の問題だろう。


「助けるか。」

「そうしましょう。」


ここで見捨てるのは悪いし、それにある意味同類なんだし不遇の召喚獣を選んだ者同士助け合いましょう。


「助太刀するぞ!ジーク、あのオーガに左拳を当てろ!」

「オメガ!僕たちも行くよ!」

『ごぉー!』

『カカぁー!』


ジークやオメガを先頭にして、PCに近ずいていく。そして2匹がPCを通り過ぎた時・・・


「なんなの!え!・・・ゴーレムにスケルトン!!」

「苦戦していたようなので助太刀する。俺はフレンと言う者だ。」

「僕はゼノンです。」

「あ・・・え~と助太刀感謝するわ、ありがとう。私はコハクよ」


彼女の名前を聞いたので、メニュー画面からパーティー申請を送る。


「今、パーティー申請を送ったので承諾してくれ。」

「わかったわ。」


口頭で承諾したので、≪パーティーにPCコハクが加わりました≫システム音声が響いた。そんなことをしている間にジークは左ストレートをオーガに向かって放ち、オーガはそれを石斧を持っていない左腕で防御しようとしている。


ジークの攻撃がオーガの左腕に当たり結果は・・・オーガの防御を吹き飛ばし体勢を崩させた。そこに・・・


「今だオメガ!オーガの足を攻撃だ!」


ゼノン君の指示に素早く反応するオメガ。武器である棘付鉄球メイスをオーガの左足の膝にダッシュの勢いをのせて叩きつけた。ついでとばかりに盾による攻撃・・・シールドバッシュも叩き込んだ。これによりオーガは完全にバランスを崩して仰向けに倒れた。これはチャンスと思ったが・・・


「近づいちゃダメよ!倒れたらあいつはところ構わず暴れるから!!」

「!ジーク、一旦オーガから離れるんだ!」

「オメガも離れて!」


この指示はオメガはすぐに反応したが、ジークは反応が鈍い後退せずに振り返ろうとしているのだ。この行動のせいでオーガの暴れる行動に巻き込まれた。両腕を振り回すわ、足は水泳のバタ足でもするかのように上下に振り音もドカンバカンと凄まじい。


ジークはオーガの足を何度か受けてしまい、そのせいで俯せに倒れてしまった。しかもオーガは暴れるのをやめて立ち上がろうとしている。ちとまずいな・・・


「フレンさん!オメガが引き付けますのでその間に、ジークに立ち上がるように指示を!」

「私の前鬼も手伝うわ!」

「すまない!頼む!」


立ち上がりかけていたオーガにオメガとゴブリンーーおそらく前鬼が名前ーーが攻撃を加え、立ち上がるのを妨害すると同時にヘイトを溜めてジークに向かわないようにしてくれた。この隙に・・・


「ジーク、慌てなくていいゆっくり確実に立ち上がるんだ。」

『ごぉ』


ここで焦って時間を食うわけにはいかないからな、それにジークは素早くなったけど劇的に早くなってるわけじゃあない。慎重に確実にいこう。


ジークはゆっくりと左腕を軸に体を立ち上げた、しかし先ほどのオーガの足を受けてHPが減っている。倒れた衝撃もあるのだろうが、25ぐらい減っているからあのオーガ見た目通り攻撃力がある。


「二人とも!もう大丈夫だぞ!」


二人にもジークが立ち上がったことを教える。オーガの方に視線を向ければ、オーガは立ち上った状態でオメガが正面に立ち攻撃を大楯で受けている。前鬼は背後や側面から攻撃しては引くを繰り返す、ヒット&アウェイをしていた。


「ゼノン、ジークが正面に立つからオメガは攻撃に集中してくれ。」

「大丈夫ですか?」

「HPは減ってはいるが最大量が多いから大丈夫だ。それにオメガはかなり減っているだろう?」


そう、オメガはオーガの攻撃を大楯で受けてるのにかなりHPが減っている。もう少しで半分無くなりそうだ。


「すみませんが、頼みます。攻撃の前にオメガを回復させます。」


そう言うと、ゼノン君は腰についているポーチから回復ポーションを取り出し、オメガに向けて投げた。腰についているポーチはこのイベントが発表された時に何人かの生産職が協力して作った力作であると、協力したヴォルフが言っていた。装備効果はないが回復アイテムを最大5個まで入れることができる。


いちいちメニュー画面を開いてアイテムボックスから出していたんじゃあ非効率だからと作ったようだ。実際このように苦戦している時には、ありがたい物なんだなと今実感しているよ。


「よし、ジーク!オーガに左拳を当てろ、思いっ切り力を込めてな!」

『ごぉー!』


ジークに指示を出しオーガへと向かっていく、オーガも向かってくるジークを警戒して今度は両腕で防御するようだ。そしてオーガを間合いに入れたジークは左腕を背中側へ引き渾身の力を込めて左ストレートを放つ。・・・・ドッコン!!


この攻撃はまたオーガの防御を吹き飛ばし、オーガ自体も吹き飛んで部屋の壁に激突した。しかも頭を打ち付けたようだ。暴れる様子もなくぐったりしてる。


「今度こそチャンスよ!一斉に攻撃しましょう!」

「オメガ!僕たちもやるよ!」

『ゲハ!』

『カカぁ!』


この好機を逃さず、二人はオメガや前鬼に指示しオメガは足を、前鬼は上半身を攻撃している。俺はジークはデカすぎて参加させれば二人が攻撃できなくなるので、もう一度起き上がった時に攻撃できるように集中した。


しばらくしてオーガが立ち上がろうとした。二人はいったん下がりジークの後ろまで来た。するとオーガは怒ったのか、石斧を振り回して迫ってきた。


「ジーク!防御した後に反撃するからそのつもりでいろ!」

『ごぉー!』


俺の指示を聞いてジークは両腕を構え腰を落とし攻撃に備えた。石斧がジークに当たった瞬間・・・ガキィィン!!っと金属音がして、オーガは石斧が弾かれたのに驚いてる。


「今だジーク!オーガの腹に拳を当てろ!」

『ごぉ!』


構えを解きアッパー気味に左拳を繰り出すジーク、その拳は見事にオーガの腹に決まり、またしても壁まで吹っ飛ばした。そして光の粒子となるオーガ、どうやら倒したようだ。

ステータス表記は次回で、次回の更新は3日後予定。

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